Cycling The Earth ~自転車世界一周の旅~

日記

残念、ヴィクトリアの滝

2019.11.9 | ザンビア

【526日目 22,477km】

 

暑さの増してきたザンビアもそろそろ国境間近。

フラフラだけどもうひと踏ん張りして前へ進みます。

 

 

 

ルサカ出発4日目。

キャンプ場の方に40℃あると聞いてから

漕ぐことが怖くなってすらくる。

水を大事に着実に進もう。

 

 

 

村がほとんどなく

立ち止まる用事もないこの日、

お昼には100kmを走り

目的の街「リヴィングストン」に

到着です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国境直前のリヴィングストンは

人気観光地でもあることから

ゲストハウスがたくさん。

地元の人に教えてもらったのは

“Hams Guest House”。

 

 

 

猛暑の中、4日間連続の

サイクリングをしたことで

体はヘロヘロ。

翌日の観光に備えて

早い時間にベッドに倒れこみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてリヴィングストン到着翌日、

中心地からわずか7kmほどのところにタクシーで向かったのは

世界的にも有名な「ヴィクトリアの滝」。

 

いわゆる三大瀑布のひとつにも数えられる大きな滝は

街の名前にもなっている

探検家デヴィッド・リヴィングストンさんによって発見され、

イギリス女王“ヴィクトリア”を名称とするザンビア屈指の

観光地です。

 

 

 

ゲートで¥2,500のチケット代を払い入場すると

さっそく目の前に現れたのがこれ。

 

実は乾季真っ最中のこの地域、

水なんてほとんど流れておらずほとんどただの崖。

大雨を浴びるほどの水しぶきが有名なのですが

そんなものどこへやら…。

 

 

 

本来であれば、写真右側の崖は

圧倒的な量の水が流れ

岩肌なんて見えないそう。

「これはこれで良いじゃん」と

納得しようとしたけど、やっぱヤダ。

ちゃんとした滝が見たいです。

 

 

 

6つの滝が横にズラリとならぶヴィクトリアの滝。

2つの国にまたがっており

南側がジンバブエ、北側がザンビアに位置しています。

ジンバブエ側は乾季でも水が流れているのですが

入国ビザが¥6,000とのことで断念。

(両国を自由に行き来できるフリーパスのようなビザは

空港から飛行機で入国した人のみ入手可能)

 

 

 

両国をつなぐのはヴィクトリアフォールズ橋。

128mの高さがありここから、

バンジージャンプやジップラインの

アクティビティが楽しめるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

滝の周辺をウロチョロしてると

地元のガイドさんにつかまりました。

雨季には水が流れ川となる岩場の上を歩いて散策。

 

 

 

滝の真上部分に到着。

最大落差の108mは

三大瀑布のなかでも最も高いそう。

下を見ると足が震えます。

 

 

 

 

 

さらに歩いて川の上流へ。

割と流れてるようにみえるけど

かなり水量は少ないらしく、

このわずかな水もほとんど

ジンバブエ側に流れてしまいます。

 

 

 

 

この日の気温も40℃だし、

歩いてるだけで汗だくだくだし、

滝を見てももう面白くないし、

川に飛び込んで泳いでやりました。

あぁ、気持ちいい…。

 

 

 

 

 

 

 

ということでタイミングがずれたばかりに

残念な結果に終わったヴィクトリアの滝。

(9~1月は水がない時期です)

 

チャンスがあればいつかもう一度見に来たいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

滝での観光を終え、再びリヴィングストンの街へ。

 

地元の方と話をしたのですが、

やはり近年の水の減り方は異常。

加えて40℃の猛暑が毎日続くことも異常、

とのこと。

 

 

水がないことで発電所のタービンが回らず、

昼間は地域一帯が停電状態。

電気がなければ経済活動にも影響を与えるし、

水がなければ動物の生態系にも大きな影響があるとのこと。

地球全体で加速する異常気象。

 

貧しい国ほど環境問題の代償を早く大きく受け取ってしまう

という事実を直に感じた気がします。

 

 

 

夜はイタリアンレストランでパスタ。

アフリカで美味しいパスタに

出会うことは難しいんですが

これはなかなか美味しかった。

 

 

 

 

 

観光も食事も満喫したら

(滝には満足してないんだけど)

次の国に向かって出発です。

 

 

 

ザンビア南下

2019.11.6 | ザンビア

【524日目 22,367km】

 

グレート・イースト・ロードを走り終えると

早くもザンビアは後半戦に突入。

南西の国境に向け走りだします。

 

 

 

首都ルサカはわずか5kmほど走ると

あっという間に郊外へ。

ちょうど祝日と重なったこともあり

道路は車が少なくスカスカ。

 

 

 

50kmほど走ると

大きな川を渡りました。

ここまで大きな水源は

アフリカでは初めてかもしれない。

見てるだけで気持ちがいいです。

 

 

 

 

カフエという町を越えたところ。

真っすぐ進む大きな道を外れ

西のほうへ走り始めます。

 

 

 

 

 

 

昼はやっぱり

シマと肉。

飲み物も炭酸飲料しか売っていないので

コーラを飲みまくってます。

人生ではじめてコーラにはまったかも。

コーラって美味しいんですね。

 

 

 

午後からは道がガタガタ。

工事中らしくときには

砂の上を押して進んでいきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

130kmを走って「マザブカ」という町に到着。

宿も下調べしていたのですが軒並み¥2,000以上。

安いところはないものかとうろついていたところ

モスクを発見。

 

 

 

「敷地内でテント張ってもいい?」

と尋ねると、

宿舎で寝てもいいということに。

宿直の人もおらず貸し切り状態。

久々の100km以上の走行で

疲れはかなりのものでした。

 

 

 

キリスト教が普及したアフリカ南部諸国ですが

イスラム教徒も一定数いるみたいです。

これまで通ってきたイランやトルコで味わった通り

イスラムの方の旅人に対する優しさは世界共通。

 

「スーパーで好きなもの買って食べなさい」と

お金までいただく始末。

断り切れず買い物に向かいすぐさま食べ切ったので

写真ないけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルサカ出発2日目。

この日はとにかく平坦な道のり。

のどかな景色をとにかく真っすぐ進んでいきました。

 

 

 

そして、120kmを走り「ムゾカ」の村に到着。

走行中は、時に立ち止まり

写真を撮るのが習慣になってるのですが

この日はなぜか写真がありません。

どうしたんだろう?

