山を越えムズズへ

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【504日目 20,958km】

 

 

湖畔のキャンプ場でのんびりと過ごした後は

西側の内陸部へと進んでいきます。

 

 

 

マラウイの朝は早く、5時に日が昇ると

7時前には子供たちは学校に向かい始めます。

目指すのは「ムズズ」というマラウイ第3の街。

 

 

 

そして出発から10kmほど。

標高1,000m以上に位置する

ムズズの前に立ちはだかる

大きな山が見えてきました。

 

 

 

 

 

時に急になる勾配に苦戦しつつ

長い上り坂を進んでいきます。

ここに来るまでの数日で

かなり疲労がたまっていたので

ほとんど漕ぐことはできず

少しづつ押していく。

 

 

 

タンザニアから2週間振りのヒヒ。

かなり近いところにいるけど

襲ってくる様子はないので

とりあえず安心。

親子連れなど総勢50匹は

見たんじゃないだろうか。

 

 

 

2時間ほどかけて

なんとか登り切った頂上から

見下ろすマラウイ湖。

さっきまで湖畔にいたのに

はるか下に眺めることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山を登り、少し進んだ先に

日本が建設したとみられる橋を発見。

日本政府も我々の知らないところで

海外に進出してます。

なんだか誇らしい気持ち。

 

 

 

 

昼過ぎに立ち寄った小さな村で

食事休憩。

アフリカの犬は

なぜだか

吠えたり、追いかけてきたりしません。

何でだろう。

 

 

 

タンザニアと同じく

ライスと牛肉、ほうれん草。

ただお米は若干ながら

値段が高く

毎日食べられるものではないそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後からは比較的平坦な道のり。

交通量の少ない田舎道を走っていきます。

 

 

 

高原を吹き抜ける涼しい風を

背中に受けながら

とても気持ちよく

走ることができました。

朝の山越えが報われた気分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

70kmほどを走ったこの日は「ルンフィ」に到着。

こぎれいなキャンプ場に泊まることに。

これまた数日前同様オランダ人オーナーだそう。

本人不在だったけど、

オランダとマラウイは関係が深いのでしょうか。

 

 

 

テント泊もシングルルームも

値段が変わらないので

シングルで寝ることに。

¥800なのでぼちぼち安い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明くる日、

目指すムズズまではわずか60kmほど。

急がずゆったり走ります。

 

 

 

楽に走れると思いきや

前日と打って変わった向かい風に苦戦。

道はほぼ平坦なのに

坂を上るかのようにしんどい…。

 

 

 

 

 

それでも漕ぎ続けると

昼には目的地のムズズに到着。

マラウイでここまで人が多いのは

初めてじゃないだろうか。

さすが第3の街。

 

 

 

 

 

 

 

 

向かったゲストハウスは韓国人とアメリカ人の

ご夫婦が経営されてました。

この国では欧米人経営の宿が多いようです。

 

 

 

裏庭でのテント泊のほうが安いので

テントで寝ることに。(¥600)

ふかふかの芝生さえあれば

ベッドの上で寝られるようなもの。

 

 

 

 

 

宿の奥さんが韓国人なので

韓国料理が食べられちゃいます。

韓国料理なんてもう

準和食として捉えてます。

こちら¥700のビビンバ。

コチュジャンが効いて美味しかった…。

 

 

 

さらにさらに、ギョーザも。

バリエーションの少ない地元料理に

飽きつつあったので、

肉汁が五臓六腑に染み渡りました。

合掌。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲストハウスで出会ったのは青年海外協力隊として

日本から来られている方々。

近くでファッションショーがあるということで

ご一緒することに。

ついでに食事も。

 

 

 

マラウイでファッションショーなんて

想像がつかなかったのですが、

これが予想を上回る本格的なもの。

地元のモデルさん達がライトを浴びて

華やかに闊歩していました。

 

 

 

やはりアフリカ系の方々、

スタイルの良さは流石。

男性モデルもいたのですが、

洗練された衣装に身を包むと

誰もが見とれるほどの華麗さ。

 

 

 

 

この年になって自分の外見をどうこう思うこともないのですが

やっぱり背が高くてスラっとしてた方が

カッコ良いですよね。

 

いやいや、でもいいんです。

みんなちがって、みんないい。