Cycling The Earth ~自転車世界一周の旅~

日記

のんびりバルセロナ

2019.05.27 | 20 スペイン

【362日目 14,113km】

 

 

ユーラシア大陸の終盤となる国・スペインに到着。

先を急がず

まずはバルセロナの街を楽しむことにします。

 

 

 

街の中心に位置しており

バルセロナの象徴ともいえるのは

あまりにも有名な「サグラダ・ファミリア」。

 

これまで各国の偉大な建築物を見てきましたが、

その中でも

間近ではじめて見た時の衝撃はトップレベルです。

とにかくデカい、そして美しい。

 

 

 

建築家アントニオ・ガウディ

の設計に基づき、

1882年に着工された

未完成の教会。

完成予定はガウディ没後100年の

2026年になるそう。

 

 

 

実は数年前、当初申請していた

工事作業の期限を超過してるのが発覚し

違法建築となってしまったそう。

カトリック教会がバルセロナ市に

およそ47億円の解決金を払うことで

落ち着いたらしいです。

 

 

 

それでも毎日ものすごい数の

観光客が訪れており

支払いの目途はたっているそう。

なんせ入場料は¥4,000なので

ものすごいお金が動いてます。

僕は外から眺めるだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて向かったのは街の高台にある「グエル公園」。

こちらもサグラダ・ファミリアと同じく

ガウディの作品です。

 

地元の実業家「グエルさん」とガウディが

芸術と自然が溶け込んだ住宅地をつくろうと張り切ったものの、

発想がぶっ飛びすぎてて誰も住もうとせず

市の所有になってしまったというこの公園。

 

 

 

見晴らしは抜群で、

バルセロナの街を見下ろし

向こうには海の見える最高の場所。

ガウディは純粋無垢な感性を持った人

だったんだろうなというのが

感じられる場所です。

 

 

 

この公園の人気スポットが

階段の真ん中に居座るトカゲ。

まあ、ただのトカゲなんですけど

みんな写真撮っていたので

撮ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはガウディのライバルである

建築家ドメネクが設計した「サンパウ病院」。

 

芸術には人を癒す効果があるとし

施設には多くの装飾が施されている様。

現在、病院機能は隣接する新病棟に移され

ここは文化遺産として保護されています。

 

 

 

という具合に

世界遺産に登録されている代表的な場所を訪れてみましたが

イタリア・ローマと同じで入場料が高く、

長い行列に並ばなければならないものばかりなので

簡単に眺めただけで終わってしまいました。

 

 

 

バルセロナの魅力は街の雰囲気そのもの

だったのではないかと思います。

 

もちろんもの凄い数の人がいるのですが

大都市なのになぜかせかせかした感じがなく、

ゆったりとした印象でした。

これがラテンの国なのか。

夕方にふらふら散歩してる時が一番楽しかった気がする。

 

 

 

商業地区を離れて旧市街に行くと

のんびりおしゃべりしたり

友達とお酒を飲んだりと

みんな楽しそう。

古い建物がいっぱいあって

すごく落ち着く雰囲気です。

 

 

 

スリなどの軽犯罪が多いため

「バルセロナに行くときは気を付けろ」

と散々注意を受けており

少し緊張してたのですが、

実際来てみると

なかなか居心地のいい場所。

 

 

 

バルセロナといえば

世界最強の「FCバルセロナ」。

街角には

スタジアム外では唯一の

オフィシャルショップがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧市街のなかに突如現れた

赤ちょうちんと見覚えのあるキャラクター。

お店の名前は、

「MUTENROSHI RAMEN (武天老師ラーメン)」

 

 

 

店内は和風のものや

ドラゴンボールグッズで

溢れていました。

 

 

 

 

 

 

頼んだのは味噌ラーメン。

日本のラーメン屋さんと

同じレベルとまではいきませんが、

かなり寄せてきてます。

これは美味しかった、

ごちそうさまです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナ滞在中にお世話になっていたのは

現地在住のイタリア人“マルコさん”のお宅。

 

 

 

彼に出会ったのは旅の途中、

ウズベキスタンのサマルカンドでのこと。

偶然同じ宿に泊まっており、

「バルセロナに着いたら家においでね」と

お誘いいただき、別れたのはもう8ヵ月前の話。

中央アジアから遠く離れたスペインでの再会です。

 

 

 

大都市の安宿は盗難トラブルが多く

あまり泊まりたくないので

ものすごく助かります。

荷物も散らかし放題

させてもらいました。

人様の部屋を散らかすな。

 

 

 

日本文化が大好きで来日経験もある

マルコさんの本棚には

漫画がびっしり。

日本語読めないけど

持ってるだけで嬉しいそうです。

日本が愛されるのはこちらも嬉しい。

 

 

 

 

居間で寝かせてもらってたのですが

毎朝、東側の窓から差し込む朝日で

目を覚ますのが本当に気持ち良かった。

というか最近テント泊ばかりなので

屋根の下で寝られるだけで幸せ。

旅の疲れが飛んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

マルコさん宅滞在中は

友達と一緒に

地元のスペイン料理を食べに行ったり、

 

 

 

 

 

 

街で一番と評判の

イタリア料理を食べに行ったりと、

とにかく食べてました。

どれも本当に美味しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナで果たすべき重要ミッションは

自転車のメインテナンス。

スペインを走り終えた後に待っている

この旅の次なるステップへと備えます。

 

 

 

タイヤを交換するつもりでお店に行くと

1年近く走ったのに

タイヤにはほとんどダメージがなく、

むしろペダルやチェーン回りの部品を

交換する必要がありました。

餅は餅屋ですな。

 

 

 

その他予備のパーツも併せて購入。

この先向かっていくのは

自転車ショップなどない僻地です。

期待と不安が高まってきている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナに住むマルコさんに

代理で受け取ってもらっていたのは

日本からの大切な贈り物。

 

 

旅を支援してくださっている

ダイアテック株式会社様 から

GIRO社製ヘルメット「Syntax MIPS AF white silver」

をご提供頂きました。

なんと2019年の最新モデル!!

 

 

 

 

 

イタリア入国の際の

木への衝突事故により、以前のものは

内側の緩衝材が破損しちゃいました。

ヘルメットとして機能しないので

一足先に帰国してもらいます。

また帰ったら会いましょう。

 

 

 

改めて新しいヘルメットで安全を確保しつつ

旅を進めてまいります!

 

 

 

 

 

 

 

結局、バルセロナには5日間も

居座り続けてしまいました。

マルコさん本当にありがとうございます。

 

人生で初めてやって来たヨーロッパで

こうして人との縁をつむぐことができており、

改めて旅の素晴らしさを感じているところでございます。

 

 

自転車もリフレッシュしたし

ヘルメットも手に入ったし準備万端。

ユーラシア大陸最後の国・スペインを走り始めます!

 

 

 

情熱の国・スペイン

2019.05.23 | 20 スペイン 18 フランス

【357日目 14,113km】

 

 

強風のサイクリングで疲れ果てた体を癒したら、

再び海岸線を南へと下っていきます。

 

 

 

モンペリエの街を離れると

また海沿いにはいくつもの池がある湿地帯が広がっています。

青空の下、平坦な水辺を走るのがなんとも気持ち良い。

 

 

 

ふと横に目をやると

たくさんのフラミンゴたちが。

穏やかな水面に立つ

ピンクの鳥の群れの姿は

とても優雅。

 

 

 

 

道の脇には牧場がいくつもあり、

カマルグの地域では半野生化している

気品ある白い馬たちが。

世界の中でも最古といわれる

品種だそうです。

 

 

 

 

道を進んでいると

今度は空を舞うフラミンゴたち。

なかなか近づくことはできませんが

日本では野生のものを

見ることができないので

かなり新鮮。

 

 

 

この日はカマルグの自然公園で

吹き荒れた暴風が止んでおり、

のんびり海辺のサイクリングを

楽しめました。

起伏もないし気持ちが良い。

 

 

 

 

 

 

 