 

 

 

宿のないこの村では、

民家の裏でテントを張らせてもらうことに。

連日100km以上を走ったからか

体はバテバテの状態。

深い深い眠りに落ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、5時の日の出と同時に目が覚めると

「メェー、メェー」と大きな鳴き声。

肩にヤギをかついだ男性と包丁をにぎった男性が

やってきました。

 

 

 

「もしや!?」と思い

ことの流れを観察していると、

地面に押さえつけられ

絶叫するヤギ。

そしてその喉に突き付けられたのは

冷たく光る銀の包丁。

 

 

 

この続きの写真はもちろんあるのですが

ちょっと自主規制。

カメラ向けてるだけで心臓はバクバクでした。

 

朝から壮絶な最期の瞬間を見せられ

この日も元気にスタートです。

 

準備を整えるのですが

ルサカで休んで走行3日目にしてはやけに体が重たい。

なぜだ?

 

 

 

ザンビア前半の

グレート・イースト・ロードに続いて

あまり見栄えのしない

地味な風景の連続。

ただただ前へと進んでいきます。

 

 

 

 

この日も130kmと連日の長距離走行。

道が平坦な分、テンポよく進めています。

向かうのは「カロモ」という町の

10kmほど先の道の脇にある

キャンプ場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方、疲れ果ててたどり着いたキャンプ場。

 

南アフリカ出身のロブさんご夫婦にあいさつすると

「君、今日自転車を漕いでいたのか!?」と

ものすごく驚いたご様子。

 

聞けばこの日の気温は40℃!

夏が近づくアフリカ南部、

連日の猛暑で現地の人もヘロヘロ状態だそう。

 

この瞬間、ルサカを出発してから

やけに体が疲れていることに合点がいきました。

(走行中の写真が無いのも、

カメラを手に取る気力がなかったってことです)

 

やけに暑いなと思ってましたがまさかの40℃越えとは…。

人に言われなければ暑さに気づかない自分の体に呆れます。

28℃くらいだと思ってました。

 

 

 

日が傾き暑さも和らぐと、

元気が戻ります。

ロブさん家の

野菜と自家製ソーセージをゲット。

どう料理してくれようか…。

 

 

 

野菜スープを作ることに決定。

直火でじっくりコトコト

煮込んでいきます。

焚火での調理は

キャンプの醍醐味なんです。

 

 

 

ナス、トマト、ズッキーニの

夏野菜のだしに加え

牛肉の旨味がしっかりと溶け込んだ

至高のスープが完成しました。

オリーブオイルと塩で味を整えたら

もう最高。

 

 

 

 

 

 

 

しょっちゅうキャンプしてると

「良いキャンプ」と「悪いキャンプ」ってのが

自分の中でできあがってきます。

 

この日はホントに

良いキャンプだったなぁ。

 

 

 

首都ルサカ到着

2019.11.3 | ザンビア

【519日目 21,978km】

 

マラウイからザンビアに入国。

引き続き西に真っすぐ進み、首都ルサカを目指します。

 

 

 

“グレート・イースト・ロード”走行4日目。

さほど景色が綺麗ということもなく

日ごと増す暑さに苦しみながらこの日も走り始めます。

 

 

 

ちょうどこの日から

首都への道のりも

後半に突入といったところでしょうか。

途中に楽しみはあまりないので

ただただ進む。

 

 

 

 

60kmほど進んだ昼頃、

川を渡る大きな橋に差し掛かりました。

ちょうどここが州の境目でも

あるそう。

まだまだ山は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

橋から1kmあたりの「ルアングワ」の村の

宿に早めのチェックイン。

なるべく疲れを残さないよう

余裕をもって1日を終えるようにしています。

 

 

 

電気が使えるのは18時以降、

シャワーは水バケツ。

日本での“当たり前”が

いかにありがたいことが

気づかされる毎日です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレート・イースト・ロード走行5日目。

 

自転車乗りの間では、

アップダウンが続く道のなか

上り坂の標高差のみを合計して実質どれだけ上ったかを表す

“獲得標高”という概念があります。

 

そして国境から首都ルサカまでの約1週間の行程での獲得標高は

実に4,500m。

富士山よりはるかに高いです。

 

 

これまでもっと上りの多い地域はたくさんありましたが

・必要最低限の買い物ができる商店が少ない

・宿についても電気がない

・景色が地味で、峠を上った達成感がない

などの理由で

地味にストレスがたまる過酷な道となっています。

 

 

 

道が綺麗で交通量が少ない

というのがせめてもの救い。

綺麗な自然の中だと

「いつまでも走ってたい」という

気持ちもわきますが、

そんなことすら思わない…。

 

 

 

おのずとカメラを取り出す回数も

減ってしまいます。

毎日毎日同じ景色。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上りに苦戦しながらも80kmを走ったこの日は

「ルフンサ」に到着。

宿はないので、道路わきのガソリンスタンドで

寝かせてもらうことに。

 

 

 

スタッフの休憩室で寝ていいという

話になったのですが、

暑くて暑くて

とてもじゃないけど寝られません。

結局、外にマットを敷いて

眠ることに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレート・イースト・ロード走行6日目。

首都ルサカまで200kmを切り、

ようやく終わりが見えてきました。

 

 

 

子供たちの笑顔には本当に

癒されます。

時々怖がる子がいるのは

相変わらず。

 

 

 

 

 

疲れもあってカメラを取り出すことも

減ってましたが、

ここ数日とにかく食事は

シマと肉ばかり。

昼もシマ、夜もシマ。

シマ、シマ、シマ…。

 

 

 

疲れながらも

気が付けばルサカまで100kmを

切っていました。

首都に着いたら美味しいものも

きっとあるはず…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

80kmを走ったこの日、「チニュニュ」に到着。

キャンプ場に行くとベッド付き部屋があったので

そちらに泊まることに。

テント泊予定だったので得した気分。

 

 

 

明日にはついに首都につけると

ウキウキ胸をはずませながら

眠りに落ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレート・イースト・ロード走行7日目。

上り坂の連続で

力強く踏み込む足にわずかな痛みを感じながらも

ゴールを目指し進み始めます。

 

 

前の二日間ほどで山場は越えたらしく

比較的道は穏やか。

平坦な道ってもうそれだけで

うれしいです。

 

 

 

 

 

現地の人も良く飲んでいる

エナジードリンク「カンフー」。

オロナミンCみたいな味です。

通りから覗いて

冷蔵庫が備わった商店があると

飲み物を求めて駆け込むこの数日。

 

 

 

はじめて料金所を目にしました。

自転車は支払い対象外ですが

いよいよ首都圏にはいってきた

ということなのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ザンビア入国から走り続けること7日目。

ついに首都ルサカ到着です!

