日本出発、北の大地アラスカへ

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【走行距離0km】

4月7日、ついに旅立ちの日がやってきました。

出発は成田空港。

 

前もって空港宛に送っていた梱包済みの自転車を受け取ると

チェックインカウンターへ向かいます。

自宅で何度も体重計に乗って量ったので重さはバッチリ、超過料金なし。

 

 

 

経路は成田→インチョン(韓国)→シアトル(アメリカ)→アラスカ、

待ち時間も合わせると合計25時間の移動です。

飛行機で海外を旅すること自体久しぶりでしたが、

色々と事情が変わって驚いたことが多々。

 

まず準備段階ですが、日本の郵便局って

2020年以降外貨両替やってないんですって。

銀行もサービス廃止してるところが多くて

金券ショップでやっと米ドルをゲットできました。

 

大きく進歩したのがWi-Fi環境。

空港内のフリーWi-Fiって「繋がるけど通信悪い」というイメージでした。

ところが韓国もアメリカも本当にどこでも良く繋がるようになってます。

 

一番驚いたのは出入国時のパスポートへのスタンプ。

ICチップ管理になってスタンプ押さない国が増えたそうです。

どんどんスタンプ増えるのが楽しかったけど、もうそれも終わり。

日本の出国もアメリカの入国も押してもらえませんでした。

寂しいけど、まぁ時代ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本時間の8日(月)AM10時頃。

ついにアラスカ・アンカレッジの

空港へ降り立ちました。

自転車も無事送られてきました。

箱はダメージ少なそうだけど

中身も大丈夫だろうか。

 

 

 

自転車の箱を受け取ると背後から男性に声を掛けられました。

「君がリョウスケかい?」

男性は出発前からメールのやり取りをしていたマーティンさん。

アンカレッジでお世話になるホストファミリーです。

 

 

 

特に欧米で盛んな「Warm Shower(ウォームシャワー)」という

自転車旅行者のオンラインコミュニティがありまして。

旅行中は無料で泊めてもらう代わりに、

自分が旅に出ていない時にはゲストを迎えてあげようというもの。

実際、僕も神奈川にいる時はこれまで5組のゲストを迎えたことがあります。

(うちのアパート狭いので、広いお家の友達の協力も得ながらですが…。)

 

 

 

タクシーでマーティンさん宅まで

向かう予定でしたが、

「空港まで迎えに行くよ」

という申し出に

甘えてしまいました。

 

 

 

 

マーティンさんは奥さんと

5歳の娘ちゃんの3人暮らし。

子供が生まれる前には

日本にも自転車旅行に来たことがあるそう。

自転車乗り同士で理解しあえるのも

Warm Showerの良いところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

到着してからひと晩明けたら、

旅の準備に、街の散策に、と活発に動き回る予定でした。

しかし、目が覚めて時計を見ると昼の12時!

完全なる時差ボケです。

実はうまく眠れず、深夜未明に3時間ほどベッドで起きたままでした。

 

三半規管が強くて、バランス感覚が良い人ほど

時差ボケしやすいそうですよ。

ハワイ含めアメリカ来るの三回目ですが毎回のことです。

しんどい…。

 

 

 

体だるいけどこれだけやんなきゃと

自転車の組み立てを始めます。

ご近所さんに

「グッモーニン」と声を掛けると

「もう、アフタヌーンよ」と笑われました。

あぁ、時差ボケ…。

 

 

 

心配していた自転車輸送ですが

破損などは何も問題なし。

飛行機の窓から

たまに積み込みの作業見えるけど

荷物めっちゃ乱暴に投げますよね。

もうあれが嫌で嫌で…。

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、大きなトラブルもなく

まずはスタート地点のアラスカに到着しました。

しばらく準備を整えたら、

いよいよ自転車に乗って走り始めます!