Cycling The Earth ~自転車世界一周の旅~

日記

迷宮都市・フェズ

2019.07.11 | モロッコ

【405日目 15,827km】

 

 

シャウエンから2日かけてたどり着いた街「フェズ」。

自転車はひと休みしてのんびり観光です。

 

 

 

モロッコに旅行にやって来た人のほとんどが訪れるほどの

人気観光地であるフェズ。

 

青の町・シャウエンと同じく、

“メディナ”という城壁に囲まれた旧市街があり

世界遺産にも登録されているこの一画が

そのまま観光の見所となっています。

 

 

 

“ブルーゲート”と呼ばれる門をくぐり

メディナの内部へと入り込むと、

そこには古くから続く

アラブの世界が広がっています。

 

 

 

 

 

路地の幅はせいぜい2~3m、

すれ違う人と

肩がぶつかりそうになるほど狭く、

とうぜん自動車は入ってることが

出来ません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街の高台から見下ろしたフェズのメディナ。

昔ながらの建物がぎゅっと密集しているのがよく分かります。

 

 

 

複雑に配置された家々が

つくりあげる小さな通りの数は

1000を超えるともいわれ

まさにこのフェズは迷宮都市。

旅で慣らした方向感覚も

全く役に立ちません。

 

 

 

観光客が練り歩く主な通りが

2本あるのですが、

そこをはみ出てしまうと

地元の方の生活エリアに

迷い込んでしまいます。

 

 

 

 

夏の暑さとアラブ人たちの熱気で

溢れかえる旧市街。

ヨーロッパにはない

エネルギッシュな商人の町です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メディナの中にあるのは家屋やお土産屋だけではありません。

細い路地の中に突然、荘厳なモスクが現れます。

 

 

 

建物の規模はあまり大きくないものの

彫刻は非常に細かく繊細で

建物そのものが芸術品。

久々に見たけど、

やっぱりモスクはしびれます。

 

 

 

 

なかでも「カラウィーン・モスク」は、

859年に神学校として設立され

現在でも教育機関として機能しており

現存する最古の大学として

ギネスブックに登録されているそうです。

でも、イスラム教徒以外立ち入り禁止。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

フェズの象徴ともなっているのが

メディナの中に位置する“タンネリ”。

 

このタンネリは動物の皮をなめす作業場となっており、

蜂の巣のようにずらっと並んだ大きな桶の中には

なめしに使うタンニンの液がたっぷり。

 

 

 

数百年前から続く伝統的な

皮のなめし。

この時も暑い中、

職人さんがせっせと

作業をされていました。

 

 

 

 

近くの革製品のお店の方の案内で

作業を間近で見せてもらうことが

出来ました。

こういう職人さんの仕事を近くで

見るのってたまらないです。

渋くてカッコいい。

 

 

 

なめすのは牛だけでなく

羊、ヤギ、ラクダなど色々な動物の皮。

見学している間にも

作業場には

次々と皮が運ばれていました。

 

 

 

 

作業場一帯に立ち込めるのは

独特のニオイ。

1番スゴイところだと

ドブと生ごみと野良犬が混ざったような

とても素敵なニオイがします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということでフェズの名産品はもちろん革製品。

タンネリの作業場を見学した後は

「さぁ、買っていけ」と

もの凄い勢いでセールストークが始まります。

 

 

 

なかでも有名なのは

“バブーシュ”という

モロッコスタイルのスリッパ。

革の柔らかさが

足をスッポリ覆ってくれて

素晴らしい履き心地です。

 

 

 

他にもカバンやベルトを筆頭に

あらゆる数の革製品のお土産屋さんが

これでもかというほどに

通りに連なっています。

観光地でのセールストークって

割と楽しくて、嫌いじゃないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらにこの街は革製品だけでなく赤銅も名産。

歩いているとどこからともなく

カンカンと鐘を打ち鳴らすような音が聞こえてきました。

 

ときどきテレビで猛スピードの餅つきとか見ますけど、

あんな感じで抜群のコンビネーションの職人技を見せてくれました。

 

 

 

商人だけでなく

職人の街でもあるモロッコのフェズ。

街の片隅で、こちらには目もくれず

黙々と作業をおこなう

仕事人があちこちにいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェズでのんびり過ごす間に

モロッコの定番料理を堪能しました。

 

まず1品目は「クスクス」。

北アフリカだけでなく、

中東やヨーロッパでも食べられているコチラ。

小麦からできた粒状の食材で

世界最小のパスタと言われているそうです。

 

上には野菜や肉の煮物や炒め物がのっており

これだけでお腹いっぱいの定番モロッコ料理!

 

 

 

続いて食べたのは「タジン」。

とんがった蓋が有名なタジン鍋で

香辛料をふんだんに使った煮込み料理。

この時食べたはチキンでしたが、

羊肉や野菜など色々な

食材や味付けがあるそうです。

 

 

 

そして、通りの屋台で食べたのが

「カタツムリ」。

これが貝みたいで旨味があって

結構美味しいんです。

近くでじっくり見たら食欲失せるんで

勢いでどんどん食べるのがコツ。

 

 

 

 

 

 

 

 

スペインでもらった特別賞のトロフィーを持って走っていると

「これ何?ねぇねぇ何なの??」と、

しょっちゅう聞かれて

いちいち説明するのもめんどくさいので

日本に送ることにします。

 

加えて、フェズの魅力的な工芸品に購買欲をそそられて

おみやげ爆買いしちゃいました。

お気をつけて日本まで行ってらっしゃいませ。

 

 

 

‹お知らせ›

旅で出会った方のご縁を通じて、

「Grobal Travel Channel」という

インターネットラジオに出演させていただきました。

 

オーストラリアに拠点を置く局なので全編英語ですが、

旅について色々お話していますので是非聞いてみてください!

https://www.globaltravelchannel.com

 

 

 

心優しきアラブ人

2019.07.6 | モロッコ

【403日目 15,827km】

 

 

青の町・シャウエンでの観光を終えると

次なる場所へ向けて走り出します。

 

 

 

シャウエンが位置するのは山の上。

走り始めは

一気に傾斜を滑り降りていきました。

 

 

 

海辺に比べて緑が増えました。

何もない土色の岩山に比べれば

見てるだけで

暑さが和らぐような気がします。

気持ちの問題だろうけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

走り始めて1時間ほどのこと、

道の途中で大きな荷物を携えた

ブラジル人サイクリストと出会いました。

(写真撮り忘れたけど…)

 

彼は僕がこれから向かう西サハラから北上してきたらしく、

1ヵ月近く走ったモロッコで

最初に出会ったサイクリストが僕だとのこと。

 

 

他のサイクリストがいないということは

間違った季節に間違った国を走っているということなのか…。

それほどこれからやってくる暑さは厳しいのか…。

いや大丈夫。絶対に大丈夫。

…うん、大丈夫大丈夫。

 

 

 

昼は小さなカフェで休憩。

「なんか食べさせて」というと、

煎り卵が出てきました。

料理というより

ホントただの煎り卵。

 