こんなに大きな建物が並んでいるのは

ケニア・ナイロビ以来じゃないだろうか。

 

 

 

ゲストハウスを数件尋ねたけれど

どこもドミトリー(相部屋)で¥1,500以上。

完全に欧米人をターゲットにした価格です。

 

そんななか、ネットで調べて見つけたのが

街の静かなエリアに佇む

インド・シーク教の寺院。

 

 

 

宿舎も備わっており、

宗教問わず滞在可能。

爆音で音楽も流れてないし、

飲んで騒ぐ人もいないし、

静かな空間が広がっています。

宗教施設っていいですよね。

 

 

 

個室で扇風機もついて

たったの¥400。

都会の宿選びは難しいのですが

良いところを見つけました。

宗教施設っていいですよね。

 

 

 

 

しかも、夜には

チャパティと豆カレーを

おすそ分けしていただくことに。

数年前に旅したインドを思い出す

懐かしい味。

ダンニャバード。

 

 

 

 

 

 

 

 

アフリカの中では近代的なルサカの街。

やたらとショッピングモールがあります。

 

 

 

内部はものすごくきれいで

ヨーロッパ基準の小売店と

なんら変わりありません。

これまで田舎を走ってきたけれど

まったく違う国にやってきたかのよう。

 

 

 

 

そんなショッピングモールには

たくさんのレストランがあります。

まずはステーキ(¥2000)。

村で放し飼いのヤギの肉とは

わけが違う。

舌がとろける…。

 

 

 

中華レストランでは海老ラーメン。

あっさりのだしが体にすっと染み込む。

旅の始まりを思い出す

懐かしき東洋の味。

あぁ、美味し…。

 

 

 

 

タイ料理屋さんではグリーンカレー。

ココナッツミルクの甘味の向こうには

刺激あふれるチリの辛味。

汗を流しながらも

南国タイの爽快感が味わえます。

もう、最高…。

 

 

 

 

 

とまぁ、首都にやってきて何をしたかというと

食べてしかいないです。

 

「現地に赴いたからには現地のモノを」

なんて言ってられるのは最初だけ。

結局、世の中ステーキが一番美味しいんだから。

 

 

 

27ヵ国目・ザンビア

2019.10.31 | マラウイ ザンビア

【514日目 21,673km】

 

マラウイ最後の町“ムチンジ”での休息を終えると

いよいよ次なる国へと向かいます。

 

 

 

国境まではわずか10km。

最後に一波乱ありましたが

総じてマラウイの人は穏やかでのんびりな人が

多かったように思います。

 

 

 

 

 

 

 

1時間もしない内に国境に到着。

物流ルートにもなっているようで

多くのトラックと人が

列をなしていました。

ここでマラウイとはお別れ。

 

 

 

 

 

 

 

やってきた27ヵ国目は「ザンビア」。

 

海と接しておらず8つの国に囲まれており

1700万人が暮らす内陸の国。

アフリカで最も平和な国ともいわれるらしく

74もの部族が在りながら

内戦が勃発したことがないのだとか。

 

きっと良い人がいっぱいいるに違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

入国のビザ取得時に必要な

50ドル(アメリカ紙幣)の入手を

忘れており、

路上のいわゆる闇両替で換金。

手数料¥1,000もとられました。

 

 

 

 

入国直後、

道路は非常にきれいに整備されており

しかも下り坂。

車の少ない道を

気持ちよく進みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国境からわずか30kmで最初の街「チパタ」到着。

建物も多くマラウイよりも経済力があるというのが

すぐにわかります。

 

 

 

街の真ん中にあるスーパーに

寄ってみました。

置いてあるものはヨーロッパのものと

ほぼ変わりません。

ただ在庫が全部少ないのは

お客さんが少ないということか…。

 

 

 

目を付けておいた宿はすべて

¥2~3,000という高水準。

アフリカも南に行くほど

物価が上がると聞いてましたが

いよいよ実感しています。

 

 

 

 

こちらはキャンプならば

¥600ということで泊まることに。

お客さんは誰もおらず独り占め。

アフリカで現地の人が

キャンプすることはないだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、この日から本格的にザンビア走行が始まります。

目指すは600km西の首都「ルサカ」。

 

 

 

首都ルサカからマラウイ国境へ

東に伸びる幹線道路は

「Great East Road “すごい東の道”」

と呼ばれ、ヨーロッパの援助を受けて

非常に綺麗に整備されています。

数日に渡りこの道を進んでいく。

 

 

 

ザンビアに入ってからは村人たちに

やたら“How Are You?”と

声を掛けられるようになりました。

ただ“I’m Fine”と返しても、

応答ありません。

なんか言ってよ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

90kmを走ったこの日は「カテテ」という町の

外れにある宿に到着。

栄えていたのは国境の街・チパタだけで

西に向かうとマラウイと変わらないほどの

田舎になっていきました。

 

 

 

相部屋だけど部屋には

誰もいない。

¥800なので

マラウイほどじゃないけど

まあ安いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレート・イースト・ロード走行2日目。

しばらくはこの枯れかかった木が

どこまでも続く風景ばかりとなります。

 

 

 

道脇の村ではブタが焼かれていました。

動物をさばいたり焼いたりは

たくさん見てきたけれど

こんな文字通りの“丸焼き”は

はじめてかも。

もちろん食べるためです。

 

 

 

大地にコロンと転がり

おだやかな顔で逝かれたブタさん。

ヤギと牛ばかりだから

たまにはブタが食べたい…。

(この時はもらえませんでした)

 

 

 

 

地味ながらアップダウンが

延々と続きます。

標高は1,000m近いのですが

夏が近づいてるらしく

日中はおそらく30℃越え、

暑い…。

 

 

 

 

 

 

 

 

100kmを走り「ミンガ」という村に着いたこの日。

宿がないので村の外れにある小さな集落に

テントを張らせてもらうことに。

 

 

 

この子供たちはすべて姉弟といとこ達。

おばあちゃんを中心とした

親戚による集落だそう。

なのでみんな仲良し。

 

 

 

 

 

右の水色のシャツが

集落のボス・“おばあちゃん”。

「何やら知らない外国人がいる」と、

近くから黄色い制服の学生たちが

集まってきました。

 

 

 

 

ガスや電気は通っておらず、

料理は火を起こしておこないます。

トウモロコシの粉を水と混ぜて

茹でるのはマラウイと同じ

伝統料理の“シマ”。

現地の主食です。

 

 

 

英語が伝わらないながら

疲れていることを察してくれて

ご馳走してくれました。

お礼に子供たちにビスケットをあげると

みんな大喜び。

 

 

 

 

日没は18時30分ごろ。

真っ暗な集落の真ん中に火を焚いて

みんなでおしゃべり。

20時ごろにはそれぞれ寝床に向かい

集落の1日は終わります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレート・イースト・ロード走行3日目。

