Cycling The Earth ~自転車世界一周の旅~

日記

カテゴリー: 10 ブルガリア

首都ソフィア・前編

2019.02.19

【267日目 10,020km】

 

 

プロブディフを発って

さらに西を目指します。

 

 

実はこの日の出発直後、

2匹の野犬に遭遇。

 

ワンワン吠えられながら追いかけられるのは

しょっちゅうあることなのですが、

ついに後ろのカバンをガブッと噛まれてしまいました。

 

開いた穴の大きさはわずかだったけど

これまでの道中、互いに心を通わせてきた犬たちに

牙を向けられたという事実に深く傷ついたブルガリアの道。

 

 

 

心の傷を癒すためにも

食堂で温かいスープを飲みます。

距離が近いからか

トルコのものと味付けに大差は

ありません。

 

 

 

 

首都ソフィアへの道に

立ちはだかる山の登り坂が

はじまりました。

道端には

なぜか“柔道”の文字。

 

 

 

 

入国3日目ですが

こんなのどかな田舎が

ずっと続いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

85kmを走ったこの日、

“モミン・プロホド”という小さな集落に到着。

おそらく村唯一であろう宿は安くはなかったものの

綺麗で居心地最高でした。

 

 

 

 

 

 

あくる日は朝から最高の天気で

まさしくサイクリング日和。

 

綺麗に舗装された高速道路が平行していて

そこを走行することもできたのですが、

デコボコの田舎道を走る良さがあるんです。

 

 

 

こんな牧歌的な風景を

のんびり眺めて走ることは

自転旅の醍醐味。

ゆるやかな登り坂を

気持ちよく進んでいきます。

 

 

 

 

首都までわずかなのに

まだこんな山の中。

外国の都市って

何もない原っぱに

突然現れるような場合が

多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてやはり突然

近代的なビルが姿を現しました。

ブルガリアの首都“ソフィア”です。

 

 

 

人口130万人を抱える都市の

中心に位置する大通り。

すぐ向こう側にはそびえ立つ

山の姿が見えます。

 

 

 

 

 

いかにもヨーロッパといった

街並みでありながら、

どこか旧ソ連圏の国に共通する

共産主義国風デザインが感じられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

WarmShowerを通じて知り合った

ホストの方が“サニーさん”。

初日からちょっと面白い展開になりました。

 

サニーさんは街のはずれにある

このマンションをもうじき引き払う予定。

 

そして数百km離れた別の都市に移り住むらしいのですが

引っ越し先の都市で用事を片付ける必要があるから

「明日からあなた1人で過ごしてね、ヨロシク」

と言われてしまいます。

 

いやいや今日出会ったばかりの人間に

留守番させていいのか、と聞くと

「I trust you. (信じてるわよ。)」

 

 

 

結果的に4日間1人っきり

この快適な部屋で

過ごさせてもらいました。

本当にありがたいことです。

何も悪いことしてないですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

到着の翌日は

地元のNGO団体が行っている

ソフィア無料観光ツアーに参加。

 

徒歩で各所を周りながら

英語で解説をしてくれます。

 

 

 

7,000年もの昔から人々が定住し

ヨーロッパでも最古に近い歴史を持つ

都市“ソフィア”。

西洋では女の子に付けられる

その名は古代ギリシャ語で“知恵”を

意味するそうです。

 

 

 

古代ローマ、オスマン帝国、

ブルガリア帝国、ソビエト連邦と

数百年単位で支配者を変えてきたのが

ブルガリアの特徴。

写真の行政機関はソ連時代の

典型的な建築デザインです。

 

 

 

大統領邸宅の敷地内には、

国の主要宗教となっている

ブルガリア正教会の遺跡が

静かに建っていました。

なんと4世紀に建てられたそう。

 

 

 

 

ヨーロッパでは珍しく

河川を持たない首都として知られる

ソフィアですが、

近くの山々がもたらす湧き水が

街の40ヶ所からから常に溢れており

地元の方が自然の水を汲みにきていました。

 

 

 

街のトレードマークである

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂。

ロシア-トルコ戦争の戦没者を弔って

建てられたもの。

撮影禁止の内部は静かながらも

煌びやかな空間が広がっていました。

 

 

 

 

 

 

あまりこれといった見所がないと聞いていた

ブルガリアの首都ソフィア。

 