途中で休憩に寄ったスーパーで出会った

イタリア人サイクリストの“ロベルトさん”と一緒に

キャンプ場で1泊。

フランスの旅もあと100kmほどで終了です。

 

 

 

カバンの中に1週間ほど入れてた

トマトソースでパスタ。

腐ってるかどうかの瀬戸際だったけど

残念ながらお腹壊しました。

トマトソースは

お早めにお召し上がりください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明くる日も南に向かって漕ぎ出します。

湿地が広がるこのあたりは道も平坦で漕ぎやすい。

 

 

 

幹線道路から外れているので

対向車もほとんどおらず

とても快適に走ることができました。

フランスはほとんど

田舎ばかり走ってます。

 

 

 

 

水辺にいるのはフラミンゴだけでなく

沢山の種類の鳥たちが集まります。

エサが欲しいのか

人間を見ると寄ってくるヤツら。

 

 

 

 

 

ひざを痛めているロベルトさんとは

途中でお別れ。

再び1人になると

黙々と海岸を南に進んでいきました。

 

 

 

 

 

国境まで数十kmというあたり。

平坦な湿地帯も終わり

起伏の多い山が連なる

地域に差し掛かってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

あと1つ山を越えれば国境という所で

この日もキャンプ場にチェックイン。

ディナーはプロヴァンスで出会った

ミツコさんからいただいた

たらこスパゲッティ(生風味)。

 

 

 

(生風味)ってなんだろう?

と思いつつ調理してみると

これがまた美味しい。

茹でたパスタにあえるだけ。

これも立派な日本食です。

 

 

 

 

夏に向かっているヨーロッパ。

なかなか日が沈まないので

9時前ごろまでずっと明るい。

キャンプの時は雰囲気出ないし、

早く暗くなってくれた方が良いのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日は出発と同時に山登りが始まります。

車の通らないひっそりとした道を

時に自転車を押しつつせっせと登る。

 

 

 

海辺から一気に峠の上まで

登ってきました。

国境にまたがるピレネー山脈の

東端にあたるこのあたりは

圧巻の景色です。

ただ山頂だけあって風がすごい。

 

 

 

 

 

 

峠がそのまま国境になっていました。

 

ほとんど人の通らない山道なので

看板も何もないけれど

ここから20ヵ国目となる「スペイン」の旅が始まります!

情熱の国はどんな出会いを与えてくれるのか。

 

 

 

国境を越えると

緩やかな下り坂が数十kmに及んで

続いていました。

天気が崩れそうなので

少し急いで先を目指します。

 

 

 

 

急ぐあまり間違って

高速道路に侵入してしまいました。

料金所をこっそりくぐって出るとき

非常ベルみたいなのが鳴って焦ったけど

誰も追いかけてこないのでセーフ。

もう罰金なんて払いたくない…。

 

 

 

 

 

 

国境から70kmほどの「ジローナ」という街。

 

予定していたキャンプ場が見つからず途方に暮れていると

雨が降ってきたので、

近くの農家さんに相談すると

ビニールハウスにテントを張ってもいいということに。

 

 

 

暖かいし、雨も防げるし、

予想以上に快適なキャンプ場所を

発見です。

でも夏場は暑そう…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜が明けると

うってかわって晴天が広がりました。

 

フランスと隣り合ったスペイン北東部の

このあたりはカタルーニャ地方。

最近よく、独立を巡った論争が話題になっている所です。

 

 

 

山間部から海辺に出ると

また道は平坦になります。

この日は南西に向かい

海沿いをただただひた走りました。

 

 

 

 

 

ジローナのビニールハウスから

100kmほど走った夕方、

ビルが増え交通量も多くなり

都会のにおいが

プンプンしてきます。

 

 

 

 

 

 

 

そして、フランス・モンペリエから走ること4日。

スペイン随一の大都市

「バルセロナ」に到着です!

 

 

ラテンの大国を走り出す前に

この街でしばらくのんびりしまーす。

 

 

 

暴風ふたたび

2019.05.18 | 18 フランス

【350日目 13,696km】

 

 

プロヴァンスの新緑を駆けた抜けたあとは、

再び海岸線へ戻り

西へと向かいます。

 

 

 

ホストのフローレンスさんとミツコさんが

見送りの際に告げてくれた

「今日と明日は、風が強いよ。明日は特に!

このあたりの風はホントに強いんだからね!!」

という言葉。

 

このときは「まあ、何とかなるでしょ」と

さほど気にも留めず

穏やかな景色の中走り始めました。

 

 

 

 

 

 

海のほうへ向かうとほとんど起伏はなく

快調に走って、お昼過ぎには60kmを走って

「アルル」の街へ。

 

 

 

プロヴァンス地方の中でも、

美しい街並みが人気で

多くの観光客が訪れるアルルの街。

昔ながらの街並みが残っています。

 

 

 

 

 

中心部には

大きな円形闘技場がありました。

かつてヨーロッパを広く治めた

ローマ帝国の遺産です。

 

 

 

 

 

かの有名な画家ヴァン・ゴッホが

愛したことでも有名なこのアルル。

名画「夜のテラス」の題材となった

カフェが現在でも残っていました。

こういうとこでフランスだなぁと

実感します。

 

 

 

フランスでは自炊ばかりだったので

記念にこのカフェに入店。

このあたりで有名な

水牛の煮込み料理を頂きました。

そりゃもちろん美味しいけど

値段は¥2,000、…高い。

 

 

 

街を数km離れると

ゴッホ作「アルルの跳ね橋」の

題材になった橋。

偉大な芸術家の感性をくすぐるのが

プロヴァンス地方の風景です。

 

 

 

 

 

 

 

アルルの街を離れると

そのまま南のほうへと下っていきます。

 

 

 

アルルから南に20kmほど下った

「カマルグ」と呼ばれる一帯は、

海水と淡水の混ざった大きな池が

いくつもある湿地帯となっており

自然公園として保護されています。

 

 

 

 

この湿地帯に集まるのは

たくさんの鳥たち。

春のこの時期には

フラミンゴがやって来ていました。

(遠くて見えづらいですが

白い点がフラミンゴです。)

 

 

 

一部区域が鳥たちの

保護観察地域となっており

有料で立ち入り出来るように

なっていました。

湿地の横に建てられた小屋から

スナイパーのように鳥たちを覗きます。

 

 

 

期待に胸を膨らませ

いよいよ覗いてみますが、

1羽たりともいませんでした。

鮮やかなピンクのフラミンゴはどこ?

時間帯が悪かったのか?

 

 

 

 

鳥たちが立ち寄りやすいように

人間の手によって整えられた静かな池。

僕が鳥なら思わず立ち寄りたくなるけど

残念ながら来るタイミングを

間違えたみたいです。

仕方ないけど、やっぱり残念…。

 

 

 

 

 

 

この日は自然公園の近くにあるキャンプ場へ。

設備の整った最新のキャンプ場だったらしく

1泊なんと¥2,000。

 

「もっと安くしてシルブプレ」と交渉するも

値段が変わるわけもなく、

他のキャンプ場を探そうかと悩んでいたところに

とある女性が声を掛けてくれました。

「私たちの借りてる敷地に一緒に泊まりなよ。

人数増えてみんなで割ったら安くなんじゃん」

 

娘さんと2人で写真のバスに乗って

カマルグに遊びに来ていた「マリエルさん」。

かつてのスクールバスをキャンピングカーに

改造してしまったファンキーなフランス人お母さんです。

 

 

 

車内はさすがに広々としていて

もちろんキッチンも付いています。

ベッドもあるし

こんなバスに乗って旅ができたら

本当にどこまでだって行けそう。

 

 

 

 

お言葉に甘えて

晩ご飯までご馳走になることに。

民家だけでなくキャンプ場でも

人のお世話になるとは…。

つくづく人の優しさに感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、テントで夜を明かした翌朝。

深夜未明からやけに強い風が吹いてたのですが

朝になっても吹き止んでいませんでした。

 

ただキャンプ場に2泊するのも嫌なので

覚悟を決めてペダルを漕ぎだします。

 

 

 

