11ヵ国目・北マケドニア

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【274日目 10,242km】

 

 

ブルガリアの首都ソフィアでの

観光を終え、次なる国を目指します。

 

 

 

3~4℃というイスタンブール以降、

最も寒いのではないかという気温の中

走り始めます。

 

 

 

寒いといっても

12月、1月と雪に埋もれながら

トルコの山中を走った経験があるので

大した苦ではありません。

成長する自転車乗り。

 

 

 

 

この日は500mの山を

2つ越えるという行程。

合間の平地では

綺麗なブルガリアの自然を

堪能しながら走ります。

 

 

 

 

2つめの山の峠を越え、

緩やかな下りを

気持ちよく滑り降ります。

向こうに目的の町が

ぼんやり見えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

95kmを走り、

ブルガリア最後の町“キュステンディル”に到着。

 

ブルガリアの滞在期間はわずか1週間あまりで

あっという間に走り切ってしまいました。

以後しばらくこれくらいのサイズの国が続いていきます。

 

 

 

夕食のポークステーキ。

イスラム文化圏を抜けたので

久々の豚肉。

疲労回復には

鶏より牛より、豚です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日は町を出るなり

上り坂が待っていました。

国境があるのは

800mの山の頂上。

 

 

 

2時間かけて山頂に到着。

山の上の国境は、

国防上は都合がいいのでしょうが

サイクリストには酷です。

着込んでるので汗びっしょりでした。

 

 

 

 

荷物を調べられることもなく

ドライブスルーのごとく

スムーズに通過。

EU圏内は審査ゆるゆるなのか。

やってきた11ヵ国目は

“北マケドニア”です!

 

 

 

越境後は、一気に下り坂。

車もほとんど通っていないので

綺麗な自然のなか

風を切るように進んでいきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国境からわずか15kmほど

「クリヴァ・パランカ」という田舎の町に着きました。

前日から続けてものすごく天気が良い。

 

 

 

予定してた宿が中々見つからず

地元の人に尋ねまわって

やっとのことで発見。

ブルガリア以降は

英語が話せる人が劇的に増えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフィアを出発してから3日目。

国境付近の町から

北マケドニアの首都へと向かいます。

 

 

 

この日も雲のない晴天。

国境を越えてから気温も

ぐっと上がりました。

やっぱりサイクリングは

暖かい時期にやるもんだなと

ほのぼの感じつつ、走ります。

 

 

 

休憩に寄ったガソリンスタンド。

「冷蔵庫のジュースどれでも、

好きなだけ飲んでいいぞ!」

と夢のような言葉をくれました。

でもいい年の大人なので

遠慮して、飲んだのは1本だけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、北マケドニア入国2日目にして

たどり着いたのは首都“スコピエ”。

こじんまりとした綺麗な街です。

 

 

旧ユーゴスラビアといわれる国々の中で

南端に位置する北マケドニア。

なんと僕が到着する直前の

2019年2月12日に国名が変わったんです。

 

 

1991年に国が独立する際に

“マケドニア共和国”を名乗ろうとしたのですが、

異を唱えたのは隣国ギリシャ。

 

かのアレクサンダー大王で有名な“古代マケドニア王国”ですが、

その領土の大部分が位置していたのは

現在のギリシャなので、

「お前らだけ“マケドニア”名乗ってんじゃねぇ!」

という言い分。

 

 

 

それから暫定的に

「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」

を名称としていたのですが、

両者納得いかないまま20余年。

 

 

 

 

 

そしてついに昨年、

「北マケドニア共和国」とすることで

互いの政府が合意。

この2月12日に

正式変更となりました。

 

 

 

 

どの国もお隣さんとの関係は複雑だと感じつつ、

記念すべきタイミングでこの国にやってきました。

特に式典もイベントも無かったですが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

近年、観光に力を入れようとしているらしく

その一環で、街中にとにかく

たくさんの銅像が建っています。

はたして、銅像で観光客は来るのか。

 

 

 

どれも精巧だし

大きくて迫力もあるのですが、

これを見るために

わざわざ足を運ぶってものじゃない

気がします。

 

 

 

 

橋のふもとには、

溺れてる人の足と

飛び込もうとしてる人。

コンセプトが全くつかめません。

なんだか面白いけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中心街にはかの有名なマザー・テレサの像。

アレクサンダー大王と並び、

北マケドニアが生んだ偉人として

名をあげられる存在です。

 

 

 

像のすぐ横には

彼女の功績を讃える

記念館が建っていました。

 

 

 

 

 

 

展示物がかなり少なく

あまり濃い内容ではなかったのが残念。

色々噂がありますよね、

マザー・テレサって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スコピエでお世話になったホストが

カナダ人の“ロバートさん”。

カナダに家族を残し、

北マケドニアで教鞭をとっています。

 

 

このロバートさん、

“Cycling to stop the cycle”というプロジェクトを掲げて

「ドラッグに身を沈めるよりも、自転車を漕ごう!」

という青少年へのメッセージのもと、

多くの学校で講演を行いながら

当時13歳の息子さんと共に北米大陸を自転車で旅した

行動力溢れるお方なのです。

 

‹ロバートさんのサイト(英語)›

https://www.cyclingtostopthecycle.org

 

 

 

サイクリストならではの

旅の話を分かち合えるのも

Warm Showerのいい所。

世界各地に

仲間が増えていく感覚です。

ホント色んな人がおりますなぁ。

 

 

 

地元のレストランで

ロバートさんにごちそうしてもらった

伝統料理「キャセロール」。

濃厚なチーズの中に肉がたっぷり入った

グラタンのようなもの。

トルコ料理にも負けない絶品でした。