派手さはないですが

こじんまりとしていて観光しやすく

ヨーロッパの雰囲気を初めに感じるには

ピッタリの街です。

 

 

 

10ヵ国目ブルガリア

2019.02.15

【264日目 9,869km】

 

 

いよいよトルコに別れを告げると、

次なる国・ブルガリアに突入です。

 

 

 

 

トルコ最後の町“エディルネ”を後にして

西に向かうと、

わずか1時間ほどでトルコ-ブルガリア国境に到着。

 

改めてヨーロッパに

たどり着いたことを実感します。

 

 

 

といっても、

急に風景が変わるはずもなく…。

どの国も国境付近は

栄えていないので、

しばらく寂しい景色が続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルガリア最初の町で真っ先に向かったのは

銀行のATM。

新しい国に入るときはすぐに両替できるよう

前もってお金を多めに用意しておくのですが、

この時はさっぱり忘れていました。

 

トルコに2ヵ月もいたので

旅人としての感覚が鈍ってます。

 

しかも、

ブルガリアの通貨が何なのかも調べてないし

「こんにちわ」「ありがとう」の挨拶も予習してないし

時差も調べてないから何時なのかもわからないし

入国初日はもう本当にぐだぐだ…。

 

国境を越えてから一人でバタバタ焦ってました。

気を引き締めねば。

 

 

 

ブルガリア1日目のこの日は

国境から80kmほどのところ

“ハスコヴォ”に到着。

 

 

 

人口10万人のこの街。

さっそくブルガリアの雰囲気を

感じられると思ったのですが、

中心地にいっても人がおらず

ガランとしてました。

これがブルガリアなのか…。

 

 

 

安いホテルを何件か探し求めたけど

とりあえず最安値が¥1,800。

これまでの国で

一番高いくらいの水準です。

もっと安いトコあったのかな。

 

 

 

 

街を歩くと

とにかく目につくのがカジノ。

通りの両脇に

ずらっと並んでいました。

 

 

 

 

 

他に娯楽がないから

なのでしょうか。

ブルガリアの第一印象は

どこか寂しさ漂う国という

感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日も、

車の少ない田舎道を進んでいきました。

イスタンブールを出発してから

少しづつ寒さが戻ってきています。

 

 

 

休憩に寄った村で

集まってきた子供たち。

外国人自体がかなり珍しいようで

この周りにも遠巻きに眺める子たちが

沢山いました。

 

 

 

 

 

 

 

ハスコヴォから70kmほど走ると

ブルガリア第2の規模を誇る都市

“プロヴディフ”に到着。

 

 

 

中心街に行けば

人もたくさんいて

賑やかな雰囲気が味わえました。

 

 

 

街のあちこちに

アート作品が多く

展示されています。

 

 

 

 

 

 

近代的で

イメージ通りのヨーロッパ

に近づいてきたように感じます。

町全体がなんともオシャレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

このプロヴディフ

ただ栄えているというだけでなく、

数千年に及ぶ歴史を通じて

ローマ帝国、オスマン帝国と

異なる大国によって支配されてきた街なのです。

 

 

 

街全体に多くの考古遺跡が

存在しており、

その代表は丘の上に建つ

1,500年以上前のローマ劇場。

現在もイベントが催されるそう。

 

 

 

 

こちら2世紀頃に造られた

古代ローマの円形競技場。

なんとその上にショッピングセンターが

覆いかぶさっています。

まさに古代と現代の

コラボレーション。

 

 

 

そして旧市街には

古代ローマではなく

オスマン帝国時代の邸宅が立ち並びます。

1つの町に異なる国の遺産が

共存していること自体、

日本人の感覚からすると実に新鮮。

 

 

 

紆余曲折を経て現在に至る

ブルガリアの歴史の複雑さを

垣間見たプロヴディフの街でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルに到着して

「さぁ、くつろぐぞ」という時、

前日のホテルにスマホの充電器と変換プラグを

忘れてきたことが発覚!

 

金額的にも大した損失じゃないのですが

実は旅に出て以来

物を失くしたり、忘れたり、盗まれたことって

ほとんどないんです。

 

 

たかが充電器とはいえ

共にアジアを渡ってきた仲間を置き忘れきたことが

すごくショックでした…。

 

さよなら、古い充電器。

こんにちは、新しい充電器。

 

 

 

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