広大な湿地帯はどこまでも続いており、

大きな池に挟まれた1本道を

強風の中かろうじて前に進みました。

ただあまりにも強い風に

漕いでも漕いでもほとんど進まず

1時間近く走って3kmがやっと。

 

 

 

 

 

 

この日、あたり一帯に吹き荒れたのは

「ミストラル」と呼ばれる

この地域特有の風。

アルプス山脈からローヌ川流域に強く吹き降ろす風は

時に時速100kmにもおよび

1日中吹き止まないどころか数日続くこともあるそう。

 

 

「このままじゃ今日の予定距離は進めないな」と

思い始めた矢先、

さらに風は勢いを増して

ついにまったく前進できなくなりました。

 

これ以上は進めないと判断してUターンすることに。

今度は背中から吹く風に押されて

ペダルを全く漕いでないのに時速は30kmにも達するほど。

 

しかし、風の向きは一定でなく

時に横からも吹いてくるので走行は実に不安定。

ついには突風に煽られ

「ギャンッ!」と自転車ごとひっくり返されてしまいました。

 

 

 

「もうやだ、自転車なんか漕ぎたくない」

と乗っけてくれるトラックをあてもなく待ち続けることに。

 

しかし、待てど暮らせど自動車1台すら通らないので

とりあえず落ち着きを取り戻すためにも

一度キャンプ場に戻ることに。

 

 

 

あいかわらず吹き続ける強風のなか

お昼過ぎごろなんとかキャンプ場に戻ると、

そこには昨晩一緒に泊まったマリエルさん母娘がまだいました。

 

「ちょうどアンタの話してたことなの、

こんな風のなか自転車漕げるわけないわよ。

風が落ち着くとこまで送ってくわ。」

 

何とか前へ進む方法が見つかったと安堵しつつ

自転車を積んでしばらくバスに揺られました。

 

 

 

 

 

キャンプ場から

20kmほど進んだところで

降ろしてもらい、親子とはお別れ。

風も若干ながら弱まっており

再び西へと進み始めます。

道路横の池にはフラミンゴがのんびり。

 

 

 

湿地帯を抜けだすと主要道路に合流し

遅れを取り戻すかのように

ペダルをグルグルまわして

すっ飛ばして走ります。

休憩もとらず

ただただ前に進みました。

 

 

 

 

 

 

たどり着いたのはモンペリエの街に住む

Warm Showerのホスト

「アンソニーさん&ジェラルディンさん一家」のお宅。

 

事前に「この日に着くからね」と連絡していたので

なんとしても到着しておきたかったんです。

 

 

 

3人の子供がいるアンソニーさん一家は

家族みんなで世界各国を

自転車で旅してきた自転車家族。

今年の夏もヨーロッパを回るそうです。

英語もばっちりの子供たちは

元気で本当に良い子たち。

 

 

 

滞在中はフランスの家庭料理を

たっぷり堪能させてもらいました。

この日のメニューは「ラタトゥイユ」。

一緒に料理させてもらって

各国のご当地レシピ盗みまくってます。

これも旅の醍醐味。

 

 

 

滞在中ずっとお家のごはんを

ご馳走になってましたけど、

冷蔵庫にあるものでぱぱっと

簡単につくる料理が

どれも凄く美味しいんです。

恐るべしフランス料理。

 

 

 

天気が悪かったこともあって

結果的に3日間もお世話になりました。

しかもほぼ外には出ることなく

ずーっと家でまったり。

おかげでプロヴァンス地方からの

疲れもすっかり癒えました。

 

 

 

 

 

 

大陸を渡る自転車旅の楽しさと辛さを知る者同士

たっぷり旅の話を楽しませてもらいました。

 

アンソニーさん一家

素敵な時間をありがとう!

(長女はスペインに修学旅行中)

 

 

 

クロアチアで見舞われた強烈な季節風・ボラにも劣らない

フランスの「ミストラル」。

ここまでの暴風に再び襲われるとは予想もしていませんでした…。

 

 

過酷な自然に翻弄されながら、

出会う人の優しさに癒されながら、

まだまだ旅は続きます。

 

 

 

南仏プロヴァンス

2019.05.14 | 18 フランス

【348日目 13,503km】

 

 

ニースにてオルダさん一家とはお別れ、

またひとり旅が始まります。

 

 

 

ニースでは1日だけ休暇を取りました。

 

海辺の風が気持ち良い街ですが

いかにもリゾート地といった様子で、

ズンズン鳴ってる音楽に身を揺らせ

お酒をグイグイ飲むような人たちの場所なので

貧乏な旅人が寄り付くには場違いだったように感じます。

 

ということで

ニース名物の延々と続く海辺を走りながら出発。

 

 

 

そのまま海岸を進めば

映画祭で有名な「カンヌ」や

南フランスの大都市「マルセイユ」を

訪ねることもできたけど、

リゾート地はお腹いっぱいなので

山へと入り込んでいきます。

 

 

 

海岸部から内陸へ移動する際には

山を越えなければなりませんでした。

傾斜は緩やかですが

登りがどこまでも続いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

70kmほど走ったこの日、

山奥に湖を発見。

久々にキャンプ場ではない

完全なる“野宿”をすることに。

 

 

 

4月下旬のフランスでは

日がとっぷり沈みきるのは

夜の9時頃なので

8時なんてまだまだ明るい。

料理をしながら湖畔の静寂を

1人占めしてやりました。

 

 

 

この日の朝まで

賑やかなニースに滞在してたので、

改めて

静かな自然の尊さを感じつつ

テントの中眠りにつきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと

湖はもやがかかって何とも幽玄な雰囲気。

 

ただ山を越えたことで

海辺に比べて気温が下がってしまったので

少し風邪気味に…。

ゆっくり休める場所もないので覚悟を決めて進んでいきます。

 

 

 

イタリアから国境を越えてすぐ

フランス南東部のこのあたりは

「プロヴァンス」といわれる地域。

広大な土地の遠くに山がそびえる

一帯はワインが有名。

日の光が気持ちよく降り注ぎます。

 

 

 

日が高くなるにつれ

気温も上がって来たけれど

少しづつ体に悪寒が…。

朝の気温の低下が確実に影響してます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということでこの日はわずか40kmほどを走って

「ドラギニャン」という町のキャンプ場に

早めのチェックイン。

 

体調悪いし安宿とろうかなとも思ったけど、

最低でも¥6,000からなのでやっぱりテント泊です。

 

 

 

体を温めるため

パスタのクリーム煮。

イタリアを脱出しても

まだまだパスタ生活は

続いていくんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、体調は改善しないものの

悪化はしていないのでなんとか進みます。

走れば治ると信じる。

 

 

 

この日も雲ひとつない青空が

広がりました。

気だるい体にムチ打って

なんとか前に進んでいきます。

 

 

 

 

 

小さな村が点在している

プロヴァンスの道。

ローマを目指して走った

イタリア・トスカーナを

思い起こさせます。

 

 

 

 

この日もキャンプ場へ。

走っている最中は

アドレナリンが出てるから

なんとか気力を保てるけど

走り終わる頃には疲れが

どっと押し寄せて倒れそうになります。

 

 

 

しんどい時こそ

しっかり食べるようにしてます。

とにかく野菜を鍋に放り込んでしまえば

栄養は摂れる。

しっかり食べたらしっかり寝る!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニースを出発してから4日目。

この日には目的の場所へ到着する予定。

 

 

 

色鮮やかな花が咲き乱れる

プロヴァンス地方。

このあたりイメージ通りの

フランスといった感じです。

優雅な気分でのんびり

ペダルを漕いでいきました。

 

 

 

峠を越えた向こうに見えたのは

家々が身を寄せ合う町「ボニュー」。

プロヴァンスにはこのような

山の上に砦のごとくつくられた

町がいくつも存在しています。

 

 

 

 

上から見下ろすと

土色の瓦とその向こうに広がる緑が

目の前に広がります。

しばらく海ばかり眺めてたから

山の景色がとても新鮮で落ち着く。

 

 

 

 

