23ヵ国目・セネガル

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【453日目 18,778km】

 

夏のサハラ砂漠を抜け、

モーリタニア南部から隣国・セネガルまであと少し。

引き続き南下を続けます。

 

 

 

モーリタニアの首都・ヌアクショットを発って

3日目の朝。

緑豊かな国立公園の道を走り始めます。

 

 

 

穏やかな朝の湿地帯では

牛たちものんびり。

付近には小さな集落もあるようなので

おそらく半野生化している

家畜たち。

 

 

 

 

空を映す水面でのどを潤すロバの親子、

その上を漂う水鳥。

砂漠を走り終えた先に待っていたのは

樹木が生い茂り

動物たちが暮らす

サバナ(サバンナ)地帯です。

 

 

 

水辺をバシャバシャと走って進むのは

イボイノシシ(写真左上)。

このコだけでなく、

家族連れなど合計20頭くらいは

見たんじゃなかろうか。

とにかくいっぱいいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく進むと公園のエントランスへ。

公園を走り終えようというこの場所で

入場料の¥600を取られました。

「お金取んの?」と思ったけど

すごい気持ち良い道だったから

よしとする。

 

 

 

そしてさらにガタガタの未舗装路を

進みます。

緑の数がどんどんと増えていく。

サハラとサバンナ、

異なる気候の境目を

肌で感じることが出来ています。

 

 

 

 

 

 

そして10kmほど走ったところで

モーリタニア=セネガル国境に到着。

ほんの2週間ほどの滞在でしたが、

観光地巡りをしてないぶん、

モーリタニアは

人の優しさが特に心に残る砂漠の国でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2つの国の間にまたがるのはセネガル川。

橋を渡って入国審査へと向かいます。

 

 

 

 

 

 

やってきた23ヵ国目は「セネガル」。

公用語がフランス語であるほど、

かつて植民地支配していた

フランスの影響を強く受けていながらも

国民の多くがイスラム教を信仰している国。

 

昨年のワールドカップで日本と対戦したことも

記憶に新しいこの国が、

西アフリカの旅では最後の国となります。

 

 

 

 

 

 

モーリタニア側の未舗装路も終わり

綺麗なコンクリートを

気持ちよく走り始めます。

道ばたには相変わらず

ゴミがいっぱいだけど…。

 

 

 

 

こちらに手を振ってきた子供たち。

肌の色が違う外国人は

とにかく目立ってしまいます。

人懐っこくて元気な

セネガルの少年たち。

 

 

 

 

すると今度は、前から牛の大群が。

サハラを越えてから

途端に牛が増えたけど

このあたりの牛はとにかく

つのがデカい。カッコいい。

 

 

 

 

国境から20kmほど走れば

少しづつ街のニオイが

漂ってきました。

人と車の量が着実に

増えてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、到着したセネガル最初の町は

「サン・ルイ」。

天気はあいにくの曇りですが…。

 

 

 

この街には2泊する予定なので

ゲストハウスへ。

ドミトリー(相部屋)で

¥1,500。

モーリタニアに続き、

あまり安くはないようです。

 

 

 

到着した日に食べたのは

ヴェトナム料理“フォー”。

せっかくだから現地料理を食べねば

という意識などありません。

やっぱりアジア料理は落ち着く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やってきたセネガル北部の「サン・ルイ」。

実は国内でも数少ない

世界遺産に登録された場所なのです。

 

 

 

大西洋に臨む水辺の街は

かつて植民地としてこの地を支配した

フランス文化を色濃く残す場所。

この文化的景観が

非常に価値があるとのこと。

 

 

 

 

碁盤目状に並んだ建物は確かに

ヨーロピアンな雰囲気を醸しています。

でも、正直これで世界遺産なの?

っていう感じがしなくもないのですが。

ちょっとうす汚れた感じが

良く言えば、渋い。

 

 

 

 

 

街を歩けば

至るところで子供たちがサッカーに

熱中しています。

どこがコートかも分からないけど

みんな必死にボールを追う。

 

 

 

 

日本人だよ、と伝えると

「ホンダ!カガワ!ナガトモ!

カワシマ!̪シバザキ!・・・」

もういいよってくらい日本代表選手の

名前を連呼してくれました。

ワールドカップの名残だろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

港には何隻ものボートが停泊していました。

モーリタニアの水産業がさかんだったように

ここセネガルでも漁は重要な産業であるよう。

 

 

 

ただ残念なのは

とにかくゴミが酷い。

居住区の一画でもあるというのに

地面を埋め尽くすのは

ゴミ、ゴミ、ゴミ。

掃除をしなさい。

 

 

 

 

 

 

 

ということで

無事23ヵ国目のセネガルまで

やってくることが出来ました。

 

この調子でアフリカ大陸前半のゴールまで向かいます!