 

 

 

午後からは比較的道は平坦。

ただ14時頃になると

ギラギラ輝く太陽に

汗が止まりません。

まだ35℃まであがってないだろうけど

かなり暑い…。

 

 

 

とにかく頻繁に休みを取ります。

スペインとあまり変わらないと

思っていたけど、

やっぱりかなり暑くなってます。

1日の走行計画を見直さねば…。

 

 

 

 

ヨーロッパと違って

自転車乗りの方はいなくなったけど、

ロバが引く馬車(ロバ車?)が

すごく多いんです。

いつ着くの?ってくらい

遅いので追い越してきますけど。

 

 

 

少し涼しくなってきた夕方、

そろそろ野営地を探そうと

思ったところで、

「ジョルフ・エル・メルハ」

という町が見えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寝床を探す前にまずは腹ごしらえ。

この日のディナーは道ばたのケバブ屋さん。

 

 

 

炭火焼きのビーフケバブ。

つまりバーベキューなのですが

これが疲れた体に染み渡る

美味しさ。

 

 

 

 

 

値段はおよそ300円。

イランでは毎日食べすぎて

ケバブにはうんざりだったのですが

久々に食べるとやっぱり美味しい。

モロッコ後半には

また飽きるんだろうか…。

 

 

 

 

 

 

 

 

さすがに町のなかにテントは張れないので、

少し離れた場所で集落を発見。

テントを張らせてくれないかと頼んだところ

集落のモスクに泊めてもらえることになりました。

 

 

 

完全なる野営を予定してたけど、

屋根の下に

なんと布団まで敷いていただきます。

蚊はすごい出るけど…。

文句言うな。

 

 

 

 

さらに

「お腹減ってないかい?」と

お食事まで提供していただく始末。

モスクには宿直の方がおられるので

本当に至れり尽くせり。

 

 

 

 

突然やって来た異国からの旅人を

暖かいおもてなしで迎え入れてくれるモロッコの人たち。

同じイスラム教国である中東・イランを思い出しました。

心優しきアラブ人に感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日は朝から曇り。

曇り空ってどんよりして好きじゃないけど、

さすがにモロッコの暑さのなかでは

嬉しい気持ちが上回ります。

 

 

 

あたりは牧畜をおこなう

小さな集落がときどきあるのみ。

人間よりも

牛や羊を見かけることの方が

多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前の晩モスクで現地の方の優しさに触れたこの日に

ちょっと悲しい出来事が。

 

小さな集落を通過する際に

子供たちに石を投げられました。

しかも背中に命中。

 

イラッとしたけど、

実はこれアフリカを走るサイクリストによくあることで

人種差別というよりも

子供たちは多分ふざけて遊んでるだけ。

(許せないけど…)

 

 

でも、

その1時間後には車で通りがかったおじさんに

「ようこそモロッコへ、楽しんでけよ!」と、

冷たいペットボトルの水を頂きました。

 

旅には色んな側面があって、

なるべく明るく楽しい面を見るようにしなければ

長い旅を続けていくことは出来ないです。

体調を整えるのと同じくらい、

心のバランスを保つことも大事。

ポジティブ、ポジティブ。

 

 

 

この日は前よりも

かなり起伏が激しく

時には自転車を押しながら

ゆっくりゆっくりと進んでいきました。

 

 

 

 

 

午後からは雲がなくなり、

青空が広がりました。

同時に気温も上昇、

暑い日の上り坂は本当に過酷。

ふらふらになりながら

黙って歩を進めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

峠を越えたはるか向こうに

目的の街がぼんやりと見えてきました。

 

 

 

さらにいくつかの坂を越えて

市街地に突入です。

ほっとするけど

モロッコの街はかなり汚くて

でっかいゴミ箱の中にいる気がする。

クサい…。

 

 

 

 

 

 

 

 

シャウエンから走ること2日。

暑さのせいでたった2日間なのにどっと疲れたけど、

シャウエンにならぶ人気観光地フェズに到着です!

 

 

 

青の町・シェフシャウエン

2019.07.2 | モロッコ

【400日目 15,634km】

 

モロッコの玄関口タンジェを出発し

ついにアフリカ旅が開始。

まずはモロッコの一大観光地を目指します。

 

 

 

道ばたで野宿をした翌朝、

天気は快晴。

前日に引き続き気持ちよく走り出すも

待ち構えていたのは長く続く上り坂。

 

 

 

午前中は涼しいのでまだマシだけど

これからモロッコ南部までは

山が続く予定なので不安。

峠を越えた向こうにはまた峠。

モロッコは初っ端からハードです。

 

 

 

 

このあたり路肩は

あまり整備されていないけど

交通量が少ないのが救い。

さほど車を気にすることなく

走ることが出来ました。

 

 

 

 

昨晩の野営地から40kmほど、

最後に大きな坂を上り切ると

目的の町が見えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やって来たのは「シェフシャウエン」、

モロッコで最初の観光地です。

 

 

 

着いたのはお昼過ぎだけど

2日間走っただけで体はバテバテ。

宿にチェックインした後は

そのままベッドに倒れ込む。

夜に中華だけ食べたら

この日は終わりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日はいよいよ観光開始。

 

家の壁から階段まで

すべてが真っ青に塗られたシェフシャウエン。

 

地元の人からもシンプルに「シャウエン」と呼ばれ、

“青の町”として有名な景色は

世界中からの多くの観光客を魅了しています。

 

 

 

「メディナ」と呼ばれる

城壁で囲われた旧市街は特に真っ青。

迷路のように入り組んだ路地の

目に飛び込んでくる一面の青。

現実離れした絵画のような

空間です。

 

 

 

この時、朝食前の朝8時ごろ。

地元の方と時々すれ違うくらいで

他の観光客もおらず、

青の世界を独り占め。

幾度となくシャッターを

押してしまいます。

 

 

 

朝の時間帯は

細い路地まで日が差し込んでこず、

少し影のある

深い青を楽しむことが出来ます。

無機質ですごく幻想的。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧市街を見下ろす丘の上から眺めた

シャウエンの町並み。

 

およそ500年前に

スペイン・イベリア半島を追われたイスラムの人々が

地元の民族やユダヤ人と共に住み始めてできたというこの町。

 

 

 

山の斜面に民家が密集している様子は

かつてイスラム王朝が支配していた

スペイン・アンダルシア地方

にも似ています。

人の移動と共に文化も海峡を越えた

というのがよく分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

気になるのがシャウエンが青く塗られている理由。

町の人にも聞いてみたのですが、

誰も明確な理由を知りません。

 

ただ広く知られている説が2つあるようで、

まず1つがイスラム教、ユダヤ教ともに

“青”を神聖な色と捉えているからという説。

 

そしてもう1つが

「青は蚊が嫌う色だから」という説。

 

 

 

実際にシャウエンでは、

8月になっても蚊はいないらしく

お年寄りの方もこの町では

蚊に刺されたことがないそう。

なんとも合理的な理由ですが

真相はいかに…。

 

