Cycling The Earth ~自転車世界一周の旅~

日記

町の自転車屋さん

2019.06.8 | スペイン

【375日目 14,805km】

 

バレンシア地方での滞在を終え

次なる場所へと向かっていきます。

 

 

 

これまでスペイン東側の海沿いを走ってきましたが、

クリェラの町からは

少しだけ内陸の山の中へと突入。

 

 

 

しばらく大きな幹線道路沿いを

走ったので

それなりに交通量もあります。

たくさんの車に追い抜かれつつ

少しずつ進みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出発から50kmほど走ったお昼頃。

ちょろっと立ち寄ったのは

山の麓にある町「ハティバ」。

 

 

 

 

山のゆるやかな斜面に

昔ながらの白い壁をした家屋が

立ち並んでいます。

とても静かな場所でした。

 

 

 

 

 

路地をさまよっていると

町の中央に建つ教会の鐘楼が

見えます。

迷子になりそうになるけど

この教会を目印になんとか

抜け出すことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後から走行再開。

傾斜が徐々に急になり

わずかながら

標高が上がっていくのが分かります。

足に力を入れてせっせとのぼる。

 

 

 

 

この日から気温が一気に上がりました。

朝の走行開始時から半袖で走ったのは

今季初めて。

スペインもそろそろ南部に

差し掛かる頃です。

 

 

 

 

降り注ぐ日差しが強く

どんどん体力が奪われていきます。

ただこれから暑くなる一方なので

これに慣れていかねば。

先が思いやられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山をのぼった一帯が農耕地帯になっており

野宿場所を探すのに意外に苦戦。

ひっそりとした誰もいない公園を見つけ

テントを張ります。

 

 

 

この日のメニューは

手抜きインスタントラーメン。

安い袋ラーメンって

結構どの国でも売られてるので

かなり助かってます。

美味しいのはあまりないけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日も朝から快晴、

この日はほとんど下り坂の予定なので

気持ちよく走り始めました。

 

 

 

暑さは前日と相変わらず。

山上だから若干涼しい気はするものの

少し走れば汗がしたたります。

これから休憩の頻度が

ものすごく増えそう。

 

 

 

 

これまで海沿いばかりだったので

スペインでは

山をじっくり見てませんでした。

南部の乾燥した内陸部では

大きな岩山がいくつもあるようです。

目前にしたときの迫力がすごい。

 

 

 

前日に山をのぼっていたときの

緑豊かな景色とはうって変わり、

乾燥した地域であることが

一目でわかります。

この景色を見るだけで

のどが渇いてくる…。

 

 

 

山を降りると道路も平坦になり

車の数も多くなりました。

目的の街まで颯爽と

駆け抜けていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やって来たのはスペイン南東部に位置する

ムルシア州の州都「ムルシア」。

中心を流れるセグラ川のほとりに立つ大聖堂が印象的。

 

 

 

州都なので賑やかなのかと思いきや

こじんまりとしていて

割と静かな街でした。

街をぶらぶらする程度なら

ちょうどいい気温です。

自転車漕いだら暑いけど。

 

 

 

街の中心部を訪れても

観光客が殺到しているということもなく

とても過ごしやすい場所です。

これがスペインの

“普通の街”なんだろうなという感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムルシアの街で受け入れてくれた

WarmShowerのホストは“フアンさん”。

到着した日の夜は

自宅アパートの屋上でディナーをご馳走になりました。

 

 

 

 

そんなフアンさんは

ムルシア中心部の街角で

自転車屋さんを

営んでらっしゃいます。

 

 

 

 

 

店内をのぞいてみると

修理機材や自転車部品がびっしり。

僕がたどり着いた時も

複数のお客さんの対応中で

かなり繁盛しているようでした。

 

 

 

 

バルセロナでパーツを一新してから

なぜかペダルを重く感じていたので

チェックしてもらうことに。

細かい説明をしなくても原因を究明し

ささっと調整してくれる姿は

まさに職人です。カッコいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

自転車屋の作業場のすぐ横が

居住スペースになっており

ここに泊めてもらってました。

実は家電とソファー以外はほぼすべて

フアンさんによる手作りなんです。

 

 

 

 

机や棚はもちろん、

床張りや電気配線まで

自分でやってしまったのだとか。

大学では工学でなく

経済学を勉強していたということで

自転車修理も含めすべて独学です。

 

 

 

 

 

 

 

 

かつては首都・マドリードで

システムエンジニアとして働いていたフアンさん。

 

「やるべき仕事は終わってるのに、

上司が席を立つまでは帰れないような日々にウンザリ」

と感じて故郷に戻ったそう。

どの国も似たようなもんですね…。

 

 

さらに旅人としての一面も持つ彼。

この夏には2ヵ月間お店を休み、

写真の黄色い自転車に乗って

イランの北隣・アゼルバイジャンまで向かうのだとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自宅のWiFiパスワードが

「Cars are shit(車なんてクソくらえ)」であることからも

溢れる自転車愛が感じられるフアンさん。

 

 

創造力いっぱいの彼のライフスタイルに

ものすごく刺激を与えられた

ムルシアでの滞在でした。

 

 

 

近代都市バレンシア

2019.06.4 | スペイン

【370日目 14,577km】

 

テント泊を続けながら

引き続きスペインを南下していきます。

 

 

 

スペイン各所には「Via Verde(緑の道)」

と呼ばれる自転車道が整備されており

とても走りやすくなっています。

 

 

 

イタリアやフランスのものと同様

かつての鉄道用線路を

サイクリングコースにしたようです。

極端な曲がりも少ないので

景色を満喫しながら

ゆったり走るのが気持ち良い。

 

 

 

途切れながらではあるけど

スペイン全土に広がるので

休暇ごとに色んなコースを走るのが

スパニッシュサイクリスト達の

楽しみだそうです。

 

 

 

 

時々パン屋などで

休憩に立ち寄りながらこの日も

ゆっくり進んでいきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は「プラヤ」という

小さな町のキャンプ場に宿泊。

 

 

 

最近サラミにはまってまして

テントをはり終えたら

ゆっくり食べるのが恒例。

イタリア発祥の乾燥肉ですが

ヨーロッパのどの国でも

たくさん売られています。

 

 

 

どんどん日が長くなっていく

この季節。

夕方6時なんてまだまだ青空全開。

本当に真っ暗になるのは

夜10時頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日もとにかく南へと走ります。

長く続くVia Verede がありがたい。

 

 

 

まもなくスペイン第3の都市

「バレンシア」が近づいてきます。

交通量も徐々に増えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日はバレンシアを素通りして

少し南にある町「クリェラ」へ。

お世話になる宿泊先へと向かいます。

 

 

 

クリェラで泊まったのは

個人のお宅ではなく、

いわゆるノマドワーカーたちへの

貸事務所の様なアパート。

こちらもWarm Showerを通じて

知った場所です。

 

 

 

オーナーがサイクリング好きな方で

自転車旅の人には

無料で宿泊させてくれるというもの。

色んなところで

自転車ならではの恩恵を受け取ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリェラの町に到着した翌日は

電車に乗って

バレンシアの観光にくり出しました。

 

 

 

スペイン東側沿岸のほぼ中央に位置する

バレンシア州の州都「バレンシア」。

 

マドリード、バルセロナに次いで

国内3番目の人口を誇る大都市です。

北部のバルセロナに比べると

雨も少なく気温も高く

イメージ通りのスペインといった気候。

 

 

観光客がまず向かうのは

旧市街の中心地にある「ビルヘン広場」。

多くの人が集まる賑やかな場所です。

 

 

 