乾季ということで雨の心配は全くありません。

その分、気温が日に日に高くなっている。

 

 

 

景色が変わらないここ数日。

どこまでも広がる山の途中に

小さな集落が時々あらわれる。

そして、「How are you?」

と何度も尋ねられる。

「I’m fine」は無視される。

 

 

 

 

 

 

 

 

90kmを走ると「カチョロラ」の村に到着。

変な名前。

 

 

村に唯一の宿は改修中で

水と電気がありません。

「それでもいいよ」と伝えると

割引価格の¥550にしてくれました。

屋根とベッドさえあれば

それはもう宿なんだから。

 

 

 

長い長いグレート・イースト・ロード。

まだ終わりは見えません。

 

 

 

 

マラウイの田舎を行く

2019.10.27 | マラウイ

【510日目 21,342km】

 

薬が効いてお腹も快方に向かうなか

次なる国への国境を目指します。

 

 

 

ここまで主要の幹線道路を通ってきたけど

最後はちょっと迂回して田舎道を通ってみることに。

どんな出会いが待っているのか…。

 

 

 

すると早速、

コンクリートの道が途切れて

未舗装路に。

走りにくいけど、

ちょっとワクワクします。

 

 

 

 

それでも至るところに

村が点在しており、

決して一人切りにはなりません。

「ムズング、ムズング」言われながら

進んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると道の脇から大勢の子どもたちが出現!

すぐ近くに学校があるらしく、

勢いで突入してみることに。

 

 

 

校長先生にあいさつをし

わずか15 分ほどですが

教室をのぞかせてもらいます。

見慣れぬムズングに

皆、大興奮。

お邪魔しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

引き続き、

どこまでも続く1本の田舎道を走ります。

 

 

 

困るのが、

時おり出くわす

「深砂ゾーン」。

海辺のごとくサラサラの砂が

道いっぱいに溜まっているんです。

 

 

 

 

重量50kgにも及ぶ自転車は

深く埋まってしまい

わずか10mすすむのにも

一苦労。

「あ゛ぁ゛ーー!!」と

イライラ叫び押していきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

70km走ったこの日は「カランガ」という

小さな村に到着。

 

 

 

夕暮れ時になっても

子どもたちはいつも元気。

カメラを向けると大興奮で

笑顔を見せてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物流ルートからも外れた田舎道に

宿などあるはずもありません。

 

「どこかテント張らせてもらえますか?」と、

尋ねると

「ウチの家で寝ていきなよ」と

優しく受け入れてくれたのは

学校の先生をしている“カゼンゴさん”一家。

 

 

 

キッチンやトイレ、

寝床はこのようなレンガ造り。

もちろん電気は通

っていません。

 

 

 

 

 

改築中の母屋で

寝させていただくのですが、

蚊がいるのでマラリア対策で

テントを張って寝ます。

 

 

 

 

 

トウモロコシの粉を練った“シマ”と

(タンザニアの呼び名はウガリ)

湖でとれた魚をごちそうになりました。

懐中電灯の灯りで照らしつつ

なんとか食べる…。

 

 

 

 

教師という職業であることから

社会的地位が低くはないであろうカゼンゴさん宅。

それでも、生活の様子はかなり質素なもの。

 

 

食事をしても¥50。

自転車タクシーに乗っても¥50。

宿に泊まってもせいぜい¥400。

 

旅人にとっては嬉しい物価の低さですが、

国民みんながごく僅かなお金をやり取りしながら生きるマラウイ。

改めてこの国の経済的な厳しさを

目の当たりにしたように感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カゼンゴさんにお別れした翌朝

引き続きガタガタの未舗装路を進み始めます。

 

 

 

前日から100km近く移動してますが

手つかずの荒野ではなく

広く耕され

数km毎に村や集落は現れます。

 

 

 

 

 

徐々に道は広くなり

しっかりと踏みしめられた土の道が

着実に走りやすくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ついにアスファルトの舗装路に復帰!

自分で未舗装路を選んでおきながら

この時の喜びは尋常ではありません。

 

 

 

休憩する度に集まる人だかり。

「日本から来たんだよ」って

何回説明しただろうか。

 

 

 

 

 

 

舗装路に復帰してからは

道はなだらか。

コンクリートのありがたみを感じる。

何事も

“あって当たり前”ではないんです。

 

 

 

 

ムズズを出発して5日、

国境の街「ムチンジ」到着。

街の看板を撮ろうとすると

「えっ僕撮るの?いいよ」

って少年が割り込んできました。

いや、違うけど。まぁいいや。

 

 

 

 

 

 

 

 

国境まではわずか10km。

マラウイ出国の前にひと休み。

 

腹痛に悩まされたマラウイの道中ですが、

最後の最後に宿泊先の

“シャロンゲストハウス”でひと悶着。

 

 

到着翌日の午後、

ゆっくり体を休ませつつ

自室でブログを

カタカタ書いていると

中庭の駐車場から

爆音で音楽が流れだしました。

 

 

 

向かってみると

どうやら酔っぱらった客が自分の車で

音楽をかけているよう。

 

 

「ごめんごめん、いまパソコン作業してるから

ちょっと音量小さくしてもらっていいかな?」

 

「何だと?オレは金払って泊まってるんだから

つべこべ言ってくんじゃねぇ」

 

 

あぁ、めんどくさ…。

 

「いや。こっちもお金払ってるから。

ゆっくり休みたいのに、迷惑なんですけど」

 

「うるせぇよ!ボリューム最大まであげるぞ、」

 

 

まったくこちらの言うこと聞く気なし。

 

「わかったよ。もう警察行くから。

顔とナンバープレートだけ撮るからね」

写真パシャパシャ。

 

とはいえ、こんなささいな口論で

警察が動くはずもないので

外出してた宿のオーナーを待つため自室に戻ることに。

 

 

すると向こうが何やらまくし立ててきました。

 

「文句つけてきたうえに、写真まで撮りやがって。

オレのほうから警察に言いつけてやる!」

と車で走り去っていく男。

 

 

「そんなお酒のニオイさせて行っても

相手してもらえないでしょ」と思いつつ、

部屋でブログを書いていると20分後、

警察を従えた彼が戻ってきました。

 

 

 

「日本人の旅行者ってのは君だね。

話を聴かせてもらっていいかな?」

と警察。

ブスッと居座る男を横目に

冷静かつ簡潔に

事の流れを説明しました。

 

 

 

警察の方はものわかりが非常に良く、

わずか2分ほどで事情聴取は終わり。

パスポートチェックすらなく

「君もう部屋に戻ってていいよ」とのこと。

 

男に厳重注意をして警察は去ったみたいです。

 

 

夕方、騒ぎを知った宿のオーナーが戻ってきました。

 

「いやぁ、俺のいない時に大変だったみたいでゴメンね。

マラウイは良い人多いけど、中には変なのもいるから」

 

 

ということで一件落着。

男はこれ以上宿にいづらくなったのか

しれっとチェックアウトしていったそうです。

 

 

旅をしてると面倒ごとに巻き込まれることもありますが

上手に身をこなしつつ

次なる国へ向かいます!