 

 

 

 

 

 

 

日中に再び旧市街を歩くと

朝とはまた違った様子を楽しむことが出来ました。

 

 

 

現地の伝統工芸の絨毯が

壁一面にズラリ。

ビビットな色が

青の景色によく映えます。

 

 

 

 

 

朝は何もなかったのに

物凄い数のみやげものが

路地に現れていました。

毎日出したりしまったり

大変そうだけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人気の撮影スポットには人が殺到。

順番待ちをしなければ撮れないほど。

朝はあんなに静かだったのに、

もの凄い賑わいです。

 

 

 

日の光に照らされた青もまた素敵。

時間帯によって色の映え方が

違って見えるのが面白いです。

暑くてずっと歩いてられないので

宿に戻ったり、また出かけたり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャウエンの町には

たくさんのお土産屋さんがひしめいていますが

その中で流暢な日本語を操って声を掛けてくる男の子が…。

彼の名は“モハメドくん”、17歳。

 

 

 

4年前から本格的に外国語の勉強を

始めたというモハメドくん。

アラブ語、英語、フランス語、

スペイン語、中国語がペラペラ。

1番苦手だという日本語も

かなりのレベルです。

 

 

 

日本語を教えながら一緒にディナー。

言葉巧みに言い寄ってくる商人は

山ほどいますが、

彼からは純粋に日本語を勉強したい

という気持ちが伝わってきました。

楽しい時間だったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャウエンの町を歩いていると

お土産屋さんでしょっちゅう目にするのが

手のひらに目が描かれたこのマーク。

 

 

調べてみると、

“ファティマの手(またはハムサ)”と

呼ばれるもの。

 

イヴィル・アイ(邪視)という呪いの視線を除ける効果があり、

北アフリカや中東で広く知られているそうです。

 

 

 

要は事故や災難から

身を守ってくれるお守り。

タクシードライバーなんかも

交通安全を祈願して

ミラーからぶら下げているとか。

 

 

 

 

キーホルダーやマグネット、

財布やバッグの柄にいたるまで

とにかく色んなものにおいての

モチーフとなっている

ファティマの手。

 

 

 

 

アクセサリー屋さんに行って

アフリカを走行する旨を伝えると、

「ファティマの手は

君の旅にぴったりのお守りだよ!」

とのことで、

さっそく作ってもらうことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

色はもちろんシャウエンブルー。

(汚い足見せてゴメンなさい。)

 

 

危険な自動車や盗人、マラリア。

ゾウやライオンにカバ。

アフリカ大陸には危険な存在がうようよしていますが

そんなヤツらを

“ファティマの手”で退けながら進んでまいります!

 

 

 

アフリカ上陸

2019.06.28 | モロッコ

【398日目 15,594km】

 

ユーラシア大陸最後の町「タリファ」に着いた後は

しばらく、のんびりまったり。

 

ヨーロッパの滞在期限が90日間だったのですが、

ビザ失効1日前の89日目まで

スペインの端っこで往生してやりました。

 

 

 

疲れもしっかりとれたら

いよいよアフリカに向かいます。

荷物をまとめてタリファの港へ。

 

 

 

フェリーに乗って進むのは

地中海と大西洋の境でもある

ジブラルタル海峡。

わずか20kmほどの航路を

1時間足らずで

渡り切ってしまいます。

 

 

 

離れていくイベリア半島を見送りながら

思いのほか激しくうねる波の上を

揺られました。

時間短縮のためか、

入国スタンプも

船上で押されてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

アフリカ旅はじまりの国であり

21ヵ国目となるのは「モロッコ」。

公用語はアラブ語、ベルベル語ですが

多くの人が流暢なフランス語を話せるそう。

トルコ以来のイスラム文化圏に突入です。

 

 

 

港の簡易的な入国審査を7秒くらいで終えると、

モロッコの玄関口「タンジェ」の街に到着です。

熱気にあふれていると思いきや、

意外とスッキリとした印象。

 

 

 

特に海沿いの大通りは

綺麗に整備されており、

ゆるー南国の雰囲気。

イメージしていた「アフリカ感」は

まだしばらくお預けか。

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は走行せずにタンジェの街で過ごすことに。

港からほど近い旧市街の安宿で1泊します。

 

 

 

海沿いを見たときには

感じませんでしたが、

旧市街に入り込むと

途端にイスラムの雰囲気が漂います。

もうヨーロッパじゃないんだな…。

当たり前だけど。

 

 

 

これまで訪れた国の中では

やはり同じイスラム文化圏の

イランに近い気がします。

迷路のような街と

鼻を突いてくる香辛料の匂い。

 

 

 

宿に荷物を置いたら地元の食堂へ。

勧められるがままに食べたのは

「魚の揚げ物」。

モロッコ旅の楽しみの一つは

その豊かな食文化。

これはまぁ普通の魚だったけど。

 

 

 

この日はあてもなく街をぶらぶら。

商店をのぞいてみると

ヨーロッパに比べ物価が下がったこと

を確認して安心しました。

おそらくこの旅で最も物価の高い

地域は抜け出せたはず。

 

 

 

宿の屋上から見渡すタンジェの旧市街。

いわゆる先進国といわれる国々を走るうちに薄らいでいた

旅のゾクゾク感が蘇ってくるのを感じます。

これから始まるアフリカ旅が本当に楽しみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

これからアフリカ大陸を南下していくのですが

①モロッコ→セネガル間、西サハラ地域を走行

②セネガル→ケニア間、今回の旅初めての空路移動

③ケニアから南アフリカ喜望峰を目指して南下

という流れで走行していく予定です。

 

アフリカ大陸すべて陸路で縦断したいところですが、

旅全体のスケジュール、季節を考慮した結果

このような計画となりました。

 

この旅で最も楽しみにしていた大陸・アフリカ。

忘れられない素敵な出会いに恵まれますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで

タンジェの街で1晩すごしたのちは

いよいよアフリカの大地を走り始めます。

 

 

 

とはいってもまだスペインと

さほど離れていないこともあってか、

アンダルシア地方と似たような

渇いた茶色の丘が続く風景。

道もしっかり舗装されています。

 

 

 

時にあらわれる路肩の商店で

フルーツを買って休憩。

アフリカでは頻繁に休みを取りつつ

“疲れ果てない!”

をモットーに走るつもりです。

ゆっくりコツコツ進むスタイル。

 

 

 

昼を過ぎると

一気に気温が上がりました。

少しでも上り坂になると

汗が噴き出してくる。

それでも気温はまだ30℃ちょっと。

慣れねば…。

 

 

 

 

 

 

 

 

80kmほど走ったこの日は道路から離れた

大きな木の下で野宿。

地元の人曰く、

「モロッコはどこでもキャンプできる」そう。

助かります。

 

 

 

夕食は相変わらずのパスタ。

せっかくなのでアフリカ流の料理を

マスターしてやろうと考えてます。

といいながら

しばらくパスタばかりだろうけど。

 

 

 

人が近寄ってこない場所を

選んだつもりでしたが、

テントで休んでいると

牛をつれた人が。

この後、

羊の大群も横切っていきました。

 

 

 

ついに始まった旅の第2章にあたるアフリカ編。

決して無理せず、しっかりご飯食べて

健やかに旅の日々を過ごしてまいりたいと思います。

 

 

ユーラシア大陸完走!