広場を見守るように立つのは

「サンタ・マリア大聖堂」。

キリストが最後の晩餐の際、

使用した(可能性が高い)という

聖杯が収められています。

ありがたや。

 

 

 

大聖堂の横に建つ鐘楼の上にのぼれば

バレンシア旧市街が一望できます。

古い建物と新しい建物の

コントラストが面白い。

 

 

 

 

 

広場ではフラメンコの

パフォーマンスをしていました。

ふらっと見ただけなのに

物凄い迫力に一瞬で圧倒されます。

スペイン滞在中に生演奏付の踊りを

見ておかねば。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに広場から少し離れたところには

観光名所ともなっている中央市場。

要は普通の市場なのですが

100年近い歴史を誇り

とても活気に溢れていました。

 

 

 

地中海沿いの港湾都市だけあって

目を引くのは豊富な海産物たち。

魚、エビ、貝、イカ、タコ

とにかく何でもあります。

宿が近かったら

何か買って帰りたいのに…。

 

 

 

もちろん海鮮だけでなく

肉も野菜も揃っています。

どの国に行っても市場は

熱気があって

見ているだけでワクワクしてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史ある街バレンシアですが

旧市街を離れた河川沿いの一画には

まったく違う顔ものぞかせています。

 

それが「芸術科学都市」といわれる

現代建築物群。

 

 

10数年前に完成した

劇場、水族館、プラネタリウム、博物館

などの複合施設となっているこの一帯。

建物そのものが芸術作品のようで

あたりには

別空間の雰囲気が漂っています。

 

 

 

もちろん中に入れば

色々見所もあると思うのですが、

周辺を散歩するだけでも

ちょっとした未来空間を味わい

近代都市としての

バレンシアを楽しむことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び旧市街に戻ると

バレンシアが生んだグルメを堪能するため

事前に調べていた人気のレストランへ。

 

 

 

注文したのは伝統料理「パエリヤ」。

スペインといえば

まず思い浮かぶこの料理、

発祥の地はここバレンシアです。

熱々の鍋に平べったく盛られたのは

海鮮と一緒に炊きこまれたお米。

 

 

 

 

バルセロナを発って

初めてまともなレストランで

食事をしましたが

これは本当に美味しかったです。

特に、おこげのカリカリが。

 

 

 

 

 

といった感じでスペイン前半は

道も穏やかで非常にのんびり進んでいます。

この調子で南部まで楽しんでいきます!

 

 

 

スペイン南下

2019.05.31 | スペイン

【366日目 14,420km】

 

バルセロナのマルコさんの家を出発して

いよいよ

スペインの大地を南へ走り始めます。

 

 

 

バルセロナは大都市であるにもかかわらず

思いのほか車の流れもスムーズ。

自転車を漕ぐのも苦戦することなく

30分ほどで都市部を抜けだすことが出来ました。

 

 

 

バルセロナの南は

ひたすら平坦な道が続いています。

所々にある町で休みを取りつつ

進んでいきました。

スペインは割とドライバーの

マナーが良い気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

100kmほど走ったこの日は

「タラゴナ」という街の郊外の

海辺にあるキャンプ場にチェックイン。

強い風にあおられ

この時はテントを立てるのも一苦労でした。

 

 

 

夕食はパスタ。

色んな形のパスタを試した結果

やっぱり麺状のスパゲッティが

1番美味しいということが

解明されました。

茹で加減も慣れてるので分かりやすい。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャンプ場で出会ったのは

アーチェリーの大会に出場するため

スイスから数か月にわたり

自転車で旅をしているという女性サイクリスト。

後ろの白い大きな筒は弓だそう。

 

「旅をしている期間を練習に充てなくていいのか」

なんて聞いちゃダメです。

旅人の思考回路なんて他人からしたら

理解できるものじゃないことがほとんどなので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、キャンプ場からすぐ近くの観光名所に

向かってみることに。

 

山の中にひっそりとたたずむのは

「ラスファレラス水道橋」。

紀元前1世紀につくられたローマ帝国の遺産です。

 

 

 

この橋、

2000年以上の昔に

これだけの橋をつくるとは

「悪魔の仕業に違いない!」

ということで

“悪魔の橋”の異名を持ちます。

 

 

 

橋の上部は

歩けるようになっています。

人とすれ違うのが困難なほど

幅が狭いことからも、

通行用ではなく

水を運ぶためだと分かります。

 

 

 

 

 

水道橋の観光を終えると

前日に引き続き走り始めます。

海辺は綺麗に整えられて

非常に走りやすい。

 

 

 

 

 

 

 

 

出発からわずか30kmほどのこと。

自転車専用道を走っていると

ジョギング中のとある男性が声をかけてきました。

 

「俺も自転車に乗って世界を旅してたんだよ。

今はこの街のホテルで住み込みで働いてるから

今日は1晩泊まっていきなよ!」

 

 

路上でまさか旅の同志との出会い。

この日もう少し進む予定でしたが

急いでないので誘われるがまま泊めてもらうことに。

 

 

 

ホテルの主催する自転車ツアーの

ガイドをしているという

スイス人“マティアス”さん。

立派なリゾートホテルのベッドで

寝かせていただくことに。

 

 

 

 

寝床のみならず

食事までごちそうになりました。

なんとなんとビュッフェスタイル。

職員関係者ということで

無料で食べさせてもらいます。

あぁ、幸せ…。

 

 

 

貧乏旅人である以上

ヨーロッパでのビュッフェなんて

なかなか

ありつけるものじゃありません。

ここぞとばかりに

胃袋に詰め込んでやります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ユーラシア、オセアニア地域を2年半かけて

旅してきたマティアスさん。

 

日本を走った際には

我が故郷・広島も走ったらしく、

地元のソウルフード“お好み焼き”を絶賛してくれました。

 

 

もうじきガイドの勤務を辞めて

再びヨーロッパの旅へと出発するそうです。

安全に気を付けてお互い良い旅しましょう!

(マティアスさんのブログ→https://www.umunum.ch/

 

 

 

 

 

 

 

 

マティアスさんに別れを告げると

再び南へ下っていきます。

 

 

 

天気は安定していて

暑すぎずとても気持ちが良い。

スペインは南に行くにつれ

降水量も減ってくるそうです。

 

 

 

 

 

似たような風景がどこまでも続きます。

海岸は走りやすいけど

道は退屈…。

あまり印象に残らない道が

延々と続きました。

 

 

 

 

午後からは一気に風が強まりました。

遮蔽物が何もないので

体は吹きさらしの状態。

漕いでも漕いでも進まない道を

少しづつ前と向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして海辺のキャンプ場へ。

ここしばらく海岸沿いには

ものすごくたくさんのキャンプ場が並んでいます。

値段を聞いてまわっては安いところにチェックイン。

 

 

 

夕方早めについて

のんびりご飯の準備をしているときが

癒しの時間です。

波の音を聞きながら

ひとりでまったり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナを出発してから4日目。

この日はおもに幹線道路沿いを走っていきました。

 

 

 

西の内陸側に目をやると

山が連なっています。

海側よりも内陸側の方が

走るのは楽しそうだけど、

ビザの期限もあり

そこまで回り道できないのが悔しい。

 

 

 

同じような景色が

どこまで続くんだろうか。

素敵な出会いはやはり

どこにでもあるわけじゃなく

ときに旅は退屈…。

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は「オロペサ」という

小さな町のキャンプ場にチェックイン。

平日だったこともあってか

おそらく客は僕一人。

 

 

 

夕食はやっぱりパスタ。

そろそろ違うものをと思いつつ

結局、

楽なものに落ち着いてしまいます。

 

 

 

 

 

このままではどんどん

アウトドアでのパスタの

腕前が上がってしまいます。

栄養摂れるし美味しいのは良いけど

そろそろ変わり種レシピも覚えよう。

 

 

 

 

という風に

幹線道路に沿ってしまってるので

若干刺激が少ないながら

穏やかなスペインの旅が続いています。

 

さらに南へ向かえば

「これぞスペイン」な風景に出会えるはず…、多分!