 

 

 

お腹が痛い!

2019.10.23 | マラウイ

【507日目 21,203km】

 

ムズズでひと休みすると再び南へと進みます。

観光資源に乏しいここマラウイ。

ほぼ走るだけになってしまいそう。

 

 

 

ゲストハウスの目の前の道。

この急な坂がこの日の過酷な道のりを示していました。

 

 

実は出発前夜の未明、

ヒドい腹痛によって目が覚めること数回。

「まあ、腹痛なんてよくあること」と

処置せず出発したことが祟り

この後、数日におよび苦しめられることとなります。

 

 

 

街を離れるとすぐに山。

平坦な道はほとんどなく

とにかく山、山、山。

宿のおばちゃんは

「そんなにしんどい道じゃないわよ」

って言ってたのに、嘘つき…。

 

 

 

視界には緑に覆われた山が

どこまでも広がるばかりで

気が滅入ります。

のぼってはくだるを

幾度となく繰り返し、

ゆっくりと進んでいく。

 

 

 

道端で休憩中、

自転車に興味を持った男の子。

ペダルでくるくる遊んでるけど、

そんなかわいい瞳で見つめられると

「やめて」って言えないです。

 

 

 

 

午後からもとにかく山ばかり。

前日は休養を取ったけど

夕べからの腹痛も残っており

時に自転車を押しながら

必死で進みました。

 

 

 

視界に広がるうっそうとした森林。

標高は1,500m以上あるけど

日中はかなり暑い…。

休める場所もなく

ただただ先へと進みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夕方5時、

山間の村「チカンガワ」に到着。

ここまでクタクタになるのは久しぶりかもしれない。

 

 

 

小さな村に宿はなく

地元の人に相談すると

「警察のところでテント張ればいいよ」

とのこと。

防犯面はバッチリです。

 

 

 

 

静かな山奥で過ごす夜。

このままぐっすり眠れると

良かったのですが…

 

 

 

 

 

 

この日も夜中に激しい腹痛に襲われ、まともに寝られず。

 

昼間の走行時に気づいたけれど、

どうやらお腹が減るほど痛みが増すよう。

 

ということで、

食事がとれない睡眠中はものすごい痛みになります。

これはただの食あたりではない…。

ちょっと怖くなってきた、ここアフリカだし…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか朝を迎え

この日も出発。

朝ご飯を食べた直後は元気いっぱいです。

 

 

 

前日に比べて、

緑は減ったものの

起伏の多さは相変わらず。

腹痛のせいもあって

全身に力が入らない。

しんどい…。

 

 

 

ケニア以南のアフリカは

どこも人が住んでいて

一定区間ごとに村があるのですが

マラウイのこのあたりは

とにかく山ばかりで

誰もいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

時折、やってくる腹痛に耐えながら

どこまでも続く山々を越えた

この日は「ジェンダ」に到着。

 

 

 

¥500の安宿にチェックイン。

タンザニアでもそうだったけど

宿のお客さんは

トラックドライバーが

ほとんどみたいです。

 

 

 

 

この日も痛みがやってくるのだろうか

と不安を抱えつつ、

ベッドにつきます。

寝入った直後はいいのですが…

 

 

 

 

 

やっぱり未明に痛みがやってきました。

この後に及んでまだ

「ほっときゃ治る」精神を持ってたのですが

さすがに焦りを覚えました。

夜が明けたら、この旅で初めて病院に行くことを決意!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝起きて準備をするとすぐに出発。

病院があるのは90km先の街「カスング」。

腹痛と同時に体力も奪われていることを感じつつ

心を無にして走りはじめる…。

 

 

 

 

 

 

 

すると出発から1時間ほどの小さな村。

 

水を飲みながら休んでると、

居合わせたお姉ちゃんが

「お腹痛いならそこの診療所行けばいいのに。

カスングなんてまだ遠いわよ」

 

「ここお医者さん、いるの?」と思ったけれど

確かに“クリニック”って書いてあります。

 

 

 

入るなりすぐ奥に通され、

「大変なんです!

お腹減ると激痛が襲う奇病なんです!

死にそうなんです!!」

と猛アピール。

(ここまで言ってないけど…)

 

 

 

「まぁまぁ、落ち着いて」と

穏やかな顔で諭す医者の先生は

問診・検診を開始。

 

 

結果、

“ピロリ菌感染による十二指腸潰瘍(かいよう)”

でした。

 

アフリカではよくある病気で

薬で処置すれば治るとのこと。

原因はおそらく地元の水を飲んだことらしいです。

 

 

 

ついでにマラリアのチェックも

してもらえました。

結果は“陰性”。

気を付けてはいるけど

数回は蚊に刺されてるので

少し気になってました、良かった。

 

 

 

ということで、

なんとか健康状態を保ちつつ続いてた旅でしたが

ついにアフリカで病院デビューしてしまいました。

(診療代¥1,000!)

 

これからはなにかあったら

すぐ病院に行くことにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

処方された薬を飲んで

再び走行開始。

消化器官系の問題なので

すぐに薬が効きます。

健康でいられるって

本当に素晴らしいこと。

 

 

 

そして「カスング」の町に到着。

お腹は治ったけれど

山をいくつも越えてきたので

体はボロボロです…。

 

 

 

 

 

この日は¥400の安宿へ。

数日振りに痛みに苛まれることなく

深い深い眠りに

つくことができました。

 

 

 

 

 

小さなマラウイの走行は残りわずか。

もうこれ以上の問題なく

走り切ることができますように。

 

 

 

山を越えムズズへ

2019.10.20 | マラウイ

【504日目 20,958km】

 

 

湖畔のキャンプ場でのんびりと過ごした後は

西側の内陸部へと進んでいきます。

 

 

 

マラウイの朝は早く、5時に日が昇ると

7時前には子供たちは学校に向かい始めます。

目指すのは「ムズズ」というマラウイ第3の街。

 

 

 

そして出発から10kmほど。

標高1,000m以上に位置する

ムズズの前に立ちはだかる

大きな山が見えてきました。

 

