Cycling The Earth ~自転車世界一周の旅~

日記

カテゴリー: モーリタニア

首都・ヌアクショット

2019.08.21

【447日目 18,504km】

 

掘立小屋の食堂を営むセイドゥさんとお別れした

モーリタニア入国3日目の朝。

再び南を向き始めた道路を進んでいきます。

 

 

 

南に向いたことで横風はまた追い風に変わりました。

ただ少し内陸に入ったせいか

風自体が弱め。

もっと強く吹いてほしいけど

自然にわがままを言っても仕方がない。

 

 

 

70kmほどを走ったお昼頃。

道路脇にガソリンスタンドと

小さな商店を見つけたので

ここで一休み。

 

 

 

 

 

かなり人懐こい

モーリタニアの人たち。

道中で

旅に興味を持ってくれる人に出会うと

本当に元気をもらえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまで涼しかったサハラ砂漠も

この日からかなり暑くなってきました。

やはり南に下りてきているからなのか。

ここにきてはじめて

夏を感じているかもしれない。

 

 

 

 

とはいえ乾燥してるし

35℃いかないくらいだと思うので

日本の酷暑に比べるとマシなのかも。

なんとかバテることなく

走ることが出来てます。

 

 

 

 

モロッコにまけない程の頻度で

軍や警察の検問があります。

毎回パスポートを出すのは手間だけど

しっかり治安維持してくれてるようで

旅人からするとひと安心。

 

 

 

 

モーリタニア軍の方と。

アフリカ系とアラブ系の人々が共存する

モーリタニアを象徴する写真です。

そこに平べったい顔をした

日本人も混ざってみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

150km近く走ったこの日は“シャミ”の町に到着。

しかし予定していたモーテルがなんと¥7,500。

モーリタニアには安宿の概念があまりないみたいです。

 

 

 

「えー、高いよ!高い、高い!!」と

駄々をこねると

現在使っていないらしい倉庫らしき

ところで寝かせてくれました。

シャワー付きとはいえこれでも

¥1,500だし、やはり高い…。

 

 

 

夕食はまたもやチェップ。

決して食のバリエーションが

豊富ではないらしいモーリタニア。

それでも素材が良いのか

お米と魚が本当に美味しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モーリタニア入国4日目。

ひきつづきひたすら南下するのですが

この日は弱いながらも向かい風が吹いてました。

ずっと追い風って聞いてたのに話と違う…。

 

 

 

朝から気温も上がって

体力が奪われます。

どこまでもつづく砂漠を

ノロノロと走るのは

精神的にも参ります。

しんどい…。

 

 

 

昼過ぎに道ばたお家の小屋で

休憩させてもらうことに。

日陰でくつろぎながら

パンを頬張る。

 

 

 

 

 

休んでると小さな女の子が

謎の生命体の赤ちゃんを

見せてくれました。

体長2cmほどの哺乳類っぽい生き物。

「正体分かるよ」という方は

早急にご連絡ください。

 

 

 

再び走り始めますが

午後から向かい風が強くなり

走行不可能と判断。

砂漠の真ん中で

無駄に体力を奪われることは

何としても避けなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

予定の半分も満たない70kmを走ったところで

集落を発見。

小さな商店で水を買い求めると、

男の子に導かれ

大きなテントへと連れていかれました。

 

 

テントの中では、男性3人組が

村の大勢の女性に

なにやらプレゼンテーションを行っております。

こちらに気づいた男性たちは英語が堪能。

事情を説明すると今晩ココに泊めてもらえることに。

 

 

 

この時、村には

男性3人組以外がほぼ女性。

基本的に女性(特に未婚)は

撮影禁止なので

あまり村の様子を撮影出来てません。

 

 

 

 

夜は魚料理を頂くことに。

海が近いこのあたりは

「魚が美味しいんだよ」と

村の方が胸を張る一品です。

 

 

 

 

 

出てきたのがコチラ。

見た目はシンプルですが

この揚げた白身魚が絶品で

食べた瞬間に口いっぱいに

旨味が広がるんです。

アフリカ大陸暫定1位。

 