 

 

 

のんびりバルセロナ

2019.05.27 | スペイン

【362日目 14,113km】

 

 

ユーラシア大陸の終盤となる国・スペインに到着。

先を急がず

まずはバルセロナの街を楽しむことにします。

 

 

 

街の中心に位置しており

バルセロナの象徴ともいえるのは

あまりにも有名な「サグラダ・ファミリア」。

 

これまで各国の偉大な建築物を見てきましたが、

その中でも

間近ではじめて見た時の衝撃はトップレベルです。

とにかくデカい、そして美しい。

 

 

 

建築家アントニオ・ガウディ

の設計に基づき、

1882年に着工された

未完成の教会。

完成予定はガウディ没後100年の

2026年になるそう。

 

 

 

実は数年前、当初申請していた

工事作業の期限を超過してるのが発覚し

違法建築となってしまったそう。

カトリック教会がバルセロナ市に

およそ47億円の解決金を払うことで

落ち着いたらしいです。

 

 

 

それでも毎日ものすごい数の

観光客が訪れており

支払いの目途はたっているそう。

なんせ入場料は¥4,000なので

ものすごいお金が動いてます。

僕は外から眺めるだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて向かったのは街の高台にある「グエル公園」。

こちらもサグラダ・ファミリアと同じく

ガウディの作品です。

 

地元の実業家「グエルさん」とガウディが

芸術と自然が溶け込んだ住宅地をつくろうと張り切ったものの、

発想がぶっ飛びすぎてて誰も住もうとせず

市の所有になってしまったというこの公園。

 

 

 

見晴らしは抜群で、

バルセロナの街を見下ろし

向こうには海の見える最高の場所。

ガウディは純粋無垢な感性を持った人

だったんだろうなというのが

感じられる場所です。

 

 

 

この公園の人気スポットが

階段の真ん中に居座るトカゲ。

まあ、ただのトカゲなんですけど

みんな写真撮っていたので

撮ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはガウディのライバルである

建築家ドメネクが設計した「サンパウ病院」。

 

芸術には人を癒す効果があるとし

施設には多くの装飾が施されている様。

現在、病院機能は隣接する新病棟に移され

ここは文化遺産として保護されています。

 

 

 

という具合に

世界遺産に登録されている代表的な場所を訪れてみましたが

イタリア・ローマと同じで入場料が高く、

長い行列に並ばなければならないものばかりなので

簡単に眺めただけで終わってしまいました。

 

 

 

バルセロナの魅力は街の雰囲気そのもの

だったのではないかと思います。

 

もちろんもの凄い数の人がいるのですが

大都市なのになぜかせかせかした感じがなく、

ゆったりとした印象でした。

これがラテンの国なのか。

夕方にふらふら散歩してる時が一番楽しかった気がする。

 

 

 

商業地区を離れて旧市街に行くと

のんびりおしゃべりしたり

友達とお酒を飲んだりと

みんな楽しそう。

古い建物がいっぱいあって

すごく落ち着く雰囲気です。

 

 

 

スリなどの軽犯罪が多いため

「バルセロナに行くときは気を付けろ」

と散々注意を受けており

少し緊張してたのですが、

実際来てみると

なかなか居心地のいい場所。

 

 

 

バルセロナといえば

世界最強の「FCバルセロナ」。

街角には

スタジアム外では唯一の

オフィシャルショップがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧市街のなかに突如現れた

赤ちょうちんと見覚えのあるキャラクター。

お店の名前は、

「MUTENROSHI RAMEN (武天老師ラーメン)」

 

 

 

店内は和風のものや

ドラゴンボールグッズで

溢れていました。

 

 

 

 

 

 

頼んだのは味噌ラーメン。

日本のラーメン屋さんと

同じレベルとまではいきませんが、

かなり寄せてきてます。

これは美味しかった、

ごちそうさまです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナ滞在中にお世話になっていたのは

現地在住のイタリア人“マルコさん”のお宅。

 

 

 

彼に出会ったのは旅の途中、

ウズベキスタンのサマルカンドでのこと。

偶然同じ宿に泊まっており、

「バルセロナに着いたら家においでね」と

お誘いいただき、別れたのはもう8ヵ月前の話。

中央アジアから遠く離れたスペインでの再会です。

 

 

 

大都市の安宿は盗難トラブルが多く

あまり泊まりたくないので

ものすごく助かります。

荷物も散らかし放題

させてもらいました。

人様の部屋を散らかすな。

 

 

 

日本文化が大好きで来日経験もある

マルコさんの本棚には

漫画がびっしり。

日本語読めないけど

持ってるだけで嬉しいそうです。

日本が愛されるのはこちらも嬉しい。

 

 

 

 

居間で寝かせてもらってたのですが

毎朝、東側の窓から差し込む朝日で

目を覚ますのが本当に気持ち良かった。

というか最近テント泊ばかりなので

屋根の下で寝られるだけで幸せ。

旅の疲れが飛んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

マルコさん宅滞在中は

友達と一緒に

地元のスペイン料理を食べに行ったり、

 

 

 

 

 

 

街で一番と評判の

イタリア料理を食べに行ったりと、

とにかく食べてました。

どれも本当に美味しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナで果たすべき重要ミッションは

自転車のメインテナンス。

スペインを走り終えた後に待っている

この旅の次なるステップへと備えます。

 

 

 

タイヤを交換するつもりでお店に行くと

1年近く走ったのに

タイヤにはほとんどダメージがなく、

むしろペダルやチェーン回りの部品を

交換する必要がありました。

餅は餅屋ですな。

 

 

 

その他予備のパーツも併せて購入。

この先向かっていくのは

自転車ショップなどない僻地です。

期待と不安が高まってきている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナに住むマルコさんに

代理で受け取ってもらっていたのは

日本からの大切な贈り物。

 

 

旅を支援してくださっている

ダイアテック株式会社様 から

GIRO社製ヘルメット「Syntax MIPS AF white silver」

をご提供頂きました。

なんと2019年の最新モデル!!

 

 

 

 

 

イタリア入国の際の

木への衝突事故により、以前のものは

内側の緩衝材が破損しちゃいました。

ヘルメットとして機能しないので

一足先に帰国してもらいます。

また帰ったら会いましょう。

 

 

 

改めて新しいヘルメットで安全を確保しつつ

旅を進めてまいります!

 

 

 

 

 

 

 

結局、バルセロナには5日間も

居座り続けてしまいました。

マルコさん本当にありがとうございます。

 

人生で初めてやって来たヨーロッパで

こうして人との縁をつむぐことができており、

改めて旅の素晴らしさを感じているところでございます。

 

 

自転車もリフレッシュしたし

ヘルメットも手に入ったし準備万端。

ユーラシア大陸最後の国・スペインを走り始めます!