ボニューの町を下りて

さらに西へ。

田舎にもこのような自転車専用道が

整備されているフランス。

イタリアにも負けない

さすがの自転車先進国です。

 

 

 

 

 

 

そしてプロヴァンス地方の西の端、

「キャブリエール」という小さな村で迎え入れてくれた

Warm Showerのホスト“フローレンスさん”のお宅へ。

フランスで地元の方のお家へお邪魔するのは

これが初めて。

 

 

 

到着するとさっそく玄関先のポーチで

夕食をご馳走に。

「フランス料理じゃなくてごめんね」

と食べさせてくれたのはボロネーゼ。

イタリアが近いこともあって

やはりパスタは日常食みたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

到着の翌日、フローレンスさん宅から

ひょいと出かけたのは

プロヴァンス地方で最も楽しみにしていた場所

「ゴルド」。

 

前日に訪れたボニューと同じように

山上に多くの家々が密集したこの地域特有のつくりで、

これらは“鷹の巣村”などと呼ばれているそう。

 

その鷹の巣村の中でも

最も形が綺麗といわれ、

国内外から多くの観光客を集めているのが

このゴルド。

“フランスで最も美しい村”と形容されることもあるそうです。

 

 

 

離れてみれば美しいのですが、

村の中に入り込んでしまえば

ホテルやお土産ものが並ぶ

ごく普通の村でした。

絶景は遠くから見るもの。

 

 

 

 

村の高台からはプロヴァンスの

緑地が広がっている様が

よく見渡せます。

結構起伏もあって

よくここを漕いできたもんだと

我ながら感心。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなプロヴァンスの片田舎でのめぐり会いについて。

 

フローレンスさんのお家に

到着した日の夕食時の会話。

 

「日本に帰りたくなることないの?」

「帰りたいとは思わないけど、日本食が恋しくなるときはあるよ」

「それならこの近くに日本人住んでるわよ!」

 

 

ということでフローレンスさん夫妻と歩いて向かったのは

フランス人の旦那さん、息子さんと一緒に

現地で暮らして15年にもなるという

京都ご出身の“ミツコさん”のご自宅。

 

久しぶりに飲むカルピスに大興奮し、

さらに翌日の昼ご飯をご馳走になることに決定。

 

 

 

白ごはんに味噌汁、梅干しなどなど

レストランとは違う

家庭ならではの日本食を

ご馳走になりました。

最初みそ汁を口に含んだ時の

感動が忘れられない。

 

 

 

さらにデザートには

「パウンドケーキ

~プロヴァンスの小豆を添えて~」

を頂きました。

母国の味に取って代われるものなんて

ないですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら、お世話になったホストのフローレンスさんご夫妻。

 

離れて住む息子さんたちもみんな

自転車に乗って旅をするのが好きな

サイクリストだそう。

 

 

 

かつてはパリに住んでいたけど、

現在はプロヴァンスで

悠々自適のスローライフを

送ってらっしゃいます。

仲の良い穏やかなご夫婦でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出発の朝、見送りにきてくれた

ミツコさんとミキオくん(息子さん)と一緒に。

 

旅をする日本の方とはよく会いますが

現地で暮らす方とお会いすることはなかなかありません。

 

住んでいるからこそ分かるフランスの事情など

面白いお話を色々聞かせてもらいました。

 

さらに、

伸び放題になっていた髪もさっぱり散髪してもらいました。

(写真じゃわかりにくいけど…。)

 

 

出会いは予想できないから面白い。

この調子でフランス進んでいきます!

 

 

 

サイクリスト家族

2019.05.9 | 17 イタリア 18 フランス 19 モナコ公国

【343日目 13,226km】

 

 

イタリア最後の都市ジェノヴァで

体を休めて、ジェノヴェーゼをたっぷり堪能した後は

いよいよ次なる国フランスへと向かいます。

 

 

 

ここから数日間とにかく海沿いを走っていく行程。

内陸側には山がずらっとそびえているので

海岸沿いの道を走らざるを得ない

という具合です。

 

 

 

割と起伏があって交通量も多いのですが

サイクリングの定番コースらしく

自転車専用道が

かなり整備されていました。

歩行者の方にさえ気を付ければ

かなり快適。

 

 

 

イタリアももうすぐお別れなので

ランチは奮発して「海鮮パスタ」。

一口食べた途端、

口いっぱいに広がるのは

地中海の香り。

イタリアの食と離れるのが寂しいです。

 

 

 

 

 

 

ランチを済ませて

引き続き走り始めた路上で出会ったのは

大きなバッグを携えたサイクリストの集団。

 

これまでに多くのサイクリストと出会ってきましたが、

この時に出会ったのはなんと

ご夫婦2人にお子様連れ(男の子)の4人家族!

 

小っちゃい子のほうにいたっては

コロコロ付きの自転車に乗ることもままならないらしく

お母さんの後ろにちょこんと座っていました。

 

 

 

半年近くかけて

ヨーロッパを周遊しているという

チェコからお越しの

「オルダさん一家」。

前日にアルプスの高嶺から

降りてきたばかりだそうです。

 

 

 

同じくフランス方面へ

向かって走るということで

しばらく一緒に走行することに。

ひとり旅の身なので

誰かと一緒に走るのは

本当に久しぶり。

 

 

 

一人前に自転車を漕ぐ長男くん。

坂道や車の多い道は

お父さんとゴムひもを繋いで

必死についていきます。

6歳で毎日数十km走るのは

信じられない。

 

 

 

休憩がてら浜辺によると

子供たちはパンツ一丁で水遊び。

その日の気温にかかわらず

海があればどこでも入りたがるそう。

子供のエネルギーってホント

尽きることがないですよね。

 

 

 

さらに毎日欠かせないのがアイス休憩。

食べさせないと

子供たち泣きわめくみたいです。

「毎日2人分って馬鹿になんないから」

ってお母さんもぼやいてました。

 

 

 

 

自分一人の世話しながら

旅するだけでも大変なのに、

小さな子供2人連れてなんて

想像もつかないです。

まあ、こんな可愛い笑顔見せられたら

疲れだって吹き飛ぶけど。

 

 

 

 

 

 

夕方にはキャンプ場へ。

大人数のほうが若干割安になるなんてメリットもあるんです。

一家の大きなテントの隣に張らせてもらいました。

 

 

 

オルダさんたちも

食事はパスタ。

ヨーロッパにいる限り

一番安くて手軽なメニューであることは

間違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あくる日も朝から

オルダさんたちと元気よく走り始めます。

 

 

 

ジェノヴァ以西に大きな都市はなく

のんびりとしたほどほどの住宅街が

延々と広がっています。

オルダさん達がいなかったら

退屈してたかもっていうような道。

 

 

 

 

公園で休憩。

写真にはうつってないけど

左側で遊具を巡って

壮絶な兄弟げんかが勃発しており、

後ほど2人ともお母さんに全力で怒られ

大泣きすることになります。

 

 

 

小さな頃に

何か国も渡る壮大な冒険をした子供は

どんな大人になるんだろうか。

この子たちの将来がすごく楽しみ。

なんてこと考えながら

後ろから眺めて走ります。

 

 

 

この日も前日同様キャンプ場へ。

やはりどのサイクリストに聞いても

沿岸部での野宿は難しいらしく

テント泊でもお金を払わざるを得ない

状況です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルダさん一家と出会って3日目。

キャンプ場を出ると

さっそく登り坂を上っていきます。

 

 

 

そして坂を下った先に待っていたのは

イタリア-フランス国境!