 

 

 

 

時に急になる勾配に苦戦しつつ

長い上り坂を進んでいきます。

ここに来るまでの数日で

かなり疲労がたまっていたので

ほとんど漕ぐことはできず

少しづつ押していく。

 

 

 

タンザニアから2週間振りのヒヒ。

かなり近いところにいるけど

襲ってくる様子はないので

とりあえず安心。

親子連れなど総勢50匹は

見たんじゃないだろうか。

 

 

 

2時間ほどかけて

なんとか登り切った頂上から

見下ろすマラウイ湖。

さっきまで湖畔にいたのに

はるか下に眺めることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山を登り、少し進んだ先に

日本が建設したとみられる橋を発見。

日本政府も我々の知らないところで

海外に進出してます。

なんだか誇らしい気持ち。

 

 

 

 

昼過ぎに立ち寄った小さな村で

食事休憩。

アフリカの犬は

なぜだか

吠えたり、追いかけてきたりしません。

何でだろう。

 

 

 

タンザニアと同じく

ライスと牛肉、ほうれん草。

ただお米は若干ながら

値段が高く

毎日食べられるものではないそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後からは比較的平坦な道のり。

交通量の少ない田舎道を走っていきます。

 

 

 

高原を吹き抜ける涼しい風を

背中に受けながら

とても気持ちよく

走ることができました。

朝の山越えが報われた気分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

70kmほどを走ったこの日は「ルンフィ」に到着。

こぎれいなキャンプ場に泊まることに。

これまた数日前同様オランダ人オーナーだそう。

本人不在だったけど、

オランダとマラウイは関係が深いのでしょうか。

 

 

 

テント泊もシングルルームも

値段が変わらないので

シングルで寝ることに。

¥800なのでぼちぼち安い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明くる日、

目指すムズズまではわずか60kmほど。

急がずゆったり走ります。

 

 

 

楽に走れると思いきや

前日と打って変わった向かい風に苦戦。

道はほぼ平坦なのに

坂を上るかのようにしんどい…。

 

 

 

 

 

それでも漕ぎ続けると

昼には目的地のムズズに到着。

マラウイでここまで人が多いのは

初めてじゃないだろうか。

さすが第3の街。

 

 

 

 

 

 

 

 

向かったゲストハウスは韓国人とアメリカ人の

ご夫婦が経営されてました。

この国では欧米人経営の宿が多いようです。

 

 

 

裏庭でのテント泊のほうが安いので

テントで寝ることに。(¥600)

ふかふかの芝生さえあれば

ベッドの上で寝られるようなもの。

 

 

 

 

 

宿の奥さんが韓国人なので

韓国料理が食べられちゃいます。

韓国料理なんてもう

準和食として捉えてます。

こちら¥700のビビンバ。

コチュジャンが効いて美味しかった…。

 

 

 

さらにさらに、ギョーザも。

バリエーションの少ない地元料理に

飽きつつあったので、

肉汁が五臓六腑に染み渡りました。

合掌。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲストハウスで出会ったのは青年海外協力隊として

日本から来られている方々。

近くでファッションショーがあるということで

ご一緒することに。

ついでに食事も。

 

 

 

マラウイでファッションショーなんて

想像がつかなかったのですが、

これが予想を上回る本格的なもの。

地元のモデルさん達がライトを浴びて

華やかに闊歩していました。

 

 

 

やはりアフリカ系の方々、

スタイルの良さは流石。

男性モデルもいたのですが、

洗練された衣装に身を包むと

誰もが見とれるほどの華麗さ。

 

 

 

 

この年になって自分の外見をどうこう思うこともないのですが

やっぱり背が高くてスラっとしてた方が

カッコ良いですよね。

 

いやいや、でもいいんです。

みんなちがって、みんないい。

 

 

 

26ヵ国目・マラウイ

2019.10.16 | マラウイ

【500日目 20,807km】

 

1ヵ月に及ぶタンザニアの旅を終えると、

国境を越え新たな国へと向かいます。

 

 

 

やってきた26ヵ国目は“マラウイ”。

世界遺産マラウイ湖を要する南東アフリカの小国は、

対外戦争・内戦を経験していないことから

「The Warm Heart of Africa(アフリカの良心)」とも呼ばれ、

人々の優しさが旅人からも好評なんだとか。

 

良い人に出会えることに期待しつつ

マラウイ旅スタートです!

 

 

 

アフリカ大陸1、2を争う貧困国でもあるマラウイ。

道路もガタガタかと思いきや

意外と整っており

非常に走りやすいです。

 

 

 

大きなマラウイ湖畔を走ると

注ぎ込む水源が多くあり

涼しげな風景がどこまでも広がります。

あらゆる農作物が植えられてました。

 

 

 

 

 

国境を越えて最初の村で

お昼の食事休憩。

「さあ、食べよう」とすると

この人だかり。

見慣れぬムズング(外国人)の

顔をじろじろ覗く子供たち。

 

 

 

現地の人たちが飲んでいたのは

バケツなみなみの液体。

自家製のビールだそう。

一口舐めてみたけど

ヒドい…

いや、素敵な味でした。

 

 

 

注文したのは

キャッサバ芋。

というかこれしかないみたいでした。

甘味のないサツマイモといった感じで

塩を振って食べると

割と美味しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後から数十kmを走ると

マラウイ最初の村「カロンガ」到着。

人や村の雰囲気は

タンザニアと大きな違いはなさそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地元の方に尋ねて

たどり着いたのは古そうな安宿。

値段は格安の¥400。

 

 

 

それでも

蚊帳もあるし、水はちゃんと出るし。

マラウイでも節約生活はできそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マラウイ走行2日目。

朝食は牛肉スープにキャッサバ。

マラウイではチャイの文化はないようです。

タンザニアでは毎朝飲んでいただけに残念。

 

 

 

食事を終えると走行開始。

ムベヤでの4連休がたたって、

体がバテやすくなっています。

向かい風ともなれば

足が動かない…。

 

 

 

 

湖に沿って走っているので

道は比較的平坦。

ただ向かい風がとても強く

なかなか思うように進めません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

40kmほど走った昼前、

湖畔にキャンプ場を発見。

この日は90km走る予定だったけれど、

居心地が良さそうなので泊まってみることに。

 

 

 

オーナーはオランダの方で

とても管理の行き届いた

キャンプ場でした。

ほかにお客さんもおらず、

気持ちのいい芝生を独り占め。

 

 

 

 

目の前はマラウイ湖。

遠くには地元の方が

漁をしているのが見えました。

泳いでみたけど、

一人だと楽しくないので

すぐ上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

実はこのキャンプ場、

学校を運営しており地元の子供たちの教育現場となってました。

むしろ学校の運営費を賄うために

キャンプ場を開いたのだとか。

 