 

 

 

情熱の国・スペイン

2019.05.23 | フランス スペイン

【357日目 14,113km】

 

 

強風のサイクリングで疲れ果てた体を癒したら、

再び海岸線を南へと下っていきます。

 

 

 

モンペリエの街を離れると

また海沿いにはいくつもの池がある湿地帯が広がっています。

青空の下、平坦な水辺を走るのがなんとも気持ち良い。

 

 

 

ふと横に目をやると

たくさんのフラミンゴたちが。

穏やかな水面に立つ

ピンクの鳥の群れの姿は

とても優雅。

 

 

 

 

道の脇には牧場がいくつもあり、

カマルグの地域では半野生化している

気品ある白い馬たちが。

世界の中でも最古といわれる

品種だそうです。

 

 

 

 

道を進んでいると

今度は空を舞うフラミンゴたち。

なかなか近づくことはできませんが

日本では野生のものを

見ることができないので

かなり新鮮。

 

 

 

この日はカマルグの自然公園で

吹き荒れた暴風が止んでおり、

のんびり海辺のサイクリングを

楽しめました。

起伏もないし気持ちが良い。

 

 

 

 

 

 

 

途中で休憩に寄ったスーパーで出会った

イタリア人サイクリストの“ロベルトさん”と一緒に

キャンプ場で1泊。

フランスの旅もあと100kmほどで終了です。

 

 

 

カバンの中に1週間ほど入れてた

トマトソースでパスタ。

腐ってるかどうかの瀬戸際だったけど

残念ながらお腹壊しました。

トマトソースは

お早めにお召し上がりください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明くる日も南に向かって漕ぎ出します。

湿地が広がるこのあたりは道も平坦で漕ぎやすい。

 

 

 

幹線道路から外れているので

対向車もほとんどおらず

とても快適に走ることができました。

フランスはほとんど

田舎ばかり走ってます。

 

 

 

 

水辺にいるのはフラミンゴだけでなく

沢山の種類の鳥たちが集まります。

エサが欲しいのか

人間を見ると寄ってくるヤツら。

 

 

 

 

 

ひざを痛めているロベルトさんとは

途中でお別れ。

再び1人になると

黙々と海岸を南に進んでいきました。

 

 

 

 

 

国境まで数十kmというあたり。

平坦な湿地帯も終わり

起伏の多い山が連なる

地域に差し掛かってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

あと1つ山を越えれば国境という所で

この日もキャンプ場にチェックイン。

ディナーはプロヴァンスで出会った

ミツコさんからいただいた

たらこスパゲッティ(生風味)。

 

 

 

(生風味)ってなんだろう?

と思いつつ調理してみると

これがまた美味しい。

茹でたパスタにあえるだけ。

これも立派な日本食です。

 

 

 

 

夏に向かっているヨーロッパ。

なかなか日が沈まないので

9時前ごろまでずっと明るい。

キャンプの時は雰囲気出ないし、

早く暗くなってくれた方が良いのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日は出発と同時に山登りが始まります。

車の通らないひっそりとした道を

時に自転車を押しつつせっせと登る。

 

 

 

海辺から一気に峠の上まで

登ってきました。

国境にまたがるピレネー山脈の

東端にあたるこのあたりは

圧巻の景色です。

ただ山頂だけあって風がすごい。

 

 

 

 

 

 

峠がそのまま国境になっていました。

 

ほとんど人の通らない山道なので

看板も何もないけれど

ここから20ヵ国目となる「スペイン」の旅が始まります!

情熱の国はどんな出会いを与えてくれるのか。

 

 

 

国境を越えると

緩やかな下り坂が数十kmに及んで

続いていました。

天気が崩れそうなので

少し急いで先を目指します。

 

 

 

 

急ぐあまり間違って

高速道路に侵入してしまいました。

料金所をこっそりくぐって出るとき

非常ベルみたいなのが鳴って焦ったけど

誰も追いかけてこないのでセーフ。

もう罰金なんて払いたくない…。

 

 

 

 

 

 

国境から70kmほどの「ジローナ」という街。

 

予定していたキャンプ場が見つからず途方に暮れていると

雨が降ってきたので、

近くの農家さんに相談すると

ビニールハウスにテントを張ってもいいということに。

 

 

 

暖かいし、雨も防げるし、

予想以上に快適なキャンプ場所を

発見です。

でも夏場は暑そう…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜が明けると

うってかわって晴天が広がりました。

 

フランスと隣り合ったスペイン北東部の

このあたりはカタルーニャ地方。

最近よく、独立を巡った論争が話題になっている所です。

 

 

 

山間部から海辺に出ると

また道は平坦になります。

この日は南西に向かい

海沿いをただただひた走りました。

 

 

 

 

 

ジローナのビニールハウスから

100kmほど走った夕方、

ビルが増え交通量も多くなり

都会のにおいが

プンプンしてきます。

 

 

 

 

 

 

 

そして、フランス・モンペリエから走ること4日。

スペイン随一の大都市

「バルセロナ」に到着です!

 

 

ラテンの大国を走り出す前に

この街でしばらくのんびりしまーす。

 

 

 

暴風ふたたび

2019.05.18 | フランス

【350日目 13,696km】

 

 

プロヴァンスの新緑を駆けた抜けたあとは、

再び海岸線へ戻り

西へと向かいます。

 

 

 

ホストのフローレンスさんとミツコさんが

見送りの際に告げてくれた

「今日と明日は、風が強いよ。明日は特に!

このあたりの風はホントに強いんだからね!!」

という言葉。

 

このときは「まあ、何とかなるでしょ」と

さほど気にも留めず

穏やかな景色の中走り始めました。

 

 

 

 

 

 

海のほうへ向かうとほとんど起伏はなく

快調に走って、お昼過ぎには60kmを走って

「アルル」の街へ。

 

 

 

プロヴァンス地方の中でも、

美しい街並みが人気で

多くの観光客が訪れるアルルの街。

昔ながらの街並みが残っています。

 

 

 

 

 

中心部には

大きな円形闘技場がありました。

かつてヨーロッパを広く治めた

ローマ帝国の遺産です。

 

 

 

 

 

かの有名な画家ヴァン・ゴッホが

愛したことでも有名なこのアルル。

名画「夜のテラス」の題材となった

カフェが現在でも残っていました。

こういうとこでフランスだなぁと

実感します。

 

 

 

フランスでは自炊ばかりだったので

記念にこのカフェに入店。

このあたりで有名な

水牛の煮込み料理を頂きました。

そりゃもちろん美味しいけど

値段は¥2,000、…高い。

 

 

 

街を数km離れると

ゴッホ作「アルルの跳ね橋」の

題材になった橋。

偉大な芸術家の感性をくすぐるのが

プロヴァンス地方の風景です。

 

 

 

 

 

 

 

アルルの街を離れると

そのまま南のほうへと下っていきます。

 

 

 

アルルから南に20kmほど下った

「カマルグ」と呼ばれる一帯は、

海水と淡水の混ざった大きな池が

いくつもある湿地帯となっており

自然公園として保護されています。

 

 

 

 

この湿地帯に集まるのは

たくさんの鳥たち。

春のこの時期には

フラミンゴがやって来ていました。

(遠くて見えづらいですが

白い点がフラミンゴです。)

 

 

 

一部区域が鳥たちの

保護観察地域となっており

有料で立ち入り出来るように

なっていました。

湿地の横に建てられた小屋から

スナイパーのように鳥たちを覗きます。

 

 

 

期待に胸を膨らませ

いよいよ覗いてみますが、

1羽たりともいませんでした。

鮮やかなピンクのフラミンゴはどこ?

時間帯が悪かったのか?