2019.06.24 | スペイン

【394日目 15,514km】

 

スペイン・イベリア半島の最南端を目指す前に

まずはマラガの街を

散策してみることにします。

 

 

 

スペイン6番目の人口を誇る都市「マラガ」。

多く人を抱える大都市としては

ヨーロッパで最も南に位置している街です。

 

 

 

中心部には

ブランド店などが並ぶ大通り。

沢山の観光客たちが闊歩していました。

かの芸術家ピカソを

生んだ場所でもあります。

 

 

 

 

マラガの街に集まる人々の目的は

“コスタ・デル・ソル(太陽の海岸)”

と評される美しい海岸。

結構な割合でヌーディストがいるので

写真を撮るのは一苦労。

(皆さん下ははかれてましたよ。)

 

 

 

実はこの街で、

10か月前にキルギスでお会いした

日本人の旅人の方と束の間の合流。

再会を祝してちょっと奮発。

海の幸を遠慮なく平らげました。

 

 

 

 

複数人だと色んなメニューが

食べられるから素晴らしいです。

料理って1人で黙々とではなく、

「美味しいね。」「そうだね。」

と笑顔で食べるもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぶしい日差しが照りつけるマラガの街で

3日間ほどのんびりしたら、

いよいよスペイン

そしてユーラシア大陸最後の地

を目指して走り始めます。

 

 

 

マラガを抜けても

海岸沿いは人の多く住む

住宅街が続いており、

交通量の多いバイパスに沿って

走って行きます。

 

 

 

 

風が吹き抜けるからなのか

海沿いの道はあまり暑くもなく

起伏も少ないので

力強くペダルを踏みしめて

ぐんぐんと進んでいきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

100kmあまり走ったこの日は

小さな町のビーチにテントを張ることに。

基本的には海辺一帯は野宿禁止みたいだけど

茂みに隠れてこっそりしちゃいます。

 

 

 

目の前は地中海。

日が傾きはじめる頃には

誰もいなくなり、

波の音を聞きながら

ゆっくりと眠りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、目を覚ますと東から眩しい朝日が

煌々と輝き始めていました。

今日は旅の節目ともなる特別な日。

 

 

 

前日に引き続き

海沿いのバイパスを

南へ南へと進んでいきます。

 

 

 

 

 

 

目の前にひろがるイベリア半島の大地。

この景色ももう間もなく

見納めとなります。

目に焼き付けるように

噛みしめて走る。

 

 

 

 

お昼の休憩を挟んで、

最後に待ち構えるのは

標高300mほどの山。

午後からは少し気温も上がって

のどがカラカラになりながら

何とか登っていきます。

 

 

 

峠を越えると最後は

長い下り坂。

強く吹き始めた風は止むことがなく

海峡が近づいていることを

予感させます。

 

 

 

 

そして、坂を下った先には

「タリファ」と書かれた看板が。

スペイン・イベリア半島の

最南端の位置する岬の町に

やって来ました。

 

 

 

 

 

強く気持ちのいい風が吹き抜ける

小さな町を走りぬけた先には

港が見えてきました。

やっとここまで来たんだと

少しずつ胸が高鳴っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてついに、

スペイン・イベリア半島タリファの港に到着です!

 

青い空の下に広がるのは

スペインとモロッコに挟まれたジブラルタル海峡。

さらに向こうにうっすらと見えるのは

これから向かうアフリカ大陸。

 

 

 

ということで

1年余りに及んだユーラシア大陸横断の旅は

ここタリファの地で終わりを告げます。

 

一部交通機関を使用した区間もありましたが、

確かにこの足で(タイヤで)

地球上最も大きな大陸を踏みしめてまいりました。

 

掛かった日数:394日

走った距離:15,514km

訪れた国:20ヵ国

使ったお金:約100万円

出会った人たち:数知れず

 

 

この旅路での経験を勇気と自信に変え、

この先に待ち構えている

アフリカ大陸の旅を乗り越えてまいります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タリファ到着のこの日は、

ユーラシア完走を祝してビーフステーキ。

安宿泊まれるくらい高かったけど

ヨーロッパ最後のご馳走です。

 

 

 

 

 

 

ボートに乗ってアフリカに向かう前に

しばらくタリファの町でゆっくりすることにしました。

ヨーロッパの滞在ビザももう少し残ってるので。

 

 

 

これまでに見たスペイン南部の

典型的な町並み。

歩いているだけで落ち着く

白い壁がどこまでも続きます。

 

 

 

 

 

特に観光資源があるわけでもなく

町の観光客は決して多くはありません。

最果ての町なので、

都市からのアクセスが

すごくいいわけでもないし。

 

 

 

 

ひっそりとした町を抜けて

海辺に向かうとビーチは大賑わい。

ヨーロッパの人って

本当に海が好きみたい。

平日なのにすごい人が集まってました。

 

 

 

 

大洋に面し、強い風が吹き続ける

タリファの町はカイトサーフィンの

スポットとして有名。

広大なビーチには

無数のカイトサーファーたち。

 

 

 

 

 

 

 

 

移動の疲れも癒えて

気持ちの準備が整ったら、

いよいよ新たなる大陸「アフリカ編」の始まりです。

 

今は不安しかないですが、

きっと現地に着けば

 

忘れられない素敵な出会いが待っているはず。

 

 

さよならユーラシア。

待ってろアフリカ。

 

 

 

アンダルシアを走る

2019.06.20 | スペイン

【389日目 15,346km】

 

グラナダをしっかりと満喫した後は

スペイン南部の都市マラガを目指して進みます。

 

 

 

グラナダの街を離れると

あっという間に山の中。

またもや暑さとの戦いが始まります。

 

 

 

海の見えない内陸部は

どこを走っても山だらけで、

平らな道はほとんどなし。

常にのぼっているか

下っているか。

疲れる一方です。

 

 

 

山中といえど

原生林はほとんどなく、

アンダルシア地方には

みかんやオリーブ畑が広がっています。

どこまでものどか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラナダから60kmあまり走って着いたのは

山間の小さな街「アルアマ・デル・グラナダ」。

遠くからでも目を引くのは白い家々。

 

 

 

このあたりは温泉が湧いており、

川沿いに無料で入れる場所を発見。

さっそくパンツ一丁になり

汗と一緒に疲れも

流してしまいます。

やっぱり温泉、気持ち良い。

 

 

 

温泉で出会ったのは

アンダルシア地方の

旅行ガイドをしている“フランさん”。

一緒にアルアマの町を

散策してみることにしました。

 

 

 

 