18ヵ国目となるフランスに突入です。

 

 

なお、EU圏内の26ヵ国が加盟する

“シェンゲン協定”というものがありまして、

加盟国間はパスポートの査証なしで

自由に行き来できるという取り決めがあります。

 

しかし同時に、

「外国人は加盟国内での連続滞在期間は90日まで」

というルールもあり

僕がスイスやドイツへ足を延ばさず

最短ルートでヨーロッパを抜けようとする理由もここにあるのです。

 

物価が高いのでどのみち長くも居たくはないんですけど…。

 

 

 

フランス最初の街はメントン。

しばらく海沿いの似たような

リゾート地が続いてるので、

国の違いなんてものも

あまり感じられませんが。

 

 

 

 

僕1人でいても

写真パシャパシャ撮られるのに

家族連れとなればそりゃしょっちゅう。

いままで何人の人のスマホに

自分の写真が収まっただろうか、

というくらい撮られてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリア-フランス国境からわずか10kmあまり走ると

何と次なる国にたどり着いてしまいました。

 

 

中世の都市国家として生まれ、

現在も地中海沿いに存在する「モナコ公国」。

国連加盟国としては世界最小の国家です。

(バチカン市国は正式加盟していません。)

 

 

 

ヨーロッパ各国の富豪たちが別荘を持つことでも有名で

海沿いに高層ビルが立ち並んでいました。

いわゆる「タックス・ヘイブン」といわれる国なので

みんなモナコで資産をごそごそしてるみたいです。

 

 

 

中心にあるモンテ・カルロ地区には

綺麗な浜辺やカジノがズラリ。

絵に描いたようなバカンス地です。

 

 

 

 

 

 

モナコといえば

世界的に有名なF1レース

「モナコグランプリ」。

コチラはテレビ放送でも見たことがある

下り坂の急カーブ、

「ローズヘアピン」。

 

 

 

常設されている縁石には

タイヤ痕がしっかりと残っています。

一般車両がこんなに

乗り上げないと思うのでやっぱり

レース中に付いた痕でしょうか。

 

 

 

 

ローズヘアピンを下った海沿いの車道。

この低いトンネルも

レースカーが猛スピードで走るの

観たことあります。

まさか自転車で走ることになるとは。

 

 

 

 

毎年5月に開催される

モナコグランプリ。

今年もシーズンが近づいているので

観客席が着々と準備中でした。

改めてF1中継を観るのが

楽しみ。

 

 

 

 

 

 

 

30分ほどモナコ市街を走ると

またフランスに戻ります。

かなり海岸沿いの起伏が激しいですが

一家はせっせと上る。

僕は後ろからついてってるけど

1人の時とペースほぼ変わりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の夕方、イタリアとの国境から30kmほどにある

海岸リゾートで有名な「ニース」に到着。

 

そして、引き続き海沿いを進むオルダさん一家とも

ここでお別れ。

楽しい3日間をありがとうございました、

これからも気を付けて旅を続けてください。

(お別れ記念に写真撮ればよかった…。)

 

 

 

この「ニース」。

2016年7月に残虐なテロ事件の

現場となってしまった場所です。

今はそれを微塵も思わせない

賑やかで明るい雰囲気。

 

 

 

 

 

 

 

オルダさん一家に続いて

引き続き海岸にそって進む予定でしたが、

リゾート地ばかりが続くので予定変更して

山へ向かうことにしました。

 

その前に疲れたのでニースで休憩します!

 

 

港湾都市ジェノヴァ

2019.05.6 | 17 イタリア

【337日目 13,012km】

 

 

チンクエ・テッレの美しい村を

満喫した後に向かうのは

イタリア最後の都市となる「ジェノヴァ」。

 

 

イタリアの海岸線は比較的平坦でしたが、

ラ・スぺツィアからジェノヴァへは

いくつかの山を越えていかねばなりません。

 

 

 

走り始めて間もない山の中。

川を渡る橋が工事で封鎖されてました。

迂回するには

一つの山を越えなければならないので

無理やりフェンスを開けて通ります。

いいのか?

 

 

 

そして山登りがいよいよ始まります。

ローマ以降ほぼ真っ平らだったので

太ももの筋肉がなまってます。

ちょっと力を入れると

すぐに疲れる。

 

 

 

 

車はほとんど通らないので

せかされることもなく

ゆっくりゆっくり進みました。

この日を境に一気に気温が上がり

汗だくになりながら上へと

向かっていきます。

 

 

 

そして、

山を下ったところにある

キャンプ場で1泊。

キャンプ場はいっぱいあるけど

野宿できそうな場所がないのが

悔しい…。

 

 

 

イタリアのスーパーは

野菜を小分けで売ってくれてるトコが

多いので非常に助かっています。

1人暮らしの旅人にも便利な

ばら売り制度。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日も海沿いをひた走ります。

天気は曇りで非常に走りやすい気温。

 

 

 

しかしその道のりは

常にアップダウン。

海まで下がっては

また峠を上るの繰り返し。

着実に溜まる疲れ。

 

 

 

 

 

 

この日もキャンプ場へ。

ヨーロッパでは

キャンピングカーが普及しているらしく

家族連れの方々が沢山いました。

キャンピングカーの旅も

してみたいな。

 

 

 

飽きないと思ってたパスタですが

ちょっとマンネリ気味…。

他のものつくろうと思うけど、

安くて栄養も摂れるので

結局パスタに落ち着いてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あくる日は

10kあまり走ると都市部に差し掛かりました。

マンションが所狭しと並んでます。

 

 

 

到着したのは

イタリア最後の滞在都市となる「ジェノヴァ」。

 

キリスト教の復活祭「イースター」の日だったので

街も大賑わい。

西洋ではかなり重要な祝日だそうです。

 

 

 

港湾を中心に栄えた都市国家であった「ジェノヴァ」。

 

現在でもイタリア最大の港であるらしく

観光用の客船から商用の貨物船、

個人所有であろうクルーザーまで

港には無数の船が浮かんでいました。

 

 

 

ゲストハウスへ荷物を置いて

港へ観光にくり出すも

突然の曇天。

先ほどまでの青空はどこへやら。

港は晴天だから映えるのに…。

 

 

 

 

ジェノヴァの象徴でもあるのがコチラ。

“Bigo”と呼ばれ

オブジェ兼展望リフトで

多くの人が列を作って並んでいました。

僕は並んでないですけど…。

 

 

 

 

さらに観覧車もあります。

多くの人や貨物が行き来する港が

そのままジェノヴァの

観光資源になっている様子。

周辺にはショッピングセンターや

レストランが多く立ち並んでいました。

 

 

 

港から少し歩いて

旧市街の中心に位置するのは

“フェッラーリ広場”。

噴水の周りに並ぶ銀行や証券所は

歴史的建造物でもあります。

 

 

 

 

アメリカ大陸を発見したコロンブスは

ここジェノヴァで

生まれたとされているそうです。

実は違う場所なんじゃないの

という説もあり、

あくまで「生まれたとされる」場所。

 

 

 

 

 

 

イタリア各地を巡るパスタの旅。

最後を締めくくるのは

ジェノヴァの名産「ジェノヴェーゼ」。

 

日本でもおなじみ、

緑のソースが印象的なソースは

現地では「ペスト」と呼ばれます。

 

 

バジル、松の実、オリーブオイル、ニンニク

などを用いるそのレシピは

“D.O.P”というイタリアの品質管理制度で指定されており

公式の条件を満たさないものは

ペストとは呼ばれないそうです。

もはやジェノバの人々のプライドの結晶。

 

 

 

バジルの爽やかさだけではなく、

松の実とニンニクによって

ガツンとパンチのある味に

仕上がってます。

美味しすぎて

滞在中複数のお店を訪ねました。

 

 

 

レストランによって

パスタのタイプもそれぞれ。

お店によって

ペストの調合も違うので

毎回違った味を楽しめました。

 

 

 

 

 

展望台から見下ろした

ジェノヴァの街。

 

3日間滞在したけど

結局ほとんど晴れることはありませんでした。

 

 

残念だけど、

いつまでも居られないので

次なる場所を目指します。

 

美味しいピザとパスタが

もうじき食べられなくなる…。

 

 

 

絶景・5つの村

2019.05.2 | 17 イタリア

【333日目 12,880km】

 

 

ピサの街で一休みした後は

地中海の海岸線をふたたび北方向に走っていきます。

 

 

この日の目的地は

ピサからわずか70kmほど離れた

「ラ・スぺツィア」という小さな町。

 

 

 

途中マクドナルドでの休憩を挟みつつ

平坦な道を進んでいきます。

トスカーナも海岸沿いの道は

住宅街ばかりで

あまり景色の良い道はありません。

ここ数日、道が退屈…。

 