 

 

 

 

鳥たちが立ち寄りやすいように

人間の手によって整えられた静かな池。

僕が鳥なら思わず立ち寄りたくなるけど

残念ながら来るタイミングを

間違えたみたいです。

仕方ないけど、やっぱり残念…。

 

 

 

 

 

 

この日は自然公園の近くにあるキャンプ場へ。

設備の整った最新のキャンプ場だったらしく

1泊なんと¥2,000。

 

「もっと安くしてシルブプレ」と交渉するも

値段が変わるわけもなく、

他のキャンプ場を探そうかと悩んでいたところに

とある女性が声を掛けてくれました。

「私たちの借りてる敷地に一緒に泊まりなよ。

人数増えてみんなで割ったら安くなんじゃん」

 

娘さんと2人で写真のバスに乗って

カマルグに遊びに来ていた「マリエルさん」。

かつてのスクールバスをキャンピングカーに

改造してしまったファンキーなフランス人お母さんです。

 

 

 

車内はさすがに広々としていて

もちろんキッチンも付いています。

ベッドもあるし

こんなバスに乗って旅ができたら

本当にどこまでだって行けそう。

 

 

 

 

お言葉に甘えて

晩ご飯までご馳走になることに。

民家だけでなくキャンプ場でも

人のお世話になるとは…。

つくづく人の優しさに感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、テントで夜を明かした翌朝。

深夜未明からやけに強い風が吹いてたのですが

朝になっても吹き止んでいませんでした。

 

ただキャンプ場に2泊するのも嫌なので

覚悟を決めてペダルを漕ぎだします。

 

 

 

広大な湿地帯はどこまでも続いており、

大きな池に挟まれた1本道を

強風の中かろうじて前に進みました。

ただあまりにも強い風に

漕いでも漕いでもほとんど進まず

1時間近く走って3kmがやっと。

 

 

 

 

 

 

この日、あたり一帯に吹き荒れたのは

「ミストラル」と呼ばれる

この地域特有の風。

アルプス山脈からローヌ川流域に強く吹き降ろす風は

時に時速100kmにもおよび

1日中吹き止まないどころか数日続くこともあるそう。

 

 

「このままじゃ今日の予定距離は進めないな」と

思い始めた矢先、

さらに風は勢いを増して

ついにまったく前進できなくなりました。

 

これ以上は進めないと判断してUターンすることに。

今度は背中から吹く風に押されて

ペダルを全く漕いでないのに時速は30kmにも達するほど。

 

しかし、風の向きは一定でなく

時に横からも吹いてくるので走行は実に不安定。

ついには突風に煽られ

「ギャンッ!」と自転車ごとひっくり返されてしまいました。

 

 

 

「もうやだ、自転車なんか漕ぎたくない」

と乗っけてくれるトラックをあてもなく待ち続けることに。

 

しかし、待てど暮らせど自動車1台すら通らないので

とりあえず落ち着きを取り戻すためにも

一度キャンプ場に戻ることに。

 

 

 

あいかわらず吹き続ける強風のなか

お昼過ぎごろなんとかキャンプ場に戻ると、

そこには昨晩一緒に泊まったマリエルさん母娘がまだいました。

 

「ちょうどアンタの話してたことなの、

こんな風のなか自転車漕げるわけないわよ。

風が落ち着くとこまで送ってくわ。」

 

何とか前へ進む方法が見つかったと安堵しつつ

自転車を積んでしばらくバスに揺られました。

 

 

 

 

 

キャンプ場から

20kmほど進んだところで

降ろしてもらい、親子とはお別れ。

風も若干ながら弱まっており

再び西へと進み始めます。

道路横の池にはフラミンゴがのんびり。

 

 

 

湿地帯を抜けだすと主要道路に合流し

遅れを取り戻すかのように

ペダルをグルグルまわして

すっ飛ばして走ります。

休憩もとらず

ただただ前に進みました。

 

 

 

 

 

 

たどり着いたのはモンペリエの街に住む

Warm Showerのホスト

「アンソニーさん&ジェラルディンさん一家」のお宅。

 

事前に「この日に着くからね」と連絡していたので

なんとしても到着しておきたかったんです。

 

 

 

3人の子供がいるアンソニーさん一家は

家族みんなで世界各国を

自転車で旅してきた自転車家族。

今年の夏もヨーロッパを回るそうです。

英語もばっちりの子供たちは

元気で本当に良い子たち。

 

 

 

滞在中はフランスの家庭料理を

たっぷり堪能させてもらいました。

この日のメニューは「ラタトゥイユ」。

一緒に料理させてもらって

各国のご当地レシピ盗みまくってます。

これも旅の醍醐味。

 

 

 

滞在中ずっとお家のごはんを

ご馳走になってましたけど、

冷蔵庫にあるものでぱぱっと

簡単につくる料理が

どれも凄く美味しいんです。

恐るべしフランス料理。

 

 

 

天気が悪かったこともあって

結果的に3日間もお世話になりました。

しかもほぼ外には出ることなく

ずーっと家でまったり。

おかげでプロヴァンス地方からの

疲れもすっかり癒えました。

 

 

 

 

 

 

大陸を渡る自転車旅の楽しさと辛さを知る者同士

たっぷり旅の話を楽しませてもらいました。

 

アンソニーさん一家

素敵な時間をありがとう!

(長女はスペインに修学旅行中)

 

 

 

クロアチアで見舞われた強烈な季節風・ボラにも劣らない

フランスの「ミストラル」。

ここまでの暴風に再び襲われるとは予想もしていませんでした…。

 

 

過酷な自然に翻弄されながら、

出会う人の優しさに癒されながら、

まだまだ旅は続きます。

 

 

 

南仏プロヴァンス

2019.05.14 | フランス

【348日目 13,503km】

 

 

ニースにてオルダさん一家とはお別れ、

またひとり旅が始まります。

 

 

 

ニースでは1日だけ休暇を取りました。

 

海辺の風が気持ち良い街ですが

いかにもリゾート地といった様子で、

ズンズン鳴ってる音楽に身を揺らせ

お酒をグイグイ飲むような人たちの場所なので

貧乏な旅人が寄り付くには場違いだったように感じます。

 

ということで

ニース名物の延々と続く海辺を走りながら出発。

 

 

 

そのまま海岸を進めば

映画祭で有名な「カンヌ」や

南フランスの大都市「マルセイユ」を

訪ねることもできたけど、

リゾート地はお腹いっぱいなので

山へと入り込んでいきます。

 

 

 

海岸部から内陸へ移動する際には

山を越えなければなりませんでした。

傾斜は緩やかですが

登りがどこまでも続いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

70kmほど走ったこの日、

山奥に湖を発見。

久々にキャンプ場ではない

完全なる“野宿”をすることに。

 

 

 

4月下旬のフランスでは

日がとっぷり沈みきるのは

夜の9時頃なので

8時なんてまだまだ明るい。

料理をしながら湖畔の静寂を

1人占めしてやりました。

 

 

 

この日の朝まで

賑やかなニースに滞在してたので、

改めて

静かな自然の尊さを感じつつ

テントの中眠りにつきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと

湖はもやがかかって何とも幽玄な雰囲気。

 

ただ山を越えたことで

海辺に比べて気温が下がってしまったので

少し風邪気味に…。

ゆっくり休める場所もないので覚悟を決めて進んでいきます。

 

 

 

イタリアから国境を越えてすぐ

フランス南東部のこのあたりは

「プロヴァンス」といわれる地域。

広大な土地の遠くに山がそびえる

一帯はワインが有名。

日の光が気持ちよく降り注ぎます。

 

 

 

日が高くなるにつれ

気温も上がって来たけれど

少しづつ体に悪寒が…。

朝の気温の低下が確実に影響してます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということでこの日はわずか40kmほどを走って

「ドラギニャン」という町のキャンプ場に

早めのチェックイン。

 

体調悪いし安宿とろうかなとも思ったけど、

最低でも¥6,000からなのでやっぱりテント泊です。

 

 

 

体を温めるため

パスタのクリーム煮。

イタリアを脱出しても

まだまだパスタ生活は

続いていくんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、体調は改善しないものの

悪化はしていないのでなんとか進みます。

走れば治ると信じる。

 

 

 

この日も雲ひとつない青空が

広がりました。

気だるい体にムチ打って

なんとか前に進んでいきます。

 

