首都ソフィア・後編

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【269日目 10,020km】

 

 

サニーさんのマンションに

のんびり滞在しながらもうしばらく

ソフィアの観光を楽しみます。

 

 

滞在2日目の観光は

サニーさんに紹介してもらった“フリーフードツアー”。

 

前日の観光ツアーとは別の団体が行っていて

街中のレストランを数件まわりながら

ちょっとづつ味見していくというもの。

オランダなんかでも同じようなツアーがあるそうです。

 

 

 

ところが、

街角で集合するのですが

時間になってもガイドさん以外誰1人現れず

この日の参加者はなんと僕だけ。

 

1人だけのためにまわるのも

なんだか申し訳ないなと思ったのですが、

「せっかくだから行きましょ」

ということでツアーに出発することに。

 

 

 

1件目は

トマトの煮物とパンとチーズ。

さらにヨーグルトもついてきました。

これまでの国でも食べてきましたが

日本で食べるヨーグルトに近いのは

やはりブルガリア産。

 

 

ヨーグルト発祥の地は

トルコ、ギリシャ、ブルガリアの一帯だそうですが

日本で作られているものは

ここブルガリアと同じバクテリアが使われているそうです。

 

「日本では、ブルガリアといえばヨーグルトなんでしょ」と

ガイドさんから言われました。

他の国では有名じゃないんでしょうか。

 

 

 

2軒目は

パンにチーズが挟まったもの。

本当に1口サイズです。

しかもまたパン。

でも文句なんて言っちゃダメです、

タダなんだから。

 

 

 

3軒目は

パンにトマトの煮物と

野菜のマリネが乗ったもの。

またパン、またトマト。

でも文句なんか言っちゃダメです、

だってタダなんだから。

 

 

 

最後の4軒目は

揚げパンのようなものに

砂糖をまぶしたもの。

…またパン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パンばっかりじゃん!」なんてこれっぽっちも口にせず、

「わざわざ1人のために案内してくれてありがとね」と

ガイドさんに心からの感謝を告げて

ツアーは終わりました。

 

普段は7~10人の参加者がいる上に

もっと多くのレストランをまわるそうです。

きっと料理のバリエーションも豊富なはずです。

 

料理の味はどれもおいしいので、

ブルガリアにいかれた際は

是非フードツアー参加してくださいね!

(誰に気を使って宣伝してるんだろう。)

 

 

 

 

 

 

 

 

滞在3日目。

この日はバスに乗ってソフィア郊外まで

足を延ばします。

 

 

 

バスに揺られて2時間ほど、

ソフィアから100kmあまりの山の奥に

たたずむのは世界遺産「リラ修道院」。

 

1,000以上前からこの場所に存在し、

国内建築の最高峰とも称される

ブルガリア正教会の修道院です。

 

 

 

特徴は壁一面を覆い尽くす

色鮮やかなフレスコ画。

1000年の間、

修復を繰り返しながらではありますが

この繊細な芸術で人々を

魅了してきました。

 

 

 

ここ数か月、味わってきた

イスラムの文化とは全く違う世界観。

そして、

イメージ通りのキリスト教大聖堂とも

違う独特のデザインです。

 

 

 

 

ぐるっと周りを取り囲むのは

図書館やキッチンなどを含む

聖職者たちの居住スペース。

人里離れた山奥にあることからも

あたりは神秘的な雰囲気に

覆われていました。

 

 

 

 

 

 

こんなかたちで

ブルガリアの観光名所を堪能。

現在いるソフィアから

隣国マケドニアはもうすぐそこ。

 

あっという間に次の国に向かってしまいます!

 

 

 

 

 

 

ソフィア観光中

バス停でスマホを落としてしまい

ついに故障、修理不能に。

 

5年間連れ添いましたが

あっけない最後でした。

今までありがとう。

 

というか、

こないだも充電器を失くしたばっかりで

嫌なことが続いています。

自分のせいだけど。

 

旅を支えてくれる道具たち、

大切にせねば。