Cycling The Earth ~自転車世界一周の旅~

日記

カテゴリー: 19 モナコ公国

サイクリスト家族

2019.05.9

【343日目 13,226km】

 

 

イタリア最後の都市ジェノヴァで

体を休めて、ジェノヴェーゼをたっぷり堪能した後は

いよいよ次なる国フランスへと向かいます。

 

 

 

ここから数日間とにかく海沿いを走っていく行程。

内陸側には山がずらっとそびえているので

海岸沿いの道を走らざるを得ない

という具合です。

 

 

 

割と起伏があって交通量も多いのですが

サイクリングの定番コースらしく

自転車専用道が

かなり整備されていました。

歩行者の方にさえ気を付ければ

かなり快適。

 

 

 

イタリアももうすぐお別れなので

ランチは奮発して「海鮮パスタ」。

一口食べた途端、

口いっぱいに広がるのは

地中海の香り。

イタリアの食と離れるのが寂しいです。

 

 

 

 

 

 

ランチを済ませて

引き続き走り始めた路上で出会ったのは

大きなバッグを携えたサイクリストの集団。

 

これまでに多くのサイクリストと出会ってきましたが、

この時に出会ったのはなんと

ご夫婦2人にお子様連れ(男の子)の4人家族!

 

小っちゃい子のほうにいたっては

コロコロ付きの自転車に乗ることもままならないらしく

お母さんの後ろにちょこんと座っていました。

 

 

 

半年近くかけて

ヨーロッパを周遊しているという

チェコからお越しの

「オルダさん一家」。

前日にアルプスの高嶺から

降りてきたばかりだそうです。

 

 

 

同じくフランス方面へ

向かって走るということで

しばらく一緒に走行することに。

ひとり旅の身なので

誰かと一緒に走るのは

本当に久しぶり。

 

 

 

一人前に自転車を漕ぐ長男くん。

坂道や車の多い道は

お父さんとゴムひもを繋いで

必死についていきます。

6歳で毎日数十km走るのは

信じられない。

 

 

 

休憩がてら浜辺によると

子供たちはパンツ一丁で水遊び。

その日の気温にかかわらず

海があればどこでも入りたがるそう。

子供のエネルギーってホント

尽きることがないですよね。

 

 

 

さらに毎日欠かせないのがアイス休憩。

食べさせないと

子供たち泣きわめくみたいです。

「毎日2人分って馬鹿になんないから」

ってお母さんもぼやいてました。

 

 

 

 

自分一人の世話しながら

旅するだけでも大変なのに、

小さな子供2人連れてなんて

想像もつかないです。

まあ、こんな可愛い笑顔見せられたら

疲れだって吹き飛ぶけど。

 

 

 

 

 

 

夕方にはキャンプ場へ。

大人数のほうが若干割安になるなんてメリットもあるんです。

一家の大きなテントの隣に張らせてもらいました。

 

 

 

オルダさんたちも

食事はパスタ。

ヨーロッパにいる限り

一番安くて手軽なメニューであることは

間違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あくる日も朝から

オルダさんたちと元気よく走り始めます。

 

 

 

ジェノヴァ以西に大きな都市はなく

のんびりとしたほどほどの住宅街が

延々と広がっています。

オルダさん達がいなかったら

退屈してたかもっていうような道。

 

 

 

 

公園で休憩。

写真にはうつってないけど

左側で遊具を巡って

壮絶な兄弟げんかが勃発しており、

後ほど2人ともお母さんに全力で怒られ

大泣きすることになります。

 

 

 

小さな頃に

何か国も渡る壮大な冒険をした子供は

どんな大人になるんだろうか。

この子たちの将来がすごく楽しみ。

なんてこと考えながら

後ろから眺めて走ります。

 

 

 

この日も前日同様キャンプ場へ。

やはりどのサイクリストに聞いても

沿岸部での野宿は難しいらしく

テント泊でもお金を払わざるを得ない

状況です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルダさん一家と出会って3日目。

キャンプ場を出ると

さっそく登り坂を上っていきます。

 

 

 

そして坂を下った先に待っていたのは

イタリア-フランス国境!

18ヵ国目となるフランスに突入です。

 

 

なお、EU圏内の26ヵ国が加盟する

“シェンゲン協定”というものがありまして、

加盟国間はパスポートの査証なしで

自由に行き来できるという取り決めがあります。

 

しかし同時に、

「外国人は加盟国内での連続滞在期間は90日まで」

というルールもあり

僕がスイスやドイツへ足を延ばさず

最短ルートでヨーロッパを抜けようとする理由もここにあるのです。

 

物価が高いのでどのみち長くも居たくはないんですけど…。

 

 

 

フランス最初の街はメントン。

しばらく海沿いの似たような

リゾート地が続いてるので、

国の違いなんてものも

あまり感じられませんが。

 

 

 

 

僕1人でいても

写真パシャパシャ撮られるのに

家族連れとなればそりゃしょっちゅう。

いままで何人の人のスマホに

自分の写真が収まっただろうか、

というくらい撮られてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリア-フランス国境からわずか10kmあまり走ると

何と次なる国にたどり着いてしまいました。

 

 

中世の都市国家として生まれ、

現在も地中海沿いに存在する「モナコ公国」。

国連加盟国としては世界最小の国家です。

(バチカン市国は正式加盟していません。)

 

 

 

ヨーロッパ各国の富豪たちが別荘を持つことでも有名で

海沿いに高層ビルが立ち並んでいました。

いわゆる「タックス・ヘイブン」といわれる国なので

みんなモナコで資産をごそごそしてるみたいです。

 

 

 

中心にあるモンテ・カルロ地区には

綺麗な浜辺やカジノがズラリ。

絵に描いたようなバカンス地です。

 

 

 

 

 

 

モナコといえば

世界的に有名なF1レース

「モナコグランプリ」。

コチラはテレビ放送でも見たことがある

下り坂の急カーブ、

「ローズヘアピン」。

 

 

 

常設されている縁石には

タイヤ痕がしっかりと残っています。

一般車両がこんなに

乗り上げないと思うのでやっぱり

レース中に付いた痕でしょうか。

 

 

 

 

ローズヘアピンを下った海沿いの車道。

この低いトンネルも

レースカーが猛スピードで走るの

観たことあります。

まさか自転車で走ることになるとは。

 

 

 

 

毎年5月に開催される

モナコグランプリ。

今年もシーズンが近づいているので

観客席が着々と準備中でした。

改めてF1中継を観るのが

楽しみ。

 

 

 

 

 

 

 

30分ほどモナコ市街を走ると

またフランスに戻ります。

かなり海岸沿いの起伏が激しいですが

一家はせっせと上る。

僕は後ろからついてってるけど

1人の時とペースほぼ変わりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の夕方、イタリアとの国境から30kmほどにある

海岸リゾートで有名な「ニース」に到着。

 

そして、引き続き海沿いを進むオルダさん一家とも

ここでお別れ。

楽しい3日間をありがとうございました、

これからも気を付けて旅を続けてください。

(お別れ記念に写真撮ればよかった…。)

 

 

 

この「ニース」。

2016年7月に残虐なテロ事件の

現場となってしまった場所です。

今はそれを微塵も思わせない

賑やかで明るい雰囲気。

 

 

 

 

 

 

 

オルダさん一家に続いて

引き続き海岸にそって進む予定でしたが、

リゾート地ばかりが続くので予定変更して

山へ向かうことにしました。

 

その前に疲れたのでニースで休憩します!

 

 

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