 

 

 

 

小さな村が点在している

プロヴァンスの道。

ローマを目指して走った

イタリア・トスカーナを

思い起こさせます。

 

 

 

 

この日もキャンプ場へ。

走っている最中は

アドレナリンが出てるから

なんとか気力を保てるけど

走り終わる頃には疲れが

どっと押し寄せて倒れそうになります。

 

 

 

しんどい時こそ

しっかり食べるようにしてます。

とにかく野菜を鍋に放り込んでしまえば

栄養は摂れる。

しっかり食べたらしっかり寝る!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニースを出発してから4日目。

この日には目的の場所へ到着する予定。

 

 

 

色鮮やかな花が咲き乱れる

プロヴァンス地方。

このあたりイメージ通りの

フランスといった感じです。

優雅な気分でのんびり

ペダルを漕いでいきました。

 

 

 

峠を越えた向こうに見えたのは

家々が身を寄せ合う町「ボニュー」。

プロヴァンスにはこのような

山の上に砦のごとくつくられた

町がいくつも存在しています。

 

 

 

 

上から見下ろすと

土色の瓦とその向こうに広がる緑が

目の前に広がります。

しばらく海ばかり眺めてたから

山の景色がとても新鮮で落ち着く。

 

 

 

 

ボニューの町を下りて

さらに西へ。

田舎にもこのような自転車専用道が

整備されているフランス。

イタリアにも負けない

さすがの自転車先進国です。

 

 

 

 

 

 

そしてプロヴァンス地方の西の端、

「キャブリエール」という小さな村で迎え入れてくれた

Warm Showerのホスト“フローレンスさん”のお宅へ。

フランスで地元の方のお家へお邪魔するのは

これが初めて。

 

 

 

到着するとさっそく玄関先のポーチで

夕食をご馳走に。

「フランス料理じゃなくてごめんね」

と食べさせてくれたのはボロネーゼ。

イタリアが近いこともあって

やはりパスタは日常食みたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

到着の翌日、フローレンスさん宅から

ひょいと出かけたのは

プロヴァンス地方で最も楽しみにしていた場所

「ゴルド」。

 

前日に訪れたボニューと同じように

山上に多くの家々が密集したこの地域特有のつくりで、

これらは“鷹の巣村”などと呼ばれているそう。

 

その鷹の巣村の中でも

最も形が綺麗といわれ、

国内外から多くの観光客を集めているのが

このゴルド。

“フランスで最も美しい村”と形容されることもあるそうです。

 

 

 

離れてみれば美しいのですが、

村の中に入り込んでしまえば

ホテルやお土産ものが並ぶ

ごく普通の村でした。

絶景は遠くから見るもの。

 

 

 

 

村の高台からはプロヴァンスの

緑地が広がっている様が

よく見渡せます。

結構起伏もあって

よくここを漕いできたもんだと

我ながら感心。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなプロヴァンスの片田舎でのめぐり会いについて。

 

フローレンスさんのお家に

到着した日の夕食時の会話。

 

「日本に帰りたくなることないの?」

「帰りたいとは思わないけど、日本食が恋しくなるときはあるよ」

「それならこの近くに日本人住んでるわよ!」

 

 

ということでフローレンスさん夫妻と歩いて向かったのは

フランス人の旦那さん、息子さんと一緒に

現地で暮らして15年にもなるという

京都ご出身の“ミツコさん”のご自宅。

 

久しぶりに飲むカルピスに大興奮し、

さらに翌日の昼ご飯をご馳走になることに決定。

 

 

 

白ごはんに味噌汁、梅干しなどなど

レストランとは違う

家庭ならではの日本食を

ご馳走になりました。

最初みそ汁を口に含んだ時の

感動が忘れられない。

 

 

 

さらにデザートには

「パウンドケーキ

~プロヴァンスの小豆を添えて~」

を頂きました。

母国の味に取って代われるものなんて

ないですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら、お世話になったホストのフローレンスさんご夫妻。

 

離れて住む息子さんたちもみんな

自転車に乗って旅をするのが好きな

サイクリストだそう。

 

 

 

かつてはパリに住んでいたけど、

現在はプロヴァンスで

悠々自適のスローライフを

送ってらっしゃいます。

仲の良い穏やかなご夫婦でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出発の朝、見送りにきてくれた

ミツコさんとミキオくん(息子さん)と一緒に。

 

旅をする日本の方とはよく会いますが

現地で暮らす方とお会いすることはなかなかありません。

 

住んでいるからこそ分かるフランスの事情など

面白いお話を色々聞かせてもらいました。

 

さらに、

伸び放題になっていた髪もさっぱり散髪してもらいました。

(写真じゃわかりにくいけど…。)

 

 

出会いは予想できないから面白い。

この調子でフランス進んでいきます!

 

 

 

サイクリスト家族

2019.05.9 | イタリア フランス モナコ公国

【343日目 13,226km】

 

 

イタリア最後の都市ジェノヴァで

体を休めて、ジェノヴェーゼをたっぷり堪能した後は

いよいよ次なる国フランスへと向かいます。

 

 

 

ここから数日間とにかく海沿いを走っていく行程。

内陸側には山がずらっとそびえているので

海岸沿いの道を走らざるを得ない

という具合です。

 

 

 

割と起伏があって交通量も多いのですが

サイクリングの定番コースらしく

自転車専用道が

かなり整備されていました。

歩行者の方にさえ気を付ければ

かなり快適。

 

 

 

イタリアももうすぐお別れなので

ランチは奮発して「海鮮パスタ」。

一口食べた途端、

口いっぱいに広がるのは

地中海の香り。

イタリアの食と離れるのが寂しいです。

 

 

 

 

 

 

ランチを済ませて

引き続き走り始めた路上で出会ったのは

大きなバッグを携えたサイクリストの集団。

 

これまでに多くのサイクリストと出会ってきましたが、

この時に出会ったのはなんと

ご夫婦2人にお子様連れ(男の子)の4人家族!

 

小っちゃい子のほうにいたっては

コロコロ付きの自転車に乗ることもままならないらしく

お母さんの後ろにちょこんと座っていました。

 

 

 

半年近くかけて

ヨーロッパを周遊しているという

チェコからお越しの

「オルダさん一家」。

前日にアルプスの高嶺から

降りてきたばかりだそうです。

 

 

 

同じくフランス方面へ

向かって走るということで

しばらく一緒に走行することに。

ひとり旅の身なので

誰かと一緒に走るのは

本当に久しぶり。

 

 

 

一人前に自転車を漕ぐ長男くん。

坂道や車の多い道は

お父さんとゴムひもを繋いで

必死についていきます。

6歳で毎日数十km走るのは

信じられない。

 

 

 

休憩がてら浜辺によると

子供たちはパンツ一丁で水遊び。

その日の気温にかかわらず

海があればどこでも入りたがるそう。

子供のエネルギーってホント

尽きることがないですよね。

 

 

 

さらに毎日欠かせないのがアイス休憩。

食べさせないと

子供たち泣きわめくみたいです。

「毎日2人分って馬鹿になんないから」

ってお母さんもぼやいてました。

 

 

 

 

自分一人の世話しながら

旅するだけでも大変なのに、

小さな子供2人連れてなんて

想像もつかないです。

まあ、こんな可愛い笑顔見せられたら

疲れだって吹き飛ぶけど。

 

 

 

 

 

 

夕方にはキャンプ場へ。

大人数のほうが若干割安になるなんてメリットもあるんです。

一家の大きなテントの隣に張らせてもらいました。

 

 

 

オルダさんたちも

食事はパスタ。

ヨーロッパにいる限り

一番安くて手軽なメニューであることは

間違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あくる日も朝から

オルダさんたちと元気よく走り始めます。

 

 

 

ジェノヴァ以西に大きな都市はなく

のんびりとしたほどほどの住宅街が

延々と広がっています。

オルダさん達がいなかったら

退屈してたかもっていうような道。

 

 

 

 

公園で休憩。

写真にはうつってないけど

左側で遊具を巡って

壮絶な兄弟げんかが勃発しており、

後ほど2人ともお母さんに全力で怒られ

大泣きすることになります。

 

 

 

小さな頃に

何か国も渡る壮大な冒険をした子供は

どんな大人になるんだろうか。

この子たちの将来がすごく楽しみ。

なんてこと考えながら

後ろから眺めて走ります。

 

 

 

この日も前日同様キャンプ場へ。

やはりどのサイクリストに聞いても

沿岸部での野宿は難しいらしく

テント泊でもお金を払わざるを得ない

状況です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルダさん一家と出会って3日目。

キャンプ場を出ると

さっそく登り坂を上っていきます。

 

 

 

そして坂を下った先に待っていたのは

イタリア-フランス国境!

