南北アメリカ大陸旅の予定
出発の時が日に日に近づいており、
期待と不安を膨らませながら準備を進めている
ここしばらくでございます。
ここで、次の旅で走る予定の道のりを説明させてもらいます。
(※これからゆく場所の話なので、写真ではなく
フリーのポップなイラストでご紹介します。)
大まかに言うと、南北アメリカ大陸を
北から南へほぼ真っすぐ下りる行程です。
旅の期間は13カ月、
走行距離はおよそ18,000km。
通過する国の数は意外と少なく、7つ。
今回は一つ一つ国土が大きな国ばかりなんです。
4月7日に成田空港を発ち、降り立つのはアラスカ。
州都アンカレッジからサイクリングをスタートします。
まだ本格的な春とは言えない4月のアラスカ。
平均気温は3~4℃ほどらしく、寒さとの戦いになりそうです。
楽しみなのは雪原の景色や動物たち。
寒い地域ほど動物は体が大きくなるそう。
ムースなんて近くで見てみたいです。
グリズリーと出会ったらどうしよう。
ほんとにどうしよう…。
アラスカを抜け、カナダを走ると
アメリカ本土に突入。
目の前いっぱいに広がる大陸的な風景を駆け抜けます。
西側を進んでいくけど海沿いは走りません。
海沿いって一見気持ちよさそうだけど、
大都市ばかりが続いて
車多いし、物価高いし。
野宿場所限られるし、風の影響受けるし。
これはヨーロッパの地中海沿いで学んだ経験則。
アメリカを抜けるとメキシコへ。
西の半島部、バハ・カリフォルニアから入る予定です。
背の高いサボテンがいくつも生える
荒涼とした景色を進みます。
やっぱり自転車旅は
人の少ないところを行くのが魅力。
いっぱいパンクするんだろうな。
メキシコで旅の一区切り。前半戦終了といったトコでしょうか。
予算に限りがあることから、約1年を旅の期限としているので、
飛行機に乗り南米ペルーまで移動します。
後半戦はペルーの首都・リマからスタート。
南米大陸は世界を巡る旅の全行程におけるハイライトと捉えています。
海抜の低いリマから登っていくのは
太平洋に沿ってそびえるアンデス山脈。
標高3~4千mの場所に挑みます。
体力的に過酷な分、
最高の景色が拝めるはず。
マチュピチュ、ウユニ塩湖
など世界的に有名な絶景も眺めつつ
南へと進んでいきます。
標高数千mの大地に砂漠があり
時には自転車を押しながら
やっと進めるような場所もあります。
大陸南部・パタゴニア
と呼ばれる地域を進んでゆき、
目指すのは南の端に位置する
アルゼンチンの“ウシュアイア”。
世界の果てとも言われる
この町をゴール地とします。
ざっとですが、こんな具合で
旅をしていこうと考えています。
アラスカやアンデス山脈など
寒さの厳しい地域は走れる時期が限られるため、
前回のユーラシア・アフリカよりもきっちりと旅程を守る必要があります。
とはいえ、
なんとなーくで走っていくのも旅の魅力ではあるので予定はあくまで予定。
気分次第で進む道を決めながら“良い感じ”で走ってまいります。