上海上陸、旅の始まり。

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【1日目 18.6km】

 

2日前に大阪港を発ち、

ときおりの荒波と悪天候にもまれつつ、

瀬戸内海を抜け東シナ海へ。

 

そして、5月20日 午前10時34分(現地時間)。

上海国際旅客港に到着。

 

ついに旅の始まりの場所、中国・上海に降り立ちました。

門出を祝うかのように日の光が大空を照らしてくれるのを期待していましたが、

あいにく到着からずっと厚い雲がかかっており、雨まで降る始末。

 

しかし、これも

「旅は決して思い通りにはいかない。気を引き締めていきなさい。」

という宇宙からのメッセージに違いありません。

 

荷物を引き受けるとそのまま自転車に乗って

予約していたゲストハウスへ向かいます。

 

空を貫く高層ビル群や耳に飛び込んでくる中国語。

「まさにここは外国だね。」

なんて思わず、

日本でも都市部の観光地に行けば似たような風景にはよく出会います。

 

しかし、しばらく走れば確かに中国。

右側通行、信号無視、スマホ片手のドライバーたち、

などなど日本国内ではお目にかかれない道路状況。

慣れない交通習慣に苦戦しながらも宿を目指して進みました。

 

 

予想以上に英語が通じず、道行く人に尋ねても

「あっち」「こっち」とバラバラの答えが返ってくるばかり。

迷いに迷って、最短7.5kmの道のりを

気づけば18.6kmも走り倒していました。

 

 

世界地図を開けば横たわる広大なユーラシア大陸。

そしてその東の果てに位置するのが中国・上海。

ここから西へと続く道のりを想像するだけで不安と興奮が同時に沸きたちます。

 

小籠包の肉汁のように漕ぎ出したい気持ちが溢れるのを抑えつつ、

しばらくはこの近代都市をのぞいてみたいと思います。

 

 

<情報>

昭文社様HPにて、情報掲載いただいております。ぜひご覧ください!

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