18ヵ国目となるフランスに突入です。

 

 

なお、EU圏内の26ヵ国が加盟する

“シェンゲン協定”というものがありまして、

加盟国間はパスポートの査証なしで

自由に行き来できるという取り決めがあります。

 

しかし同時に、

「外国人は加盟国内での連続滞在期間は90日まで」

というルールもあり

僕がスイスやドイツへ足を延ばさず

最短ルートでヨーロッパを抜けようとする理由もここにあるのです。

 

物価が高いのでどのみち長くも居たくはないんですけど…。

 

 

 

フランス最初の街はメントン。

しばらく海沿いの似たような

リゾート地が続いてるので、

国の違いなんてものも

あまり感じられませんが。

 

 

 

 

僕1人でいても

写真パシャパシャ撮られるのに

家族連れとなればそりゃしょっちゅう。

いままで何人の人のスマホに

自分の写真が収まっただろうか、

というくらい撮られてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリア-フランス国境からわずか10kmあまり走ると

何と次なる国にたどり着いてしまいました。

 

 

中世の都市国家として生まれ、

現在も地中海沿いに存在する「モナコ公国」。

国連加盟国としては世界最小の国家です。

(バチカン市国は正式加盟していません。)

 

 

 

ヨーロッパ各国の富豪たちが別荘を持つことでも有名で

海沿いに高層ビルが立ち並んでいました。

いわゆる「タックス・ヘイブン」といわれる国なので

みんなモナコで資産をごそごそしてるみたいです。

 

 

 

中心にあるモンテ・カルロ地区には

綺麗な浜辺やカジノがズラリ。

絵に描いたようなバカンス地です。

 

 

 

 

 

 

モナコといえば

世界的に有名なF1レース

「モナコグランプリ」。

コチラはテレビ放送でも見たことがある

下り坂の急カーブ、

「ローズヘアピン」。

 

 

 

常設されている縁石には

タイヤ痕がしっかりと残っています。

一般車両がこんなに

乗り上げないと思うのでやっぱり

レース中に付いた痕でしょうか。

 

 

 

 

ローズヘアピンを下った海沿いの車道。

この低いトンネルも

レースカーが猛スピードで走るの

観たことあります。

まさか自転車で走ることになるとは。

 

 

 

 

毎年5月に開催される

モナコグランプリ。

今年もシーズンが近づいているので

観客席が着々と準備中でした。

改めてF1中継を観るのが

楽しみ。

 

 

 

 

 

 

 

30分ほどモナコ市街を走ると

またフランスに戻ります。

かなり海岸沿いの起伏が激しいですが

一家はせっせと上る。

僕は後ろからついてってるけど

1人の時とペースほぼ変わりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の夕方、イタリアとの国境から30kmほどにある

海岸リゾートで有名な「ニース」に到着。

 

そして、引き続き海沿いを進むオルダさん一家とも

ここでお別れ。

楽しい3日間をありがとうございました、

これからも気を付けて旅を続けてください。

(お別れ記念に写真撮ればよかった…。)

 

 

 

この「ニース」。

2016年7月に残虐なテロ事件の

現場となってしまった場所です。

今はそれを微塵も思わせない

賑やかで明るい雰囲気。

 

 

 

 

 

 

 

オルダさん一家に続いて

引き続き海岸にそって進む予定でしたが、

リゾート地ばかりが続くので予定変更して

山へ向かうことにしました。

 

その前に疲れたのでニースで休憩します!

 

 

港湾都市ジェノヴァ

2019.05.6 | イタリア

【337日目 13,012km】

 

 

チンクエ・テッレの美しい村を

満喫した後に向かうのは

イタリア最後の都市となる「ジェノヴァ」。

 

 

イタリアの海岸線は比較的平坦でしたが、

ラ・スぺツィアからジェノヴァへは

いくつかの山を越えていかねばなりません。

 

 

 

走り始めて間もない山の中。

川を渡る橋が工事で封鎖されてました。

迂回するには

一つの山を越えなければならないので

無理やりフェンスを開けて通ります。

いいのか?

 

 

 

そして山登りがいよいよ始まります。

ローマ以降ほぼ真っ平らだったので

太ももの筋肉がなまってます。

ちょっと力を入れると

すぐに疲れる。

 

 

 

 

車はほとんど通らないので

せかされることもなく

ゆっくりゆっくり進みました。

この日を境に一気に気温が上がり

汗だくになりながら上へと

向かっていきます。

 

 

 

そして、

山を下ったところにある

キャンプ場で1泊。

キャンプ場はいっぱいあるけど

野宿できそうな場所がないのが

悔しい…。

 

 

 

イタリアのスーパーは

野菜を小分けで売ってくれてるトコが

多いので非常に助かっています。

1人暮らしの旅人にも便利な

ばら売り制度。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日も海沿いをひた走ります。

天気は曇りで非常に走りやすい気温。

 

 

 

しかしその道のりは

常にアップダウン。

海まで下がっては

また峠を上るの繰り返し。

着実に溜まる疲れ。

 

 

 

 

 

 

この日もキャンプ場へ。

ヨーロッパでは

キャンピングカーが普及しているらしく

家族連れの方々が沢山いました。

キャンピングカーの旅も

してみたいな。

 

 

 

飽きないと思ってたパスタですが

ちょっとマンネリ気味…。

他のものつくろうと思うけど、

安くて栄養も摂れるので

結局パスタに落ち着いてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あくる日は

10kあまり走ると都市部に差し掛かりました。

マンションが所狭しと並んでます。

 

 

 

到着したのは

イタリア最後の滞在都市となる「ジェノヴァ」。

 

キリスト教の復活祭「イースター」の日だったので

街も大賑わい。

西洋ではかなり重要な祝日だそうです。

 

 

 

港湾を中心に栄えた都市国家であった「ジェノヴァ」。

 

現在でもイタリア最大の港であるらしく

観光用の客船から商用の貨物船、

個人所有であろうクルーザーまで

港には無数の船が浮かんでいました。

 

 

 

ゲストハウスへ荷物を置いて

港へ観光にくり出すも

突然の曇天。

先ほどまでの青空はどこへやら。

港は晴天だから映えるのに…。

 

 

 

 

ジェノヴァの象徴でもあるのがコチラ。

“Bigo”と呼ばれ

オブジェ兼展望リフトで

多くの人が列を作って並んでいました。

僕は並んでないですけど…。

 

 

 

 

さらに観覧車もあります。

多くの人や貨物が行き来する港が

そのままジェノヴァの

観光資源になっている様子。

周辺にはショッピングセンターや

レストランが多く立ち並んでいました。

 

