初野宿

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【13日目 632.5km】

 

体力も回復し、止まらない咳以外はバッチリの状態です。

のんびり観光したり、体調崩したりで

予定よりはるかに遅いペースで進んでいましたが、

ビザにも限りがあって、いつまでも中国には滞在していられません。

もう少しスピードを上げなければと何となく焦りを感じはじめています。

 

常州を発ってから大都市・南京に寄り、

現在「合肥」という都市にきています。

 

この南京から合肥までの距離が200km近くあり、途中で一泊したのですが

これが記念すべき海外初野宿となりました!

 

中国人曰く、「この国はどこでも野宿できるよ」というのですが

そうはいってもはじめは抵抗があるもの。

 

そんななか今回の旅で有益情報を得ました。

野宿をするなら「大学構内だ!」とのこと。

どこの街にでもあって一番安全な場所だそうです。

 

といいながら、そもそも簡単に入れるのだろうかと疑いつつ向かったのが、

巣湖(そうこ)という湖のほとりにある“巣湖学院”。(創立40周年!)

 

入口ゲートには二人のガードマンが仁王立ちしており、

授業を終えた学生さんたちがぞろぞろと帰っていくところでした。

その流れに逆らうように、

大荷物を積んだ自転車に乗ってヘルメットを被ったまま突撃したところ

ガードマンは何も言わずそのまま仁王立ち。

「へっ?いいの?」

と思いましたが、何も言われないのでそのまま突っ切り無事に侵入成功しました。

 

「30歳無職の外国人を止めなければ、あのガードマンは誰を止めるんだろう?」

と考えながら、構内を散策しつつ程よい場所を探し求めました。

 

出会う人たちに尋ねても、

「別にテント張ってもいいんじゃない」との答え。

大学の敷地は公共の場所でもあるそうで、迷惑をかけなければいいようです。

 

そのままテントを張って寝床についたあとも、

誰にも邪魔されず気持ちよく眠りにつくことができました。

 

これからも色んな大学でお世話になろうと思います。

 

 

 

そういえば、数日前に自転車トラブルの定番“パンク”が発生してしまいました。

海外では初めてだからなのか気づいた瞬間動揺してしまいましたが

正しい手順に則って即座に穴を確認し、

自転車屋のお兄さんのように迅速に穴をふさいで、

再び走りはじめました。

 

ただ、せっかく旅を発信するからにはそういうちょっとしたハプニングも

しっかり写真に収めてお伝えしていかなければいけないなぁと感じました。

 

ということで明日もまた走ります!