モノがない…

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【540日目 23,734km】

 

マウンの町では2日の休みをはさんで体調はバッチリ。

500km走った先にある西の隣国を目指して

再び走り始めます。

 

 

 

町を出るとすぐにサバンナの風景。

交通量のあまりない綺麗な路面を漕ぎだすのですが

残念ながら向かい風。

今日は150kmと長距離を稼ぎたいのに

大丈夫だろうか…。

 

 

 

300km先まで町らしい町はなし。

ただ小さな集落はあるようなので

ところどころで休みつつ

上手に進んでいきたいところ。

 

 

 

 

 

5mほどの木が広い間隔で立ち並ぶ

渇いたサバンナの大地。

40℃にも及ぶ

日中の過酷な暑さは相変わらず。

水だけを絶やさないように

進まねば。

 

 

 

60kmほどの村で食堂を発見。

砂が広がる村は

タイヤが埋まってしまうので

10m進むのにも苦労します。

誰か手伝って…。

ご飯と牛肉と野菜。

 

 

新鮮味はないのですが

ボツワナでこうした

地元の食堂で食べるのは

初めてです。

まあ、味は普通なんですけど。

 

 

 

 

午後からも景色は変わらない。

そして、真っ向から

吹き付ける風が厳しいこともあり

予定の150kmは断念。

昼過ぎにはへとへとでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか100kmを走って「セヒスワ」の村に到着。

予想していたよりもかなり規模の小さな村のようです。

 

 

 

キャンプ場があったので

泊まらせてもらうことに。

汗だくだくで漕いだ日は

シャワーの浴びれない野宿は

しんどいんです。

しかもWiFi付き。

 

 

 

商店を訪ねても

缶詰とスナックがわずかにある程度。

野菜や果物を

手に入れることはできず。

マウンの町で買っておけば…。

でも、暑かったんだもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マウン出発2日目。

前日よりは風は弱そう。

今日こそは150km進んでおきたい。

 

 

 

途中で検問に差し掛かりました。

サファリツアーへと向かう

ジープに何台も追い抜かされていく。

そして、窓の向こうの車内から

ジロジロと見られる。

 

 

 

 

感染症予防のために

靴底と自転車のタイヤを

消毒液に浸します。

これだけで防げるんだろうか。

 

 

 

 

 

昼には「クケ」の村に到着。

休憩しようと思ったけど

食堂はないし商店には水もない。

昨日の村もそうだったけれど

とにかくこのあたりの地域

モノが全然ない。

 

 

 

とりあえず持ち合わせのモノで

お腹を満たしたら

午後からも走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか150kmを走って

「ダカル」の村に到着。

ただここにも食堂などや市場はなく

夕食はファンタとビスケット。

物足りないけどこれしかないです。

 

 

 

 

この日は診療所の玄関先で

テントを張らせていただくことに。

しかも中でシャワーまで

浴びさせてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マウン3日目はパンク修理からスタート。

前の晩にパンクには気づいてたんですが、

疲れて修理をする気力もありませんでした。

 

サバンナでは非常に硬い棘をもった植物があり、

路上に落ちたものが

タイヤに深く刺さってしまうことがよくあります。

 

 

 

毎日毎日

ほとんど変わらない景色を進んでいく。

風が止むことはなく

前から横から

絶えず吹きさらされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

40kmほど走ってマウン以来の町

「ハンツィ」に到着。

2日でここのスーパーまで来たかったけど

風の影響で3日かかってしまいました。

果物や食料をここで買い足していきます。

 

 

 

ハンツィから50kmほどの分岐点。

南へ向かう道をそれて

西へと向かい始めます。

 

 

 

 

 

 

右手にはどんよりと厚い雲。

雷も光っているので

おそらく真下では大雨。

雨雲のほうからは

強い風が吹きつけてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

160kmを走って「トーシャ」のキャンプ場に到着。

2日間で300kmを走り体はもうクタクタです。

 

 

 

¥1,000のキャンプ場は

一人で貸し切り。

青くて柔らかい芝生は

ふんわりして寝心地最高です。

 

 

 

 

 

オーナーのおばちゃんが

余ったご飯をくれました。

自炊するつもりだったので

これはすごく助かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曇り空のした走りだしたマウン出発4日目。

この日はいよいよ国境越えです。

 

 

 

90kmで最後の町

「チャールズヒル」到着。

おしゃれな感じの名前だけど

スーパーがあるだけの小さい町でした。

 

 

 

 

 

スーパーによってお惣菜でランチ。

こうしスーパーの前で

座り込んで食べると

ヨーロッパを思い出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャールズヒルから6km走ったところで

国境到着。

 

たくさんのゾウに出会い

その後はひたすらにサバンナを走りまくっただけの

ボツワナ旅はここで終わり!

 

アフリカもぼちぼち終盤に差し掛かってまいりました。