 

 

港から少し歩いて

旧市街の中心に位置するのは

“フェッラーリ広場”。

噴水の周りに並ぶ銀行や証券所は

歴史的建造物でもあります。

 

 

 

 

アメリカ大陸を発見したコロンブスは

ここジェノヴァで

生まれたとされているそうです。

実は違う場所なんじゃないの

という説もあり、

あくまで「生まれたとされる」場所。

 

 

 

 

 

 

イタリア各地を巡るパスタの旅。

最後を締めくくるのは

ジェノヴァの名産「ジェノヴェーゼ」。

 

日本でもおなじみ、

緑のソースが印象的なソースは

現地では「ペスト」と呼ばれます。

 

 

バジル、松の実、オリーブオイル、ニンニク

などを用いるそのレシピは

“D.O.P”というイタリアの品質管理制度で指定されており

公式の条件を満たさないものは

ペストとは呼ばれないそうです。

もはやジェノバの人々のプライドの結晶。

 

 

 

バジルの爽やかさだけではなく、

松の実とニンニクによって

ガツンとパンチのある味に

仕上がってます。

美味しすぎて

滞在中複数のお店を訪ねました。

 

 

 

レストランによって

パスタのタイプもそれぞれ。

お店によって

ペストの調合も違うので

毎回違った味を楽しめました。

 

 

 

 

 

展望台から見下ろした

ジェノヴァの街。

 

3日間滞在したけど

結局ほとんど晴れることはありませんでした。

 

 

残念だけど、

いつまでも居られないので

次なる場所を目指します。

 

美味しいピザとパスタが

もうじき食べられなくなる…。

 

 

 

絶景・5つの村

2019.05.2 | イタリア

【333日目 12,880km】

 

 

ピサの街で一休みした後は

地中海の海岸線をふたたび北方向に走っていきます。

 

 

この日の目的地は

ピサからわずか70kmほど離れた

「ラ・スぺツィア」という小さな町。

 

 

 

途中マクドナルドでの休憩を挟みつつ

平坦な道を進んでいきます。

トスカーナも海岸沿いの道は

住宅街ばかりで

あまり景色の良い道はありません。

ここ数日、道が退屈…。

 

 

 

出発してからわずか4時間ほどで

目的の「ラ・スぺツィア」に到着。

そして、この町にやって来たのは

近くにある

観光名所を訪れるためなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その観光名所というのが

世界遺産にも登録されている「チンクエ・テッレ」。

 

直訳すると“5つの村”というその名の通り

切り立った海沿いの崖に

5つの村が数kmの間隔で並んでいるというもの。

 

山と海に囲まれているという地理条件によって

現在まで引き継がれた昔ながらの風景を見るため

多くの観光客が訪れます。

 

 

 

多くの人が観光の拠点とする

ラ・スぺツィアの町に到着した翌日、

さっそく電車に乗って

向かってみました。

 

 

 

 

 

まず向かったのは

「レヴァント」という町。

ここからトレッキングをして

チンクエ・テッレ最初の村を

目指します。

 

 

 

 

進んでいく道は細くゴツゴツとした山道。

のんびりハイキングのつもり

だったのですが

意外としっかり登山しちゃいました。

足に疲労が溜まるのは避けたいのに…。

 

 

 

 

旅のお供はゲストハウスで同室だった

「アイヴァンさん」。

アルゼンチンで弁護士をしてる人です。

本人曰く、

首都ブエノス・アイレスには

弁護士がごろごろいるそう。

 

 

 

 

 

 

2時間ほど登った山の上から

見下ろしたチンクエ・テッレ。

あまりに小さすぎて見えませんが

一応これから訪れる5つの村が

すべて視界に収まっています。

 

 

 

山を下りる前に頂上でランチ。

食材が美味しいので

スーパーで買ったものを

サンドイッチにしてしまえば

とりあえず絶品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山を降りてたどり着いたのは

チンクエ・テッレ(5つの村)の

1番西側に位置する「モンテロッソ」。

 

綺麗な光景が広がるかと思いきや

ここはただの町でした。

 

 

 

5つの村の中でも

ここは海水浴目当ての人が集まる

リゾート地という位置づけ。

期待の絶景は次の村までお預けです。

 

 

 

 

 

村から村への移動は電車を使います。

みんな同じような移動をする

観光客ばかりなので

どの便もものすごい乗車率。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わずか5分ほどで着いたのは

2つめの村、「ヴェルナッツァ」。

赤、黄、緑など

色とりどりの建物に

目を奪われつつ

人の集まる海辺のほうを目指します。

 

 

 

町の全容を目にする前に

現地で有名らしい

アイスクリーム屋さんで休憩。

かなり日差しの強い日だったので

冷たいジェラートが美味しかった。

 

 

 

 

海辺へ向かうと、

山を背景に

鮮やかな色が映える村の様子が

しっかりと見えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして高台から見下ろした

「ヴェルナッツァ」の全体像がコチラ。

 

広い海と山の急斜面に挟まれた

陸の孤島状態でありながらも、

色鮮やかな村には人が溢れ活気が感じられました。

 

期待通りの光景に興奮しつつ

次なる村へと向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3つ目の村「コルニリア」は

駅を降りてから300段以上にも及ぶ

階段を登った上に位置しています。

山の上にあるので

5つの村で唯一海辺を持たない

というこの村。

 

 

 

 

登る前から分かってはいたのですが

山の上に位置する村の全景を見るには

空を飛ぶか、ドローンを使うか

しかありません。

 

 

 

 

 

いざ村にたどり着くと

「絶景どこ?どこ?」と、

なってしまいます。

とりあえず村から見下ろせる

ワイン畑を眺めたら、次の村へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづいて4つ目の村

「マナローラ」へ。

駅からつながったトンネルを抜けると

これまでの村にはないほどの

賑やかさが感じられます。

 

 

 

 

もちろんこの村の絶景が拝めるのも

海辺付近。

人の流れに身を任せて歩きつつ

期待に胸が膨らんでいきます。

 

 

 

 

 

海辺の岩場から見上げた村。

カラフルで可愛らしい建物が

立ち並ぶ一方で、

まるで要塞のように堂々たる風格。

 

 

 

 

 

 

 

 

村の美しさが最もよく分かるのは

やはり高台から見渡した時。

チンクエ・テッレの象徴として

よくポストカードにも描かれるこの

「マナローラ」の絶景。

 

海のほうへせり出した岩山の上に

ぎゅっと身を寄せ合うように

住宅が密集していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西から順に村を巡り

最後にたどり着いた5つ目の村は

「リオ・マッジョーレ」。

1つ前のマナローラと同じく

かなりの人で賑わっています。

 

 

 

 

山登りから始まり

電車を使いながらとはいえ

歩き続けたこの日、

夕暮れのこの時間には

さすがに足がクタクタです。

夜8時前でもこの明るさだけど。

 

 

 

 

 

 

チンクエ・テッレ(5つの村)

見納めの絶景がこちら。

 

入り江のようにぐっと山へ切り込んだ海辺から

いっきにせり立つ断崖に

色とりどりの建物がところせましと並びます。

 

建物の色づかいはそれぞれに似ていても

地形によって少しずつ印象の違うそれぞれの村。

 

もっとも迫力があったのは

最後のリオ・マッジョーレかも。

 

 

 

 

 

1日中歩き続けたのでこの日はもうヘトヘト…。

レストランで海鮮パスタを食べて

すぐさまベッドに倒れこみました。

 

翌日にはすぐ

自転車に乗って出発する予定でしたが、

のんびりとゲストハウスで休養を取ることに。

 

イタリアもぼちぼち終盤です。

 

 

 

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