グラナダでも見た

石灰を使った白い壁が並ぶ町並み。

迷路のような路地の幅が狭いのは

暑い日差しが差し込まないように

しているのではないか、

という僕の予想。

 

 

 

窓辺に飾られた真っ赤な花が

家の壁に映える風景は

ほんとうに絵画の様。

ここにお住いの方々の

美意識の賜物です。

 

 

 

 

観光客は一人もすれ違うことなく

たまに住民の人と出会うだけ。

美しい真っ白な空間は

観光用のテーマパークではなく

あくまで人が暮らすための町

だということが分かります。

 

 

 

町から見える

岩がむき出しになった断崖。

緑豊かな日本では見ることのない

大陸ならではの

ダイナミックな光景です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観光を終えてフランさんに別れを告げると、

村から少し離れた農場の隅っこで

テントを張らせてもらいました。

 

海沿いは人がたくさんいるけど

山間部に入ってしまえばこっちのもの。

どこでも野宿できちゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日も青空の下、

元気よく走り始めます。

遠くに岩山が眺めながら進むのが気持ちいい。

 

 

 

空が澄み渡っていると

切り立つ岩山の迫力が

一層際立ちます。

ワイルドな光景が広がる

スペイン南部。

 

 

 

 

舗装された公道を

ずっと進んでいるのですが、

すれ違う車はほとんど無し。

荒涼とした空間を

1人占めにしながら

黙々と走りつづけます。

 

 

 

山を一つ越えたと思ったら、

その向こうにはどこまでも

起伏が続いています。

迂回する道など無く、

一つ一つゆっくりと越えていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日も前日と同じく

農場の隅で野宿。

 

近くに小川でも流れてたら最高ですが

文句なんて言える立場じゃありません。

静かな夜の中、ぐっすり眠らせもらいます。

 

 

 

夕食は相変わらずパスタ。

ヨーロッパを抜け出しても

これが続くんだろうな。

…だって簡単なんだもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明くる日はうってかわって

朝から曇天。

アンダルシア地方で青空を拝めないのは

はじめてのことです。

 

 

 

といっても、

あっという間に雲は流れ

昼前には晴れ間が見えてきました。

絶えず移り変わるところは

やはり山の天気。

 

 

 

 

道すがら立ち寄ったのはヤギ牧場。

広大な丘陵地帯で放牧を行うようです。

こんな穏やかな場所で育ったら

気持ち良いだろうな、

ヤギになりたい…。

 

 

 

 

ときどき現れる村は、

いずれも山の麓に

ぎゅっと身を寄せ合うように

白い家々が密集してます。

「ここが村!」って感じで

とても分かりやすい。

 

 

 

午後からは

すっかり天気も良くなり、

青空のもと勢い良く

山の間を縫って走ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラナダを発って3日目。

「エル・チョロ」といわれる地域にやってきました。

 

湖をとり巻くように遊歩道が整備されたこのエリア。

実は、ここにやって来たのには理由がありまして…

 

 

※参考写真

それが、

「カミニート・デル・レイ(王の小道)」という

大渓谷の壁に沿った補助道を歩く

スリル満点の人気アクティビティ。

 

インターネットで事前にチケットを購入しようとしたところ

2か月先まで予約はいっぱい。

それでも

「1人なら現地で当日券が手に入るよ」と、

複数の情報筋から聞いていたのを信じて

突撃してみることに。

 

入り口ゲートに着くとスタッフのお姉さんがいました。

 

「あのぅ、予約はしてないんですけどもぉ…。

でも1人だけなんで入場させてもらえ…」

「ダメよ。帰りなさい。」

 

 

 

うつむきながら

来た道を引き返しました。

ヨーロッパの人気観光地はどこも

数か月前に予約をするか

旅行会社を通して手配するように

心がけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

エルチョロのアクティビティを諦め

そのまま南へ向かうと

夕方にはアロラという小さな町に到着。

 

 

 

 

 

 

休みなく自転車を漕いだ上に

山道を歩いたことで

疲労が溜まったのか、

頭痛が起こり熱中症気味に。

見つけたモーテルにふらふら状態で

駆け込みました。

 

 

 

暑いなか毎日全力で漕いでたら

体力なんて持ちません。

余裕をもって

のんびり進んでいかねば。

人間いつも健康第一です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一晩寝れば体力は回復。

海岸を目指して南下していきます。

 

 

 

山だらけの風景が

ビルも増えて

道も平らになってきました。

3日振りの都会のニオイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして昼過ぎ、

スペイン最後の大都市「マラガ」に到着です!

 

ヨーロッパの旅もあと少し。

 

グラナダでひと休み

2019.06.16 | スペイン

【383日目 15,101km】

 

日ごと増していく暑さの中、

たどり着いたのは

スペイン南部アンダルシア地方を

代表する観光都市「グラナダ」。

 

 

 

ここでお世話になっていた

WarmShowerのホストは“ディヴィットさん”。

冬場はスキーインストラクターをされている

アクティブな方です。

 

 

 

お家を留守にされることが多く、

貸切状態で

気持ちよく過ごさせてもらいました。

ここを拠点にグラナダ観光を

楽しみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラナダは観光地といえど

街の規模は割にこじんまりとしていて

人口はおよそ25万人。

広さも十分歩いて回れるほどです。

 

 

 

長い歴史のなかで

時代の波にもまれつづけたグラナダ。

それを象徴する古くからの遺産が

街の中心に

今もその姿を残しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小高い丘の上から街を見下ろしているのは

「アルハンブラ宮殿」。

 

グラナダはもちろん

スペインを代表する歴史遺産であり、

多くの観光客は

ここを訪れるためにグラナダにやってくる

というような場所です。

 

 

アフリカ北部から海を渡り

数百年に及んでスペイン南部を占領したイスラム王朝によって、

9世紀ごろから増築を繰り返し建てられたのがこの宮殿。

 

キリスト教カトリックの

レコンキスタ(スペイン国土回復運動)によって

王朝が陥落した後も、

あまりにも素晴らしい建築物だということで

破壊されることなく現在にいたるまで

その姿を留めてきました。

 

 

ものすごく歴史的価値のある場所だということで

当然この場所への観光は大人気。

 

インターネットで入場チケットを購入しようとしたところ

数か月先まで予約はいっぱい。

 

当日券を手に入れるには

早朝から長蛇の列に並んで

ダフ屋のおっちゃんと競争する必要があるということで

泣く泣く入場は断念。

 

 

 

現地の人曰く、

「この宮殿を見なきゃ

グラナダに来た意味はない」とのこと。

いいんです、いいんです。

宮殿から解き放たれるエネルギーを

たっぷり吸収したので。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、街のほぼ中心に建つのは

「グラナダ大聖堂」。

 

およそ200年の建築期間を経て

18世紀に完成したカトリックの大聖堂は

大きなビルのないグラナダにおいて

抜群の存在感。

正面に立つと圧倒されます。

 

 

 

