首都ビシュケク

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【76日目 3,446km】

 

 

秘境「ソンコル湖」での滞在を終え、はるか下界を目指します。

 

湖の周辺エリアは未舗装のオフロードが続きスピードもなかなか出ません。

加えて、アップダウンの多い丘によって体力が着実に奪われていきます。

 

ハンドル操作もままならない急こう配を下りつつ、

ガイドブックにも載らない小さな町で休みつつ、

3日かけて、何とか麓の町“コシュコル”に戻ってきました。

 

キルギス山間部のハイライトを終え、

首都の「ビシュケク」を目指します。

 

 

キルギス最後の目的地となるであろうビシュケクに向かって

ある山を登り、峠を越えようとしたまさにその時、

ふと男性の集団が声を掛けてきました。

 

「ヘイ、フレンド。どこに向かってるんだ?」

これまで幾度となく聞かれた質問に、さらっと答えて進もうとしたとき

意外な言葉が…。

「ちょっとインタビューさせてもらってもいいかな?」

 

実は彼ら、

キルギスで一番の人気を誇るインターネット番組(自称)の撮影クルーでした。

 

「なぜ世界を旅しているのか?」

「キルギスの感想はどうか?」

「トラブルに遭ったことはないか?」

「一番の旅の思い出は?」 …などなど

矢継ぎ早の質問を受けたあと、

ヘルメットにカメラを装着され、頭上にはドローンが飛び始めました。

イメージ映像の撮影だそうです。

 

30分ほどで突然の撮影は終了。

編集が終わって公開するときには連絡をくれるとのことでした。

(まだきてないけど…。)

思わぬ出会いがあるもんですね。

 

引き続き西へと走り、コシュコルから2日かけて辿り着いたのが

キルギスの首都「ビシュケク」。

特にこれといって見どころもない街ですが、

今後訪問予定の国のビザを取得するという重大なミッションを果たします!

 

 

滞在しているのが日本人オーナーの経営する“さくらゲストハウス”。

これまでまったく関わりのなかった日本人バックパッカーの方々とも交流。

重要な情報交換の場にもなっています。

 

 

到着翌日、ビザの申請をおこなうため旅行代理店へ行くと、

「大使館の人が夏休み入っちゃったんでビザ出るの10日後です。」

 

思い通りに進まないことなんていつものこと。

早く先に進みたくて仕方ないんですが、

この街で足止めを食らうことが決定しました。

 

 

てことで、しばらくココでのんびりしまーす!