 

 

出発してからわずか4時間ほどで

目的の「ラ・スぺツィア」に到着。

そして、この町にやって来たのは

近くにある

観光名所を訪れるためなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その観光名所というのが

世界遺産にも登録されている「チンクエ・テッレ」。

 

直訳すると“5つの村”というその名の通り

切り立った海沿いの崖に

5つの村が数kmの間隔で並んでいるというもの。

 

山と海に囲まれているという地理条件によって

現在まで引き継がれた昔ながらの風景を見るため

多くの観光客が訪れます。

 

 

 

多くの人が観光の拠点とする

ラ・スぺツィアの町に到着した翌日、

さっそく電車に乗って

向かってみました。

 

 

 

 

 

まず向かったのは

「レヴァント」という町。

ここからトレッキングをして

チンクエ・テッレ最初の村を

目指します。

 

 

 

 

進んでいく道は細くゴツゴツとした山道。

のんびりハイキングのつもり

だったのですが

意外としっかり登山しちゃいました。

足に疲労が溜まるのは避けたいのに…。

 

 

 

 

旅のお供はゲストハウスで同室だった

「アイヴァンさん」。

アルゼンチンで弁護士をしてる人です。

本人曰く、

首都ブエノス・アイレスには

弁護士がごろごろいるそう。

 

 

 

 

 

 

2時間ほど登った山の上から

見下ろしたチンクエ・テッレ。

あまりに小さすぎて見えませんが

一応これから訪れる5つの村が

すべて視界に収まっています。

 

 

 

山を下りる前に頂上でランチ。

食材が美味しいので

スーパーで買ったものを

サンドイッチにしてしまえば

とりあえず絶品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山を降りてたどり着いたのは

チンクエ・テッレ(5つの村)の

1番西側に位置する「モンテロッソ」。

 

綺麗な光景が広がるかと思いきや

ここはただの町でした。

 

 

 

5つの村の中でも

ここは海水浴目当ての人が集まる

リゾート地という位置づけ。

期待の絶景は次の村までお預けです。

 

 

 

 

 

村から村への移動は電車を使います。

みんな同じような移動をする

観光客ばかりなので

どの便もものすごい乗車率。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わずか5分ほどで着いたのは

2つめの村、「ヴェルナッツァ」。

赤、黄、緑など

色とりどりの建物に

目を奪われつつ

人の集まる海辺のほうを目指します。

 

 

 

町の全容を目にする前に

現地で有名らしい

アイスクリーム屋さんで休憩。

かなり日差しの強い日だったので

冷たいジェラートが美味しかった。

 

 

 

 

海辺へ向かうと、

山を背景に

鮮やかな色が映える村の様子が

しっかりと見えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして高台から見下ろした

「ヴェルナッツァ」の全体像がコチラ。

 

広い海と山の急斜面に挟まれた

陸の孤島状態でありながらも、

色鮮やかな村には人が溢れ活気が感じられました。

 

期待通りの光景に興奮しつつ

次なる村へと向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3つ目の村「コルニリア」は

駅を降りてから300段以上にも及ぶ

階段を登った上に位置しています。

山の上にあるので

5つの村で唯一海辺を持たない

というこの村。

 

 

 

 

登る前から分かってはいたのですが

山の上に位置する村の全景を見るには

空を飛ぶか、ドローンを使うか

しかありません。

 

 

 

 

 

いざ村にたどり着くと

「絶景どこ?どこ?」と、

なってしまいます。

とりあえず村から見下ろせる

ワイン畑を眺めたら、次の村へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづいて4つ目の村

「マナローラ」へ。

駅からつながったトンネルを抜けると

これまでの村にはないほどの

賑やかさが感じられます。

 

 

 

 

もちろんこの村の絶景が拝めるのも

海辺付近。

人の流れに身を任せて歩きつつ

期待に胸が膨らんでいきます。

 

 

 

 

 

海辺の岩場から見上げた村。

カラフルで可愛らしい建物が

立ち並ぶ一方で、

まるで要塞のように堂々たる風格。

 

 

 

 

 

 

 

 

村の美しさが最もよく分かるのは

やはり高台から見渡した時。

チンクエ・テッレの象徴として

よくポストカードにも描かれるこの

「マナローラ」の絶景。

 

海のほうへせり出した岩山の上に

ぎゅっと身を寄せ合うように

住宅が密集していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西から順に村を巡り

最後にたどり着いた5つ目の村は

「リオ・マッジョーレ」。

1つ前のマナローラと同じく

かなりの人で賑わっています。

 

 

 

 

山登りから始まり

電車を使いながらとはいえ

歩き続けたこの日、

夕暮れのこの時間には

さすがに足がクタクタです。

夜8時前でもこの明るさだけど。

 

 

 

 

 

 

チンクエ・テッレ(5つの村)

見納めの絶景がこちら。

 

入り江のようにぐっと山へ切り込んだ海辺から

いっきにせり立つ断崖に

色とりどりの建物がところせましと並びます。

 

建物の色づかいはそれぞれに似ていても

地形によって少しずつ印象の違うそれぞれの村。

 

もっとも迫力があったのは

最後のリオ・マッジョーレかも。

 

 

 

 

 

1日中歩き続けたのでこの日はもうヘトヘト…。

レストランで海鮮パスタを食べて

すぐさまベッドに倒れこみました。

 

翌日にはすぐ

自転車に乗って出発する予定でしたが、

のんびりとゲストハウスで休養を取ることに。

 

イタリアもぼちぼち終盤です。

 

 

 

ピサの斜塔

2019.04.28 | 17 イタリア

【330日目 12,798km】

 

 

 

ローマで一休みした後は

さらに西へと向かって走り出します。

 

 

 

長い旅路の中で“シルクロード走破”という

まず最初のピリオドを無事打てたということに

満足と安心を感じながら

のんびりと進み始めました。

 

 

 

 

ローマも中心部を離れてしまえば

あっという間にのどかな景色。

どこまでも建物が並んでいる

日本の風景のほうが

世界的に珍しいと

最近気づきました。

 

 

 

お昼は安心の味、マクドナルド。

小さい頃から食べてきた

ポテトとハンバーガーは

もはや故郷の味。

 

 

 

 

 

巡礼の道とは違い

海沿いは起伏のない

なだらか道がどこまでも

続いていました。

ローマの喧騒が嘘のような

静けさ。

 

 

 

 

 

 

海辺でテントを張るつもりだったこの日。

 

リゾート用に整えられた海辺には

こっそり野宿できるような場所がなく

なんとなくさまよっているとキャンプ場を発見。

 

お金を払ってテントを張るということがこれまでになく

ちょっともったいないなと違和感を感じながらも、

せっかくなので泊まってみることに。

 

 

 

これが予想以上に快適で

場内ならどこにテントを立ててもいいし

Wi-Fiもとんでるし、シャワーもあるし。

ワイルドさのかけらもないけど、

¥1,000足らずの入場料で買える

居心地の良さはクセになりそう。

 

 

 

沈んでゆく夕陽を眺めながら

グツグツと茹でたパスタ。

安いものだと500gで

¥100以下のものが

手に入ります。

さすが世界一のパスタ大国。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日も緑豊かな農耕地帯を

のんびりと進んでいきます。

記憶に残らないような

同じ風景が延々と続いていました。

 

 

 

厄介なのが整備された田園風景が

ずっと続くばかりで、

なかなか野宿場所が見つからないこと。

行けども行けども

道の両脇に広がるのは大きな畑。

 

 

 

 

ということでこの日も

お世話になったのはキャンプ場。

外国人割引ということで

¥500ちょっとで泊まれました。

野良犬もいないし

前日に引き続いて実に快適。

 

 

 

この日のメニューは

ツナパスタ。

トルコ以来キャンプ離れしてましたが

春の到来とともに野宿中心生活に

戻していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローマを発ってから3日目。

ほとんど変わらない景色の中を

この日も走りました。

 

 

 