内部はまさに豪華絢爛。

広いだけでなく

繊細な彫刻、装飾に目を奪われます。

イスラムに支配されつづけた街で

「ここはキリスト教の土地だ」と

高らかに宣言しているかのよう。

 

 

 

グラナダ陥落と同時に

スペイン国内のイスラム王朝は滅亡。

異なる宗教建築が共存していることは、

この場所が

土地争奪戦の最前線であったことを

象徴しているように感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

宮殿のふもとにあり、大聖堂を取り囲むように広がるのは

イスラム王朝時代の旧市街「アルバイシン地区」。

 

オスマン帝国文化圏でも見てきた

古くからのこる迷路のような住宅街。

アルハンブラ宮殿とあわせて

世界遺産に登録されています。

 

 

 

印象的なのは爽やかな白い壁。

ヨーロッパでは豊富に産出される

石灰が使われてます。

外壁が白いことで

熱を逃がすこともできるとか。

暑い地域ならではの工夫です。

 

 

 

イスラムの建築様式と

地中海沿いであるという要因が

重なってできる

この土地ならではの町並み。

あぁ、アンダルシア。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラナダならではの食の楽しみ方があるらしく

昼間から賑わうバル(居酒屋)へ。

どこも列ができるほど人で溢れてます。

 

 

 

グラナダ名物の食事サービスが

「タパス」。

要は日本の“突き出し”にあたるもの。

(“お通し”?)

最初の1皿だけでなく

飲み物を頼むごとに付いてきます。

 

 

 

毎回違うものが色々出てくるタパス。

数軒はしごしながら

お店ごとのタパスを楽しむのが

グラナダ観光の定番。

何が出てくるかわからないから

おもしろいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラナダ滞在中は市内観光だけでなく、

デイヴィッドさんや彼の友達と一緒に

山登りも楽しんできました。

 

といっても麓からではなく

車で移動して2,000m近い高さからのスタート。

 

 

 

グラナダからわずか30kmほどの南に

連なるのは「シエラネバダ山脈」。

スペイン最高峰のムラセン山を

有しています。

といっても3,480mなので

富士山の勝ち。

 

 

 

スペイン語で「雪の積もった山脈」を

意味するシエラネバダ。

アメリカにも

同じ名前の山脈がありますが、

デイヴィッドさん曰く、

「こっちがホンモノ」とのこと。

 

 

 

傾斜はきつくなく

気温もさほど低くないので

ピクニック気分でのんびり登ります。

といっても3,000m付近になると

わずかながら息が切れて

酸素が薄いのを実感できました。

 

 

 

丸みを帯びた地平線の上に広がる

一面の深い青は

空というよりももはや

すぐそこにある宇宙を

感じさせます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3時間足らずで目的の3,393m峰に到達!

本格的な登山ではないけれど、

下に広がる絶景もあいまって

この時の達成感は素晴らしかったです。

世界の山を登りながらの旅するのも楽しそう。

 

 

 

この日は登りませんでしたが

さらに向こうには山脈の最高峰が見えます。

 

頂上目指して

少しずつ登っていくっていいですよね。

長い距離を進む自転車旅と感覚が似てる気がする。

帰国したら日本の山々も登ってみようかな…。

 

 

 

面白いのが登った後のこと。

スペインには

伝統的な昼寝文化“シエスタ”があります。

 

この時もデイヴィットさん達、

「ちょっとシエスタするわ。」と

いきなり寝はじめました。

大のオトナ達が地面にごろごろ。

何とも愛らしいぞ、スペイン人!

 

※この昼寝文化がスピーディな現代社会において、

スペイン経済を停滞させてるという説もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観光したり、山に登ったり

気が付けば5日間も滞在してしまったグラナダの街。

 

のんびりリラックスした後は、

さらにスペインの南端へと向かいます!

 

 

 

特別賞受賞

2019.06.12 | スペイン

【380日目 15,101km】

 

 

 

スペインも後半戦に突入。

ムルシアから次なる場所へと走り始めます。

 

 

 

天気は雲一つない快晴。

午前中の間は暑さを気にすることもなく

気持ちよく漕ぎ出します。

 

 

 

ヨーロッパ全体に言えることですが

スペインでも自転車文化は盛ん。

いたるところで

何人もの本格的な

ロードバイク乗りの人たちに

追い抜かれていきました。

 

 

 

主要の幹線道路に沿って走ってます。

路肩は狭いけど

そこまで交通量がないので

割と余裕をもって

進むことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど昼頃にたどり着いたのは「ロルカ」という町。

中央にある高台に立つと

町の全体を見下ろすことが出来ます。

 

 

 

渇いた荒野の中にあらわれた

土色の石で造られた家々。

同じヨーロッパとはいえ

イタリア、フランスとは

明らかに違うスペインならではの

町という雰囲気です。

 

 

 

特に重要な観光名所はないらしく

散策している観光客の人とも

ほとんどすれ違うことはありません。

でも、何気ないただの町角が

すごく綺麗な場所でした。

 

 

 

 

再び走り始めて

午後にはスペインの

最も南に位置する

「アンダルシア州」に

突入しました。

 

 

 

 

この日はあまりの暑さに

かなり疲れが溜まったので

スペインで初めて宿に泊まりました。

30℃は優に超えてたと思います。

といっても去年の中央アジアは

毎日これ以上の暑さだったけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベッドでしっかり休んだら翌日も朝から走り始めます。

ムルシアあたりから緑は減っていましたが、

このあたりからさらに渇いた荒野へと

景色が変わっていきました。

 

 

 

暑い時期のサイクリングは

涼しい午前中に

どれだけ距離を稼ぐかが大切。

暑さと同時に着実に戻ってくるのは

中央アジアの砂漠を走った時の感覚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面白いことが起こったのは、

お昼に何か食べようと

「オルラ・デル・リオ」という

小さな町をウロウロしていた時のこと。

 

何か自転車のイベントをしていたらしく

サイクリストの集団に出くわしました。

 

 

パシャパシャと写真を撮っていると

「お前もついてこいよ!」と手招きされたので

何もわからぬままとりあえずついて行ってみることに。

 

 

 

たどり着いたのは

町の外れにある大きな倉庫。

中にはサイクルジャージを着た

サイクリスト達が100人ほど

いたでしょうか。

 

 

 

 

聞けば、この日

午前中は自転車レースをしており

午後からはこの倉庫で

打ち上げのパーティーが行われるそう。

会場に入るなり大勢の方に囲まれ

スペイン語の質問が飛び交いました。

 

 

 

パーティ-で皆が食べるのは

大きな鍋で炊かれた「巨大パエリヤ」。

スペインではイベント時の恒例なのか?

これで約100人分はあります。

何でも“デカい”ってだけで

興奮しますよね。

 

 

 

 

「特別ゲストなんだからお前も食え!」

と言われたので

遠慮なくご相伴にあずかりました。

こないだバレンシアの有名店で食べたけど

なんら遜色ないほど美味しかった。

きっとデカい鍋だから美味しいんです。

 

 

 

食事を済ませると

自転車レースの表彰式が始まりました。

少年の部、女性の部と

順に発表され、

表彰されていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてなんと、

日本からの特別ゲストとして

“リョウスケ・トモタケ”が

町長特別賞を受賞してしまいました!