 

 

いくつか授業を

のぞかせてもらいましたが、

驚いたのはiPadの授業があること。

簡単な算数を学ぶと同時に

IT機器の扱いにも慣れさせる

狙いがあるそうです。

 

 

 

3~4歳の子も通っている

こちらの学校。

楽しそうに声をあげて笑う子供たち

のキラキラした目が印象的でした。

 

 

 

 

 

夜はオーナーが

パスタを作ってくれました。

食事をしながら、

故郷を離れて暮らす彼と話したのは

「幸せになるために必要なのは

お金なんかじゃない」ということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝5時ごろ、

マラウイ湖の対岸に赤々と輝く朝日。

静かな湖畔での気持ちいい目覚めです。

 

 

 

朝食はオーナー・アンドレアスさん

の手作りパン。

前の晩から仕込んだパンは

温かくもっちもちでした。

ごちそうさまでした。

 

 

 

荷物をまとめて宿泊代を払おうとした時、

手持ちの現地通貨が100円ほど不足していることが発覚。

マラウイ入国の際、あまり両替していなかったのが失敗でした。

 

 

「ここはマラウイだぞ!なんでクワチャ(マラウイ通貨)持ってないんだ!!」

 

「両替忘れたんだから仕方ないじゃん!申し訳ないけどないものは無いよ!」

 

 

¥100をめぐって口論するオランダ人と日本人。

そんな僕らが昨晩話したのは

「世の中、お金じゃない」ということ…。

 

 

結局、隣国タンザニアの通貨を受け取っていただきました。

大変ご迷惑をおかけいたしました。

深く深く反省しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

気を取り直して

マラウイ3日目スタート。

引き続き湖畔ののどかな道を

進んでまいります。

 

 

 

 

 

遠くに見える山と湖に

うっとりしていると、

前方からこちらに走ってくる

子供たちの集団。

 

 

 

 

 

「写真撮って、撮って」と

大盛り上がり。

ムズング(外国人)に対する反応は

地域によって本当に違います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

50kmばかり走ったこの日は

また湖沿いのキャンプ場に宿泊。

これ以上進むと大きな山越えが待っています。

しんどいことは明日、明日…。

 

 

 

この日も贅沢な独り占め。

静かな湖畔でまったり過ごしました。

寂しくなんかないですよ…。

 

 

 

 

 

 

キャンプ場で火を起こしても

怒られないのが

アフリカのいいところ。

直火でパスタをグツグツ。

 

 

 

 

フランスでミツコさんに頂いた

“ゆかり”でシソパスタ。

広島の優良企業・三島食品さんの

魂の傑作です。

ありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

食事を終え、寝ようとしたところ

雨が降りはじめたのでキャンプ場に併設された宿舎へ。

 

「追加料金なしで使っていいよ」

とのこと。

この一言でマラウイ大好きになりました。

 

 

 

タンザニア走破

2019.10.12 | タンザニア

【498日目 20,659km】

 

山を越えひたすら走り続けたタンザニアの南部。

南側の国境までもうすぐです。

 

 

 

チマラの村を出ると

かなり激しいアップダウン。

ここ数日間で

太ももの疲れは

ひどいものになってます。

 

 

 

 

横転したトラックを見かけるのは

アフリカでは初めてではありません。

日本でも横転事故はあるだろうけど、

大きな違いは

事故後の撤去が行われないこと。

おそらくクレーンはないと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

70kmを走ったこの日、

タンザニア最後の大きな町「ムベヤ」に到着。

 

 

 

連日の走行で体はクタクタ。

次の国へ向かう前に

しばし休養を取りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のんびり羽を伸ばす予定のムベヤに到着した翌日、

疲れた体にムチ打って向かったのは

パソコン屋さんでした。

 

 

実は飛行機移動以降

調子の悪かったパソコンが

数日前からまったく動かなくなっていたのです。

初期化しても直らないので

新しいパソコンを買うことに。

 

 

 

「これもう動かないから買い取ってよ」

と相談すると

「いや、まだ修理できるかもしれない」

とタンザニアのプロフェッショナルは

真摯な面持ちでパソコンに

向かい合ってくれました。

 

 

 

すると1時間後、

見事に修理が完了!

駄目だと思っていたパソコンが

復活しました。

アフリカだって

なんとかなってしまうもんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

リセットしたパソコンの立ち上げにあくせくしながら過ごした

ムベヤの街で出会ったのは

青年海外協力隊としてタンザニアで働いている“森口さん”。

 

現地の学校で子供たちにパソコンを教えている森口さんに

地元のレストランに連れて行ってもらいました。

 

 

 

マンゴーを使ったスープに

牛肉やじゃがいもをぶち込む

名物料理“ウロジョ”。

甘さはなく酸味たっぷりで

とてもクセになる味。

タンザニア随一の一品でした。

 

 

 

さらにこちら、ひき肉などの具を

小麦粉の生地で包んで焼く

“ザンジバルピザ”。

お好み焼きみたいで

食べ応えのある絶品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パソコンの立ち上げと写真の整理に時間がかかり

ムベヤでは予定を上回る4日間の滞在。

休みすぎたと反省しつつ、

南の国境へと向かい始めます。

 

 

 

国境越えの前には

山越えが待っています。

標高を一気に900mほど

あげていかねばならない…。

 

 

 

 

 

勾配はさほど急ではないものの

4日間の休みを挟んで

いきなりの上りということで

足が悲鳴をあげます。

休み方も考えないと…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山を登りきった村で

ランチ休憩。

肉とご飯だけ。

野菜がないと

とても寂しいんですけど。

 

 

 

 

食堂の子供たち。

「撮って撮って」とせがむ割に

カメラを向けると

恥ずかしそうな顔。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩を終え

山を下り始めると

途端に緑が増え始めました。

道の両側にびっしりと

バナナ畑。

 

 

 

 

さらに進むと、おそらく茶畑。

サバンナ地帯を走ってきた

タンザニア。

最後にまた違った表情を

見せてくれました。

 

 

 

 

この日は山間の村「トゥクユ」に到着。

どうでもいいんだけど、

この日すごく怖い夢見て

金縛りに遭いました。

オバケがいたんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムベヤ出発2日目。

出発直後から急な下り坂が数十kmに及んでいました。

冷たい風を勢い良く浴びて進みます。

 

 

 

目の前の景色はとてものどか。

日本の秋口くらいの気候でしょうか。

空気を吸うだけで

すごく気持ちがよくて

のんびりと

どこまでも走りたい気分。

 

 

 

タンザニアは自家用車が少ない分

自転車の普及率が高いようです。

薪や農作物など

大量の荷物を運ぶんだけど、

みんな僕よりは早い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

40km走ったところで国境に到着!