そしてこの日も同じくキャンプ場へ。

馬鹿の一つ覚えというやつです、

はじめてキャンプ場を利用してから

連続3日目。

だって快適なんだもの。

 

 

 

 

自炊のいいところは

自分の好みの食材を摂取できる

という点です。

イタリアのパスタって

あまり具だくさんではないので

イタリアはいってからは野菜不足。

 

 

 

トマトペーストと野菜を鍋に放り込んで

パスタと一緒に煮込んでしまえば

失敗のしようがありません。

安くて美味しい

イタリアでのキャンプ生活。

 

 

 

 

人のいない平日のキャンプ場で

出会ったのは、

愛犬と一緒にヨーロッパを旅する

アメリカ人のデイヴィッドさん。

車イスにのりながらも器用に

車を運転をされます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローマを出発してから4日目。

引き続き

青い空と緑の大地。

 

このあたりも

巡礼の道を走ったときと同じ

トスカーナ地方です。

 

 

 

せわしないローマの後に

再びトスカーナを訪れると

イタリアの田舎の良さを

より一層感じることができます。

えんえんと続いていく

牧歌的な風景。

 

 

 

地味に上り坂が続いているので

なかなかスピードが

あがりませんでした。

でもこのあたりは

のんびりペースで進んでいくのが

ぴったりの場所。

 

 

 

この日たどり着いた街は

「ピサ」。

中心を流れる川の両脇に

立ち並ぶ古い建物が印象的な

静かな場所です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

ピサといえば有名なのが「ピサの斜塔」。

 

 

教会の横に建つ鐘楼として建てられ始めたのは

西暦1,100年頃。

不安定な地盤のせいで、

着工後まもなく傾き始めたそうですが

当時の技術では修正できなかったそう。

 

最近また地盤の変化によって、

最上部の中心点を基準に

4cmだけ垂直方向に戻ったらしいですよ。

 

 

 

真っ正面に立ってみると

かなり傾いているのがわかります。

中国にも斜塔はありましたが、

流石にここまでじゃなかった。

現地で見ると本当に

倒れるんじゃないかってくらいです。

 

 

 

もはや名物ともいえるのは、

斜塔を支えるポーズで写真を撮る

観光客の方々。

塔の近くでも遠くでも

いたるところでこのポーズ。

 

 

 

 

国籍・性別・年齢・宗教、

関係なく皆このポーズって

良いですよね。

僕は1人ぼっちで友達もいないので

そのポーズをとる人たちの

写真を撮っていました。

 

 

 

 

 

 

そういえば

ニュートンがここで万有引力の実験をした

っていう逸話がありますが、

本当なんでしょうか。

 

ああいうのって大体

嘘くさい気もするけど…。

 

なんてことを考えながら

キャンプ泊での疲れを癒すべく

ピサの街でのんびり一休みしました。

 

 

 

シルクロード走破!

2019.04.24 | 17 イタリア

【323日目 12,430km】

 

 

フィレンツェからローマを目指し

引き続きイタリアを南下していきます。

 

 

 

巡礼の道を進みはじめて4日目。

緑豊かなトスカーナの風景も

そろそろ見納めです。

 

 

 

この日は自動車道に沿って

進んでいきました。

車を気にしながらだけど、

そこまで交通量もないので

丘の上の未舗装路を走るより

だんぜん快適。

 

 

 

フィレンツェからの道のりで

残念だったのが、不安定な空模様。

終日雨ということはないけれど、

綺麗な青空が澄み渡っていれば

もっと綺麗なトスカーナが拝めたのに。

まあ、これが旅ってもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

およそ60kmを走ったこの日は

「ヴィテルボ」という街に到着。

 

 

 

またも教会に併設してある

宿泊施設に泊まりました。

1人部屋だし、Wi-Fiもあるし

普通のホテルと比べても

遜色ない居心地の良さです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、巡礼の道5日目。

いよいよイタリアの首都・ローマに到着する日です。

 

 

 

ローマが近づくほどに

建物が増え、車の数も増えていきます。

中国から始まったシルクロードの旅を

頭の中で振り返りながら、

少しづつ終着の地への距離を

縮めていきました。

 

 

 

 

 

80kmほどを走ったところで

市街地に突入。

橋を渡った向こうには

“永遠の都”と呼ばれる

ローマの街並みが広がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、午後2時ごろ。

 

ついにイタリアの首都、

そして

ユーラシア大陸を結ぶシルクロードの西の果て、

「ローマ」に到着しました!

 

 

 

 

昨年の5月、

中国・上海を出発した時は

本当にたどり着けるのかと不安ばかりだった

旅の始まり。

 

しかしいざ走り出してしまえば、

かつて交易品が人から人へと渡り

“絹の道”を伝ったように、

その土地に住む人々の優しさに触れながら

少しづつ道のりを紡いでいくことができました。

 

 

ユーラシア大陸横断までもうひと踏ん張り、

世界一周を思うとまだまだ先は長いですが

それを成し遂げるための

自信を得ることができたのではないかと感じます。

 

 

 

 

 

 

ローマでは受け入れてくれるホストを

見つけることができずゲストハウスに滞在。

大都市では宿泊先での盗難トラブルなども話に聞くので

ちょっと不安だし高いけど仕方ない。

 

 

 

到着の晩は

シルクロード走破の慰労として

ステーキをたいらげてやりました。

疲れ切った後には

肉汁が血管の先の先まで染み渡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日は朝からローマ観光へ。

 

まず最初にバスで向かったのは

世界一小さな国として有名な「バチカン市国」。

 

 

 

この白線の内側がバチカン市国。

パスポート査証などはなく

行ったり来たりし放題。

朝一番だというのに

ものすごい人が集まっていました。

 

 

 

 

線の内側、沢山の人が集まっている

サン・ピエトロ広場。

ここからバチカン美術館、

サンピエトロ大聖堂などの

見所へと向かうのですが

 

 

 

 

どの施設も入場するためには

長蛇の列に並ばなければなりません。

先頭がどこなのか最後尾がどこなのか

まったく分からないほどの長い列。

数時間待ちは当たり前だそう。

 

 

 

 

 

 

 

列に並んでいる時間はないので

外観だけ眺めた「サン・ピエトロ大聖堂」。

 

キリストに従えた使徒ペトロの墓でもあるこちらは

キリスト教関連では世界最大級の建築物だそう。

雰囲気だけ味わって早々に退散です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次にバチカン市国から歩いて向かったのは

ローマといえばまず最初に

思いつくであろう場所「トレヴィの泉」。

 

 

「再びローマに戻ってくることができる」

という言い伝えを信じて、

後ろ向きにコインを1枚投げ入れました。

 

後から調べて知ったのですが

2枚投げると、「好きな人と永遠に結ばれる」

3枚投げると、「恋人や伴侶と別れることができる」

らしいです。

 

現地にお越しの際は

必要に応じた枚数をお投げください。

 

 

 

トレヴィの泉でとにかく凄かったのは

泉をとり巻く圧倒的な人の数。

決して広くはないこのあたりに

数え切れないほどの人が

ぎゅうぎゅう詰めで集まっていました。

 

 

 

 

本当はローマ到着直後に

自転車も一緒に記念撮影したかったけど

とてもそんなことができる

余裕はありません。

観光地では当然のことながら

スリの発生率もものすごく高いそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら教会へと向かう階段が有名な

「スペイン広場」。

ローマの休日だけでなく

色々な映画やドラマで見たことある気がする。

 

 

 

近くにスペイン大使館があることで

この名前がつけられたそうです。

ローマの中心に位置しており、

階段に座って一休みしながら

道行く人をぼうっと

眺めるのにピッタリの場所でした。

 

 

 

階段を1番上まで登れば

広がるローマの街並みが見渡せます。

同じ首都でも東京とは違って、

見所が密集しているので

徒歩でも十分観光して回れるローマ。

 

 

 

 

 

 

本当に一瞬で見終わったのは「真実の口」。

 

昔、ゲームセンターに置いてありましたよね。

今でもあるんでしょうか?

