中国の物価事情
【16日目 983.0km】
スタート地点・上海からひたすら西に進み、
現在、信阳(しんよう)という都市に来ています。
特にこの2日間は、合計300km近くにも及ぶ長距離の移動で
一気に体力を使い切ったような気がします。
海沿いの街から内陸部へ移動してきたことで、
ずっと平地だった道に起伏が出てきて、視界の端にも山が見えるようになってきました。
工業地帯ばかりだった景色も田園へと変わり、
広大な国の土地の移り変わりを肌で感じています。
右側通行にもすっかり慣れ、
飛び交うクラクションの音もさらっと聞き流せるようになってきました。
さて、中国に入国してから2週間が過ぎ
食事や宿泊など色々な場面でお金を使ってまいりました。
出発前は日本とそんなに変わらないと聞いていた中国の物価事情。
豪華絢爛な観光ツアーではないので出入りするお店や買うモノも限られていますが、
少しづつ様子がつかめてきたのでご報告したいとおもいます。
※1元→17.14円(2018年6月5日現在)
( )内の日本円はざっくりです!
・水(1.5ℓ)→3.5元(60円)
・コカ・コーラ(500mℓ)→3元(50円)
・ビール1缶→3元(50円)
・ポテトチップス1袋→4.5元(75円)
・カップラーメン→5元(85円)
・梨(果物の中では主流な模様)→1.5元(25円)
・炒米(チャーハン)→10~15元(170~255円)
・牛肉面(こっちで定番のラーメン)→12~18元(200~300円)
・マクドナルド・ダブルチーズバーガーセット→26元(440円)
・ゲストハウス1泊→40~50元(680~850円)
と、こういった具合になっています。
半額までいかないまでも、すべてのものが日本よりは安い!というのが感想。
観光客向けではない庶民食堂であれば300円前後で1食分は食べれてしまいます。
ただ
板チョコ1枚7元(120円)、コンビニのコーヒー1杯10元(170円)。
海外ブランドの水は倍以上の価格設定、
と中国原産ではないものは高めの値段となっており、
なるべく国産品の消費を促そうという姿勢がうかがい知れます。
こんな中国の物価事情。
工夫して節約すれば安く旅をすることができそうです。
話は変わって、信阳にたどり着くまでの道中のこと。
集落を見つけ自転車を停めて休んでいると、
近くのお茶屋さんが「入っておいで」と優しい一言。
差し出された一杯は“信阳毛尖”という中国国内でも最高級品と名高い茶葉で淹れられたもの。
素人でも飲んだ瞬間に分かる美味しさでした。
こういった何気ない思いやりが、ひとり旅の疲れと寂しさをじんわり癒してくれます。