 

 

日本でも手にすることのないトロフィーを

スペインの片田舎でもらうことになるとは…。

ふらっと立ち寄っただけなのに、

気を使っていただいて申し訳ない。

 

自分の好きで誰のためにもならない旅をしてるのですが

こうして現地の人たちに暖かく迎えられると

心から嬉しく思います。

 

こんな思いもよらぬ出会いがあるから

「また先へ進んでいこう」

という気持ちになるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方、パーティーが終わると

もう少しだけ進んでおきたかったので

再び走り始めます。

乾いた大地はどこまでも続く。

 

 

 

 

 

岩山のふもとに

人の来なさそうな場所を見つけ

テントを張ることに。

日が沈まないから

気温も下がらない。

 

 

 

 

 

日が長いぶん自転車を漕げる時間も

長くなるのですが、

毎日長時間漕いでられないので

正直8時ぐらいになったら

もう暗くなってほしい。

文句言っても仕方ないけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野宿で夜を明かすと

引き続き走り始めました。

山の中にも自転車専用道が整備されており、

とても助かります。

 

 

 

 

遠くを眺めれば風力発電の風車が。

風車って牧歌的で好きなんですけど、

これがあるってことは

風が強い地域ということなので

「びくっ」と不安になってしまいます。

この時は強風は吹いてなかったけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

小さな町で一休みして

午後から再び走り始めたとき、

ちょっとしたハプニングが…。

 

 

荒野の道を何となく走っていると

知らないうちに自動車専用のバイパスに侵入しておりました。

 

ビュンビュンとすごい勢いの車に

追い抜かれつつおろおろしていると

バイクに乗った警察がやってきます。

 

「ここは自転車走行不可だから次の出口で降りなさい。」

 

バイパスを降りたところで他に道は無いしどうしよう、

と悩んでいるとガソリンスタンドを発見。

しばらくしてやって来たワンボックスバンのドライバーさんに

事情を説明すると、自転車ごと載せてくれることに。

 

とてもスムーズにヒッチハイク成功です。

人にやさしさに助けられてばかり。

 

 

 

車を降ろしてもらった先に着いたのは

「グラディックス」という町。

遠くの山の頂には雪が見えるけど

まだまだ暑い…。

 

 

 

 

 

全然下調べをしてなかったけど

ものすごく綺麗な街並みでした。

スペインの小さな町って

どこも真ん中に教会が建ってて

美しいところが多いです。

 

 

 

 

この日も暑いうえに

目的地に早くついてしまい

日没まで時間がありすぎるので

キャンプではなく

宿に泊まることに。

 

 

 

 

クーラーが効いてなくても

屋内は涼しいし、ベッドはふかふか。

幸せ…。

キャンプばっかりしてると

初めてやってきた宿でも

快適すぎて家みたいに感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐっすり眠って

明くる日は山を越える行程。

気合を入れて出発です。

 

 

 

起伏もかなり激しくなってきました。

暑い中での上り坂は

本当に過酷。

景色を楽しむ余裕もなくなります。

 

 

 

 

 

したたる汗をぬぐうこともせず

黙々と山を登り、

峠にたどり着きました。

ここからは下り坂。

 

 

 

 

 

気持ちよく滑降していると

緑も増えた山の中に

鮮やかなエメラルドグリーンの湖が。

断崖でなければ服を脱いで

飛び込んでしまいたいほど

綺麗な水辺でした。

 

 

 

やがて斜面も緩やかになり

平坦な道を進んでいきました。

スペイン南部は

緑が減ったり増えたり

とにかく景色がコロコロ変わる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてたどり着いたのは

スペイン南部の観光都市「グラナダ」。

 

この街でしばし疲れを癒し、

観光を楽しみたいと思います!

 

 

 

町の自転車屋さん

2019.06.8 | スペイン

【375日目 14,805km】

 

バレンシア地方での滞在を終え

次なる場所へと向かっていきます。

 

 

 

これまでスペイン東側の海沿いを走ってきましたが、

クリェラの町からは

少しだけ内陸の山の中へと突入。

 

 

 

しばらく大きな幹線道路沿いを

走ったので

それなりに交通量もあります。

たくさんの車に追い抜かれつつ

少しずつ進みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出発から50kmほど走ったお昼頃。

ちょろっと立ち寄ったのは

山の麓にある町「ハティバ」。

 

 

 

 

山のゆるやかな斜面に

昔ながらの白い壁をした家屋が

立ち並んでいます。

とても静かな場所でした。

 

 

 

 

 

路地をさまよっていると

町の中央に建つ教会の鐘楼が

見えます。

迷子になりそうになるけど

この教会を目印になんとか

抜け出すことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後から走行再開。

傾斜が徐々に急になり

わずかながら

標高が上がっていくのが分かります。

足に力を入れてせっせとのぼる。

 

 

 

 

この日から気温が一気に上がりました。

朝の走行開始時から半袖で走ったのは

今季初めて。

スペインもそろそろ南部に

差し掛かる頃です。

 

 

 

 

降り注ぐ日差しが強く

どんどん体力が奪われていきます。

ただこれから暑くなる一方なので

これに慣れていかねば。

先が思いやられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山をのぼった一帯が農耕地帯になっており

野宿場所を探すのに意外に苦戦。

ひっそりとした誰もいない公園を見つけ

テントを張ります。

 

 

 

この日のメニューは

手抜きインスタントラーメン。

安い袋ラーメンって

結構どの国でも売られてるので

かなり助かってます。

美味しいのはあまりないけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日も朝から快晴、

この日はほとんど下り坂の予定なので

気持ちよく走り始めました。

 

 

 

暑さは前日と相変わらず。

山上だから若干涼しい気はするものの

少し走れば汗がしたたります。

これから休憩の頻度が

ものすごく増えそう。

 

 

 

 

これまで海沿いばかりだったので

スペインでは

山をじっくり見てませんでした。

南部の乾燥した内陸部では

大きな岩山がいくつもあるようです。

目前にしたときの迫力がすごい。

 

 

 

前日に山をのぼっていたときの

緑豊かな景色とはうって変わり、

乾燥した地域であることが

一目でわかります。

この景色を見るだけで

のどが渇いてくる…。

 

 

 

山を降りると道路も平坦になり

車の数も多くなりました。

目的の街まで颯爽と

駆け抜けていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やって来たのはスペイン南東部に位置する

ムルシア州の州都「ムルシア」。

中心を流れるセグラ川のほとりに立つ大聖堂が印象的。

 

 

 

州都なので賑やかなのかと思いきや

こじんまりとしていて

割と静かな街でした。

街をぶらぶらする程度なら

ちょうどいい気温です。

自転車漕いだら暑いけど。

 

