首都メキシコシティ到着!
【175日目 9,981km】
立て続けの世界遺産巡りを終え、ケレタロの街を出発。
首都メキシコシティまでは250kmほど。
やはり首都に近づくにつれ
ゴミが多い。
写真では見えにくいですが
ゴムの切れ端や金属片が
無数に落ちています。
お願い、パンクしませんように。
はい、パンク。
ただ刺さった針金がはっきりと
確認できるのでまだマシです。
アメリカでは路面の暑さゆえか
原因が特定できない
パンクが多かった。
「ポロティトラン」にてホテル泊。
都会が近づき、人も町も増え
野宿が難しいけれど
そのぶん宿も安いのは嬉しい。
¥2,000ほどで
十分なトコロに泊まれます。
ケレタロ出発2日目。
少しずつ朝が肌寒くなってきました。
日中は十分暖かく、午後には雨雲が広がるというのが
典型的な雨季のメキシコ。
向かう首都のメキシコシティは
およそ標高2,300m。
ここからは若干ながら
上り坂の多い行程。
特に景色が良いわけでもない道を
淡々と進んでいきます。
いよいよ都市圏に近づくと
これまでにないような渋滞が。
自転車は関係ないと思いきや
路肩にもはみ出す車があるので
止まらざるをえない。
煙を吸いながらゆっくり前へ。
夕方5時過ぎには
都市部の縁に位置する
「トポツォトラン」に到着。
もちろん野宿できるほどの
小さな村ではないので
空模様を気にしつつ宿を探す。
数軒まわり交渉してる間に
やっぱり雨が。
仕方ないので¥3,500の
宿に泊まることに。
何でもないホテルだけど
オレンジに塗られた壁がおしゃれ。
ケレタロ出発3日目。
すでに首都の大都市圏には入っているので
出発と同時に渋滞に巻き込まれる。
しかも雨。
トラックやバスに接近されつつ
ぶつからないように
隙間をぬって進んでいく。
車線や信号も整っているので
そんなに混沌としているわけでは
ありません。
宿を出てから
40kmあまり走った地点で、
シティの中心部に到達。
ただ雨が止む様子もないので
感慨に浸る暇もなく
早く目的の場所へと向かう。
雨に濡れながらでも来たかったのがこちら「すき家」。
何とあるんです、メキシコに。
こないだ地図でたまたま発見してから気になってました。
ビジネス街にあるとあって
店内も小綺麗だし
他のお客さんもシュッとした
人が多い様子です。
そして僕意外に日本人はおらず
現地の人ばっかり。
唐揚げとみそ汁の牛丼セットが
¥1,000ちょっと。
味はまったく遜色ありません。
紅しょうがはないみたいだけど
ちゃんと“すき家”。
もうね、最高です。
翌日も別店舗に行ってしまった。
今度はチキンカツカレー。
日本帰れば家から徒歩で
3分のトコにすき家あるけど、
アラスカから1万km漕いで
食べるすき家は格別です。
本当は市内の名所を回りたかったけど
雨が止む気配もないので
大人しく予約していたゲストハウスへ。
相部屋で1泊¥2,000以下と
コスパ良し。
やはり都会ほど安いです。
到着翌日の日中が結果的に唯一の晴れ間となりました。
完成から200年近くが経つ
“メトロポリタン大聖堂”を中心に
メキシコシティは広がります。
大聖堂の前にある「ソカロ広場」。
国旗が掲げられた広場に
沢山の人が集まっています。
他にも周辺には
美術館や国立宮殿があるのですが
どれも改装中で閉まっていました。
ソカロ広場の少し西にあるのは
多くの小売店が並ぶ商店街。
ヨーロッパ風の綺麗に整った通りです。
無数の観光客がいますが
パッと見には欧米やアジア圏の人は
多くなさそう。
やたらと宝石店や時計店があるので
電池が切れて動かなくなっていた
G-SHOCKの電池交換を
してもらいました。
¥700ちょっとでお得。
職人の手が僕は大好きです。
郊外の人口密集地を含んだ
都市圏人口は2,000万人。
ただ数字の割に雑多な様子はありません。
現地のメキシコ人曰く、
「写真で見た“シブヤ”の方がヤバいぞ」
とのことです。
こちらは独立百周年の「革命記念塔」。
ただ“議会場”として建築を進めていた
当時の政府が、別の革命によって
倒されて計画変更。
そのままモニュメントになったそう。
微妙なデザインなのはそのためか。
地下鉄が発達しているメキシコシティ。
人の車に乗ることはあったけど
公共交通機関はこの旅で初めてです。
どこまで乗っても約30円。
構内も別に雰囲気は悪くなく
おかげで快適に移動が出来ました。
滞在中気持ち良く晴れる時間も少なく、
思ったほど観光はできず。
それでもここだけは外すワケにはいかないと
やって来たのは“アレナ・メヒコ”。
“テキーラ”や“タコス”と並んで
メキシコの代名詞ともなっている「ルチャ・リブレ(プロレス)」
を見にやって来ました!
週に2回ほど行われ
夜の20時30分に開始。
僕はプロレス好き
という訳ではないですが、
照明が落ちてリングが照らされると
ドキドキします。
プロレスも迫力あるけど
ここで面白いのが、
ビールを飲みながら
盛り上がる1万人もの観客。
「ウォー!」と盛り上がったり
「ブー、ブー!」とブーイングしたり。
半分やらせのようなプロレスの美学を
理解してないのですが、
レスラーの一挙手一投足に
会場全体がワーワー盛り上がるのが
凄く面白いです。
これは誰が見ても面白いはず。
会場を出ると沢山の露店がならび
“ルチャ・リブレ”グッズが並んでいました。
長旅なので普段おみやげなんて買わないですが、
どうしても日本にいる甥っ子達に
着て欲しい衝動が止まなかったので
日本に発送してしまいました。
へへへ…。