 

 

こちらのとんがり屋根の

可愛らしい小屋で寝させてもらいます。

砂漠の夜は気温が下がるけど

寒くもなく暑くもなく

快適に寝ることが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、出発前の記念撮影。

 

実は、

左側の僕を挟んだ男性3人組は

エネルギー関連の外資系企業に勤めるモーリタニア人で、

付近で採れる鉱石の有用性と危険性を

砂漠の村々に説明する広報活動をされており、

昨日のプレゼンがまさにそれ。

僕と同じようにこの村に泊まられてました。

 

右側が集落のトップである女性たち。

このあたりの地域は女性の立場がかなり強いそう。

この時だけは撮影許可を頂きました。

 

 

 

 

 

 

モーリタニア出国5日目。

この日も向かい風で思うように進まない。

おかげに起伏も多い。

 

 

 

毎日風を受けて進みまくってた

西サハラがもう懐かしい。

風を貯金できたらいいのにという

よく分からないことまで考えるほど

暑いし、疲れてきてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼に到着した村で長めの休憩。

ばったり出会った村長らしき男性に

ボロボロになった学校を案内されました。

 

「日本人の力で建て替えることができないだろうか?」

無力で申し訳ない…。

 

 

 

涼しくなった夕方に

もうひと踏ん張り。

モーリタニアの海沿いに大きな街は

ほとんどなく、

この日も数軒が並ぶだけの

小さな集落を発見。

 

 

 

コチラの宿に

泊めてもらうことにしました。

どうやらこのカタチの小屋が

この地域の定番みたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モーリタニア入国6日目。

休養日をとることなく8日間も走っているので

疲労で体はボロボロ。

なかなか思うように前へ進みません。

 

 

 

それでも何とか這うように

進んでいると

数日振りに都市空間が見えてきました。

もうすぐで休める…。

 

 

 

 

 

そして国境から走ること500km。

ついにモーリタニアの

首都・ヌアクショットに到着です。

 

 

 

 

 

 

サハラ砂漠もぼちぼち終盤。

ホント、疲れた…。

 

 

 

22ヵ国目・モーリタニア

2019.08.13

【443日目 18,196km】

 

追い風の助けを受けて

どこの国でもない地域・西サハラを脱出。

次なる国の始まりです。

 

 

 

やって来た22ヵ国目は“モーリタニア”。

 

正式名称「モーリタニア・イスラム共和国」の名の通り

イスラム教を信仰する国家で、

人口は400万人ほど。

国土の9割が砂漠が占める砂の国です。

 

主要産業の1つが水産業で、

特に日本で消費されているタコの30%が

ここモーリタニア産だとか。

はたして現地で美味しいタコは食べられるのか?

 

 

 

 

道路状況の悪い国境をなんとか越えたけど

すでに15時ごろになっていたこの時は

疲れてフラフラ。

国境越えってなんとなく

神経が磨り減る場面でもあります。

 

 

 

国境から10kmほどで

東西に分かれる分岐点に到着。

予定では東側(写真左側)に

向かうつもりでしたが…

 

 

 

 

 

 

国境越えで体力を奪われていたことと

これまでの追い風が厳しい横風になることを考慮し、

疲れを癒すためにも

この日は50km先にあり

半島の先端に位置する最寄り都市“ヌアディブ”

に向かうことに。

 

また逆戻りする必要があるけど

この時は疲れて早く休みたかった…。

 

 

 

追い風に乗っかり

勢いよく半島を南下していきます。

ここ2週間ほど風ありきで走ってるから

足がなまってるんじゃなかろうか

と心配。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヌアディブに到着し、

ゆっくり休もうと安宿を探し始めたこの時

モーリタニアの厳しい現実を知りました。

 

訪ねたホテルはいずれも¥4,000越え。

 

 

もっと安いところがあるはずと

疲れた体にムチを打つけど、

街はゴミだらけで臭いし

車のクラクションはうるさいし

自転車乗りながらイライラ、イライラ。

 

 

 