 

 

街の中心部を訪れても

観光客が殺到しているということもなく

とても過ごしやすい場所です。

これがスペインの

“普通の街”なんだろうなという感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムルシアの街で受け入れてくれた

WarmShowerのホストは“フアンさん”。

到着した日の夜は

自宅アパートの屋上でディナーをご馳走になりました。

 

 

 

 

そんなフアンさんは

ムルシア中心部の街角で

自転車屋さんを

営んでらっしゃいます。

 

 

 

 

 

店内をのぞいてみると

修理機材や自転車部品がびっしり。

僕がたどり着いた時も

複数のお客さんの対応中で

かなり繁盛しているようでした。

 

 

 

 

バルセロナでパーツを一新してから

なぜかペダルを重く感じていたので

チェックしてもらうことに。

細かい説明をしなくても原因を究明し

ささっと調整してくれる姿は

まさに職人です。カッコいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

自転車屋の作業場のすぐ横が

居住スペースになっており

ここに泊めてもらってました。

実は家電とソファー以外はほぼすべて

フアンさんによる手作りなんです。

 

 

 

 

机や棚はもちろん、

床張りや電気配線まで

自分でやってしまったのだとか。

大学では工学でなく

経済学を勉強していたということで

自転車修理も含めすべて独学です。

 

 

 

 

 

 

 

 

かつては首都・マドリードで

システムエンジニアとして働いていたフアンさん。

 

「やるべき仕事は終わってるのに、

上司が席を立つまでは帰れないような日々にウンザリ」

と感じて故郷に戻ったそう。

どの国も似たようなもんですね…。

 

 

さらに旅人としての一面も持つ彼。

この夏には2ヵ月間お店を休み、

写真の黄色い自転車に乗って

イランの北隣・アゼルバイジャンまで向かうのだとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自宅のWiFiパスワードが

「Cars are shit(車なんてクソくらえ)」であることからも

溢れる自転車愛が感じられるフアンさん。

 

 

創造力いっぱいの彼のライフスタイルに

ものすごく刺激を与えられた

ムルシアでの滞在でした。

 

 

 

近代都市バレンシア

2019.06.4 | スペイン

【370日目 14,577km】

 

テント泊を続けながら

引き続きスペインを南下していきます。

 

 

 

スペイン各所には「Via Verde(緑の道)」

と呼ばれる自転車道が整備されており

とても走りやすくなっています。

 

 

 

イタリアやフランスのものと同様

かつての鉄道用線路を

サイクリングコースにしたようです。

極端な曲がりも少ないので

景色を満喫しながら

ゆったり走るのが気持ち良い。

 

 

 

途切れながらではあるけど

スペイン全土に広がるので

休暇ごとに色んなコースを走るのが

スパニッシュサイクリスト達の

楽しみだそうです。

 

 

 

 

時々パン屋などで

休憩に立ち寄りながらこの日も

ゆっくり進んでいきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は「プラヤ」という

小さな町のキャンプ場に宿泊。

 

 

 

最近サラミにはまってまして

テントをはり終えたら

ゆっくり食べるのが恒例。

イタリア発祥の乾燥肉ですが

ヨーロッパのどの国でも

たくさん売られています。

 

 

 

どんどん日が長くなっていく

この季節。

夕方6時なんてまだまだ青空全開。

本当に真っ暗になるのは

夜10時頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日もとにかく南へと走ります。

長く続くVia Verede がありがたい。

 

 

 

まもなくスペイン第3の都市

「バレンシア」が近づいてきます。

交通量も徐々に増えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日はバレンシアを素通りして

少し南にある町「クリェラ」へ。

お世話になる宿泊先へと向かいます。

 

 

 

クリェラで泊まったのは

個人のお宅ではなく、

いわゆるノマドワーカーたちへの

貸事務所の様なアパート。

こちらもWarm Showerを通じて

知った場所です。

 

 

 

オーナーがサイクリング好きな方で

自転車旅の人には

無料で宿泊させてくれるというもの。

色んなところで

自転車ならではの恩恵を受け取ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリェラの町に到着した翌日は

電車に乗って

バレンシアの観光にくり出しました。

 

 

 

スペイン東側沿岸のほぼ中央に位置する

バレンシア州の州都「バレンシア」。

 

マドリード、バルセロナに次いで

国内3番目の人口を誇る大都市です。

北部のバルセロナに比べると

雨も少なく気温も高く

イメージ通りのスペインといった気候。

 

 

観光客がまず向かうのは

旧市街の中心地にある「ビルヘン広場」。

多くの人が集まる賑やかな場所です。

 

 

 

広場を見守るように立つのは

「サンタ・マリア大聖堂」。

キリストが最後の晩餐の際、

使用した(可能性が高い)という

聖杯が収められています。

ありがたや。

 

 

 

大聖堂の横に建つ鐘楼の上にのぼれば

バレンシア旧市街が一望できます。

古い建物と新しい建物の

コントラストが面白い。

 

 

 

 

 

広場ではフラメンコの

パフォーマンスをしていました。

ふらっと見ただけなのに

物凄い迫力に一瞬で圧倒されます。

スペイン滞在中に生演奏付の踊りを

見ておかねば。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに広場から少し離れたところには

観光名所ともなっている中央市場。

要は普通の市場なのですが

100年近い歴史を誇り

とても活気に溢れていました。

 

 

 

地中海沿いの港湾都市だけあって

目を引くのは豊富な海産物たち。

魚、エビ、貝、イカ、タコ

とにかく何でもあります。

宿が近かったら

何か買って帰りたいのに…。

 

 

 

もちろん海鮮だけでなく

肉も野菜も揃っています。

どの国に行っても市場は

熱気があって

見ているだけでワクワクしてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史ある街バレンシアですが

旧市街を離れた河川沿いの一画には

まったく違う顔ものぞかせています。

 

それが「芸術科学都市」といわれる

現代建築物群。

 

 

10数年前に完成した

劇場、水族館、プラネタリウム、博物館

などの複合施設となっているこの一帯。

建物そのものが芸術作品のようで

あたりには

別空間の雰囲気が漂っています。

 

 

 

もちろん中に入れば

色々見所もあると思うのですが、

周辺を散歩するだけでも

ちょっとした未来空間を味わい

近代都市としての

バレンシアを楽しむことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び旧市街に戻ると

バレンシアが生んだグルメを堪能するため

事前に調べていた人気のレストランへ。

 

 

 

注文したのは伝統料理「パエリヤ」。

スペインといえば

まず思い浮かぶこの料理、

発祥の地はここバレンシアです。

熱々の鍋に平べったく盛られたのは

海鮮と一緒に炊きこまれたお米。

 

 

 

 

バルセロナを発って

初めてまともなレストランで

食事をしましたが

これは本当に美味しかったです。

特に、おこげのカリカリが。

 

 

 

 

 

といった感じでスペイン前半は

道も穏やかで非常にのんびり進んでいます。

この調子で南部まで楽しんでいきます!

 

 

 

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