見た目はアレと一緒です。

 

手を入れてみたかったけど

これまたものすごい行列だったので断念。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、最後にやって来たのは

ローマの象徴として

あまりにも有名な「コロッセオ」。

 

 

古代ローマ帝国において、

剣闘士たちの戦いが繰り広げられた

もはや人類史を代表する建造物とも

いえるのではないでしょうか。

 

 

 

入場して内部も見れますが

やはり長蛇の列。

外から眺めるだけで

満足してしまいました。

実際の列を見ると

本当にゲンナリするんですよ。

 

 

 

およそ2,000年前に建てられた

超巨大ともいえる円形競技場は

現地でしか味わうことのできない

圧倒的なスケール感。

大きすぎてどこから写真撮ればいいのか

全然わからず、ほとんど撮ってません。

 

 

 

 

結局、行列を避けてばっかりで

ローマを隅から隅まで堪能したとは言い難いですが…。

(むしろ隅っこをちょっとかじっただけ)

 

このことから学んだのは、

ローマなど世界中から観光客があつまる大都市では

旅行会社の企画するパックツアーに参加して

行列をすり抜けながら、歴史背景の解説を聞きつつ

要領良く見て回るのが正解だということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボローニャの“ボロネーゼ”に始まった

ご当地パスタ旅。

ローマの名物は言わずと知れた

パスタの大定番「カルボナーラ」。

 

日本のものと違って生クリームを使用せず、

具はパンツェッタといわれる豚肉の塩漬けのみ。

クリーミーさが無いぶん、

濃厚なチーズの香りと卵のまろやかさが

かなり前面に出てきます。

塩味もしっかり効かせてあり、

カリッカリのパンツェッタとの相性が抜群。

 

クセが強いので好みが分かれそうですが

個人的には大好きな味でした。

 

 

 

ということで1食では飽き足らず

異なるレストランでリピート。

イタリア人は普段

こんなに美味しいものを食べているのか

と嫉妬するほどの美味しさです。

…あぁ、書いてて食べたくなってきた。

 

 

 

レストランでの定番スイーツは

「ティラミス」。

甘さたっぷりで

舌が溶けそうになるほど

美味しかった。

うん、これもまた食べたい。

 

 

 

旅が終わった後で

「世界で1番料理が美味しかった国はどこ?」

で聞かれると「イタリア!」って

迷わず答える気がします。

 

意外性もないし、

答えとしてはまったく面白くないけども。

 

 

 

 

 

 

ローマを観光中、

「ヘーイ、マイフレーンド!」と

路上商人がどこからともなく近づいてきて

腕にアクセサリーやミサンガを無理矢理巻きつけた後に

お金を請求してくるという不器用でピュアな手口が横行してます。

 

「そっちが勝手に巻いといて、払うわけないじゃん」

と無視してやりましたが…。

 

結果、欲しくないアクセサリーを無料でゲット。

でも要らない。

 

 

 

巡礼の道

2019.04.20 | 17 イタリア

【321日目 12,277km】

 

 

フィレンツェで芸術に触れた後は、

いよいよイタリアの首都・ローマを目指して進みます。

 

 

法王の鎮座する場所・ローマ。

そのローマを目指して

はるか昔からヨーロッパ各地の人々が歩いたという

巡礼の道があります。

 

ということで、

フィレンツェ~ローマ間は

悠久の巡礼の道を辿っていくことに。

 

 

 

フィレンツェの街を離れると

なだらかながら起伏の多い

道が延々と続いていました。

主要の国道は別の地域を走っているので

交通量が少ないのがありがたい。

 

 

 

 

緑豊かで牧歌的な風景。

たくさんの丘が目の前に広がる

このあたりは「トスカーナ地方」

と呼ばれるところ。

 

 

 

 

 

残念ながら天気は不安定で

突然の雨に降られてしまいます。

ただ、降ってはやんでを繰り返すのが

イタリアの雨だそうで

しばらく雨宿りをすると

徐々に晴れ間も見えてきました。

 

 

 

巡礼の道は村から村へ

細くうねりながら続いています。

車がせわしなく走っておらず

のんびりと進んでいきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

65kmを走ったこの日は

「モンテリジョーニ」という城壁に囲まれた小さな町に到着。

昔の人はローマに向かう道中、

町の教会で祈りをささげながら

点と点を結ぶように、また次の町を目指したそう。

 

 

 

教会は巡礼者のために

宿泊施設を併設してることがあり、

この日はそこに泊まってみることに。

要は、お寺の宿坊みたいなもの。

四国のお遍路を思い出しながら

ゆっくり休みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巡礼の道2日目。

窓を開けると

鮮やかな緑が目に飛び込んでくる

トスカーナ地方、春の朝。

 

 

 

出発してからわずか10kmほど走ると

次の街「シエナ」が見えてきました。

この町も城壁に囲まれており、

巡礼者たちの宿場町として

栄えたそうです。

 

 

 

 

町の中心には築700年近いという

役場とその隣に建つ鐘楼。

後で調べて知ったのですが

この「シエナ」は

歴史地区として町がまるごと

世界遺産に登録されているそう。

 

 

 

ゆっくり観光すればよかったですが

小雨が降っていたので先を急ぎました。

イタリアは歴史遺産があまりに多く

すべてのんびり見ている時間がない

というのが悔やまれます。

 

 

 

 

巡礼者たちへの道しるべとして

ローマの方向を示す標石が

あらゆる所に置いてあります。

歩いてローマに向かう方とも

ちらほら出会いました。

 

 

 

 

小高い丘の上にも道は伸びているので

未舗装の砂利道が続く区間もあります。

整った道ばかりだったイタリアですが

このあたりは走りごたえがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

75kmを走ったこの日は

10軒ほどの家がある集落の近くで

テントを張らせてもらうことに。

 

朝晩は少し冷え込みますが

日本の3月と同じくらいの気候でしょうか、

アウトドアが快適な季節が近づいてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく巡礼の道3日目は

朝からいい天気。

空模様を気にせず走れるというのが

いかに幸せなことか実感します。

 

 

 

巡礼の道も時に車道と合流して

走りやすくなります。

それでもこのトスカーナ地方、

真っ平らな道はほとんどなく

アップダウンが数十kmにわたり

続いていきました。

 

 

 

途中で「バグニ・サン・フィリポ」

という村により、

名物のテルマエ(天然温泉)に

入ってみることに。

石灰岩が溶け出した様子が

トルコのパムッカレを思い出させます。

 

 

 

景色のいいところは人が多いので

上流のこちらでつかることに。

川に流れだしたお湯に浸かる

というスタイル。

ちょっとぬるめなのが気持ちよく

1時間近く入ってしまいました。

 

 

 

温泉で体がふやけきった後は

再び看板に従って

巡礼の道を進んでいきます。

道は再び、ガタガタの砂利道へ。

 

 

 

 

 

道沿いには時々、

天然水が垂れ流し状態で湧いています。

これがひんやり冷たくて

渇いたのどを潤してくれました。

 

 

 

 

 

こんなに穏やかな景色ですが

上り下りが絶えず続いているので

着実に疲労は溜まっていきます。

時には自転車を押しながらでないと

進めないほどの斜面もありました。

 

 

 

 

 

 

 

52kmを走った3日目は

「プロチェーノ」という丘の上の町に到着。

 

 

 

ここでも巡礼者のための宿泊施設に

泊まります。

ホテルより安いといっても

¥2000近くするので

やっぱりヨーロッパだな、

という値段ですが…。

 

 

 

ドミトリー(相部屋)には

他に誰もいないので貸切状態。

ベッドがすごくかたくて、

未だに引かない事故による首の痛みが

悪化しそうなほどでした…。

(現在、かなり快方に向かってます!)

 

 

 

イタリアに入国した途端に現れたのは

便器の隣に並ぶもう一つの便器。

“ビデ”です。

一般家庭にも置いてありました。

使い方については

ネットで検索してみてください。

 

 

 

 

 

 

夕日が沈むプロチェーノの町。

 

 

シルクロードの西の果て、

ローマまであと2日!

 

 

 

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