なんとか見つけた最安値が

¥3,000。

モロッコでは

¥600前後で泊まれてたのに。

でも砂まみれで野宿する元気もなく

なくなくチェックイン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モーリタニア入国2日目。

もう1日休みたかったけれど

ホテルが高いので出ていかざるを得ません。

 

前日の分岐点まで北上して戻る必要がありますが

「一度走った道は交通機関で戻っても良い」

というルールがこないだ制定されたので

またもやヒッチハイクをすることに。

 

 

 

1時間近く粘ったころ

北の国境方面に向かうという

1台の軽トラが泊まってくれました。

言葉通じないけどタダでいいのかな?

タダでありますように。

 

 

 

 

荷台に自転車を乗っけると

トコトコ走り出してくれました。

風を直に感じられるオープンカーで

砂漠を突き進むのは

最高に気持ちが良いです。

砂がすごいけど…。

 

 

 

ゆっくりゆっくり進んで1時間ほど、

荷台に揺られ続けて昨日の分岐点までやってきました。

軽トラの運ちゃんはお金をせびることもなく

国境の方へと去っていきました。

(タダだ!)

 

ここからは覚悟を決めて

強い横風を受けて進まねばなりません。

 

 

 

横風と共に舞う砂のつぶてが

頬にぶつかって痛いのなんの。

追い風のない砂漠はここまで

厳しいものなのか…。

早く南に向かって走りたい。

 

 

 

 

遠くに見えるのは鉱石を積んだ鉄道。

連結車両の全長が3kmにもなる

こちらの列車は世界一の長さだとか。

確かに途切れることなく

延々と続いていました。

 

 

 

 

さらに途中では

飛行機の翼らしきものを発見。

ここで組み立てるわけはないし

何をするつもりなんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分岐点から走り始めて40kmほど。

日も傾き始めたころに集落に到着しました。

 

道ばたに建てられた掘立小屋の中に商店を発見。

冷たい飲み物を求めて向かうと

背後から一人の男性が。

「俺んとこレストランやってるから食べてってよ」

 

 

 

国境で働くセイドゥさんが家族と営む

小さなレストランにお邪魔しました。

(ただの小屋だけど…)

小さな男の子が元気で

ホントに賑やか。

 

 

 

 

でてきたのは

モーリタニア料理“チェップ”。

ご飯の上に魚と野菜がのっただけだけど

食べやすくてとても美味しい。

1人前が50ウギア(¥150)の

激安価格。

 

 

 

仲良し家族と話をしていると

今夜ここで泊まっても良い

ということになりました。

モロッコから人の誘いに

乗りすぎな気がするけどいいのかな?

まあ、いいか。

 

 

 

 

 

 

 

 

集落の名前は“ボン・ラヌアー”。

モーリタニア突入してからの特徴は

一度道路を外れてしまうと

とにかく砂だらけということ。

タイヤが埋まって村の中には

自転車の乗り入れができません。

 

 

 

砂漠に沈んでいく夕陽。

サハラでは

ゆっくり夕陽を拝んでなかったけど

この時は実に幻想的で美しかった。

 

 

 

 

 

1晩お世話になるセイドゥさんの食堂。

壁は段ボールで張り合わされています。

ご自宅は少し離れた

別の場所にあるそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

セイドゥさんとの1枚。

 

舞い上がる砂と値段の高いホテルで

第一印象の良くなかったモーリタニアですが、

いざ走り始めると、

心優しい人が暮らしている場所であることに気づかされます。

 

これからこの国を進んでいくのが楽しみ。

 

 

 

国境へ

2019.08.13

【441日目 18,089km】

 

西サハラも終盤に差し掛かり

一気に国境を目指して南へ下ってまいります。

 

 

 

滞在していたダフラは半島の先端に位置しており、

南下するためには

来た道を40kmも戻らなければなりません。

しかも向かい風。

 

 

この時

「一度走った道であれば

交通機関を使って戻っても良いものとする」

という都合のいいルールが制定されました。

 

ということで分岐点までヒッチハイク。

 

 