たくさんの動物たちとの出会いが楽しかった

タンザニアの旅はここで終了。

 

このままの勢いで

次なる国へと向かいます!

 

 

 

 

ただただ走る日々

2019.10.9 | タンザニア

【492日目 20,546km】

 

起伏にとんだタンザニアの南部。

次の国へと向かうべく

さらに南へとむかっていきます。

 

 

 

イリンガの町を出ると

また変わらぬ綺麗に整備された道。

どうやらタンザニアは最後まで

綺麗な道路を走って行けるようです。

 

 

 

これから向かう先へは

標高を上げていくのですが、

上りっぱなしということはなく

常にアップダウンの繰り返し。

上った後に下るのは

ちょっと損した気がする。

 

 

 

本当に景色が変わりません。

そしてこの風景が

数日に渡って

続いていくことになります。

 

 

 

 

 

ありがたいことに

交通量は少なく

時折、大型トラックやバスが

追い抜いていく程度。

のんびり走ることができています。

 

 

 

 

この日は「マフィンガ」に到着。

標高が上がると同時に

気温は下がってきたので、

蚊があまり飛んでいないようです。

どうにかマラリアは避けていきたい…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリンガ出発2日目。

ここしばらく朝は

アンダージ(ドーナツ)とショウガ入りチャイのセット。

小さな村でもこの2つは朝から必ず売ってるし

これで¥25と、かなりお得なんです。

 

 

 

そして今日も

同じような道を走り始める。

同じことの繰り返しではなく

刺激を求めて旅に出たのに…。

変化に乏しい

ただただ走るだけの日々。

 

 

 

昼は小さな村に立ち寄って

食事休憩。

気づけばアフリカ大陸では

ほとんど自炊をしていません。

安くておいしい食事が

どこでも手に入るのはホントに便利。

 

 

 

とはいえいつもメニューは

こちら。

ご飯、ほうれん草、豆、ヤギ。

現地の人は飽きないんだろうか…。

 

 

 

 

 

90kmを走ったこの日は

「マカンバコ」に到着。

ミカン箱…。

 

 

 

 

 

 

日が沈んでから明け方にかけては

ぐっと気温が下がるので

毛布は欠かせません。

暖かいシャワーがない宿でも

バケツにお湯を入れて

持ってきてくれるので助かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで少し、

タンザニアでの現地の人との関りについて。

 

 

自転車で走っていると

「ムズング!ムズング!」と、

子供たちを筆頭に多くの人から声を掛けられます。

 

“白人”を意味する「ムズング」という言葉ですが、

欧米人のみならずアフリカ系以外の人

総てに対する呼称になっているのだとか。

 

 

決して差別的な意味が含まれているわけでなく

目をキラキラ輝かせた子供たちが「ムズング!」を嬉しそうに手を振ってくると

「そうだよ、ムズングだよ」と

こちらからも気持ち良く手を振り返したくなるほど。

 

 

 

しかしこの「ムズング」とは違い、

こちらに何とも嫌な後味を残す言葉があって

それが「チンチョンチャン」。

 

これはアフリカのみならず世界各地で

アジア系の人種を蔑んで呼ぶ際の名であって、

これまでの国でも数回ほど耳にすることがありました。

 

そしてタンザニア南部に差し掛かったこの数日の間に

この言葉を投げられることが増えてしまいました。

それも物事の分別がつくであろう大人が

明らかな嘲笑をもって。

 

 

 

嫌な面もひっくるめて世界を知ることが旅であると認識してるので

基本的にはさらっと流せるのですが、

疲れているときや気持ちに余裕がないとき

この言葉をぶつけられることで

怒りがこみあげるし

その土地に住む人々から拒絶された様で

とても悲しい気持ちになってしまいます。

 

 

これを人種問題と大袈裟にとらえるつもりはなくて、

外国人との関わりが少ないであろう土地柄と

異文化理解のための教育がなされていないことが

背景にあるのだと思います。

 

 

こんな出来事が世の中からすべて無くなればいいけど

簡単に無くなることはないので、

身の回りの人を傷つける側の立場に

せめて自分がならないようにしようと

アフリカの道中で深く心に誓いました。

 

とまぁ、要はグチです。

 

 

とはいえ、8~9割の人は

温かい言葉と素敵な笑顔で迎えてくれるので

タンザニアが素晴らしい国であることに違いはないです。

 

 

 

イリンガ出発3日目。

この日もアンダージとチャイで1日が始まりました。

 

 

 

走り始めと同時に

下り坂が待っていました。

一気に標高を

数百m下げていきます。

朝の澄んだ空気が清々しい。

 

 

 

わかりにくいけど

緩やかな下りが長々と続いています。

車もあまり走ってないし

見通しもいいから

ブレーキをかけずに

颯爽と滑り降りていきます。

 

 

 

昼はヤギのバーベキュー。

良い肉を使ってるらしく、

なんと¥500!

ランチの平均は¥100なので

これでも大奮発です。

 

 

 

 

午後からは

またいつも通りのアップダウン。

ひとつ坂をのぼれば

その向こうに次の坂が

待っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆるやかな下り坂を下っていると

突然向こうにサイクリストの姿が!

しかも、近づくとどうやら同じ東洋人である様子。

 

道の反対から「こんにちはー」と声をかけてくれたのは

日本人の“ヒロキさん”。

2年以上自転車で旅を続けており

現在アフリカ大陸を南から北へと走っているそう。

 

神戸出身のヒロキさんは

僕と1学年違うだけのほぼ同い年。

仕事をしたがらないゆとり世代。

 

 

周りに村の一つもなかったので

何にもない道の片隅で話すこと小一時間。

アフリカに関する情報交換やこれまでの旅のこと、

なんやかんやと話に花が咲きました。

 

別れを惜しみながらそれぞれ

反対の方向へと走り始めます。

 

 

 

 

 

 

久しぶりに100kmを走ったこの日は

「チマラ」に到着。

 

 

 

宿の値段はもちろん¥500。

タンザニアって何を買っても

¥50、¥100、¥500

っていう価格帯しかない気がする。

いやホントに。

 

 

 

「ここのレストランは美味しいぞ」

と紹介されて夕食をとることに。

まあ、美味しいんですけど

ほぼ毎日同じ味のものを

食べています。

 

 

 

 

国境までもう少し。

代り映えのしないタンザニアの道を

引き続き進んでいきます。

 

 

 

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