街の外れで待つこと30分ほど。

やっとつかまったのは

「¥2,000で乗っけてやる」という

おっちゃん。

少し高いけど、時間ももったいないし

お願いすることに。

 

 

 

車に自転車を積んだら

さっそく発車。

車に乗ってしまうと

風が吹ているかどうかすら

分かりません。

 

 

 

 

1時間足らずで

分岐点のガソリンスタンドに到着。

ここからサハラ縦断の本線に戻り

自力で漕いで進んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりこの日も追い風。

勢いよく背中を押してくれる砂漠の風が

なんとも心地よい。

このままアフリカ最南端まで連れてってくれたら

どれだけいいだろう。

 

 

 

途中で水や食料を入手できない

いわゆる“無補給地帯”。

この日はサハラでの最長区間

150kmが待ち構えている予定。

風に身を任せ

少しでも早く行きたいところ。

 

 

 

ところが出発から100kmのところで

地図にはなかった

ガソリンスタンドを発見。

日陰を求めて休憩させてもらいました。

 

 

 

 

 

さらに走って、

この日は170km。

道の傍らにひっそりと建つ

食堂が見えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時すでに18時ごろ。

店に入って少し話をすると

店主が、

「今日はもうここで寝ていくだろう」

 

 

 

前後数十kmに及んで

建物一つない砂漠のど真ん中。

これまで何人ものサイクリストを

泊めてきたというこの食堂。

旅人たちのオアシスです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダフラ出発2日目。

食堂を後にしてこの日も走ります。

西サハラの旅もぼちぼち終わり。

 

 

 

南に行くにつれ

どんどん交通量が減っています。

数十分に1台通るかどうか。

広大な砂漠の景色を独り占め。

 

 

 

 

 

80kmほど走ると昼頃には

小さな村に到着。

各町や村に着くたび

モロッコ警察や軍の検問が待ってます。

 

 

 

 

 

国境までもう少しという所で

この日は早めのチェックイン。

午後はのんびりとホテルで

休憩して過ごすことにします。

 

 

 

 

 

砂漠の数少ない宿ということで、

アフリカを縦断するバイカーに

ワゴンで世界を周る家族など

国籍や旅の手段も様々な

旅人と出会うことが出来ました。

(写真撮ってないけど…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダフラ出発3日目、

いよいよ国境越えの日です。

朝から風が強い。

 

 

 

これまでずっと平坦だったのに

この日はかなり起伏がありました。

砂漠にも色々な地形があるようです。

 

 

 

 

 

 

実質モロッコが支配する地域

“西サハラ”。

政治的には不安定らしいけど、

旅をしていて

特に物騒な様子はありませんでした。

というか人がほとんどいないし。

 

 

 

お昼前には国境到着。

出国しようとするトラックの行列が

見えてきました。

自転車も待たされるんだろうか。

 

 

 

 

越境の前に傍らにあった食堂で

腹ごしらえ。

西サハラ最後のタジンです。

肉はなんと“ラクダ”。

結構脂っこくて

豚肉に似ている印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしていよいよ西サハラを離れる時がやって来ました。

といってもここは領有権を主張する

モロッコの管理下なので、

モロッコの出国スタンプが押されます。

トラックの脇を抜けスイスイ行かせてもらいました。

 

 

 

パスポートチェックの後、

次なる国・モーリタニアのゲートまでは

3kmほど。

ここでもトラックの行列がすごかった。

 

 

 

 

この国境間のいわゆる“緩衝地帯”が

めちゃくちゃ。

アスファルトの道が途絶えた先は

深い砂の大地。

渋滞の理由はこれでした。

タイヤが砂に埋もれて進めないんです。

 

 

 

僕も自転車で大苦戦。

国家間を結ぶ大事な道がなんでこんなに

ぐだぐだなんだろう。

もはやこの世の終わりのような

荒涼とした大地が広がってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか砂の上を押しきり

モーリタニア側の入国審査に到着。

事前申請の必要ないアライバルビザ(¥6,500)を

取得するとスムーズに入国。

 

モーリタニア旅の始まりです!

 

 

 

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