タンザニアの田舎を行く

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【477日目 19,708km】

 

コログウェの町で1日休むと

次なる町「モロゴロ」を目指し、

再び南へ向かって走り出します。

 

 

ヨーロッパやモロッコと違って

観光都市が乏しいアフリカの国々。

ひたすら走っては休んでの繰り返しになりそうです。

 

 

 

町を出ると2つに分かれる道。

どちらを通っても目的地に向かうのですが

交通量の少ないであろう田舎道(右側)へ進むことにします。

 

 

 

路上のオレンジ商人。

真っ二つに切って

果汁を搾り取るように

かぶりつくのが

タンザニアの食べ方の様です。

 

 

 

 

天気はあいにくの曇り空。

気温は20~25℃でしょうか。

アフリカ大陸に関しては

来た時期が良かったのか、

サハラ砂漠といい

快適な気候を満喫してます。

 

 

 

 

 

 

 

 

小さな村で昼食休憩。

 

 

 

店先ではおっちゃんが

生肉の骨をぶつ切りにすべく

勢いよく包丁を振り下ろしています。

ワイルドなアフリカ流の調理。

 

 

 

 

 

ふと横を見ると

無残なヤギの姿が!

しかし、これも生きるということ。

感謝の気持ちを抱いて

いただきます。

 

 

 

 

ガスはなく

薪を燃やして屋外で調理されていく

ヤギの肉。

保健所の監査が入ったら即アウトでも

これがアフリカンスタイル。

 

 

 

 

トマトと煮たヤギ肉は

ごはんとの相性ピッタリ。

いくつか村を訪ねてきましたが

タンザニアにおいて、

お米はかなり広く

食べられているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後から走行再開。

この日はゆるやかに600mほど

標高を上げていく行程。

 

 

 

 

 

 

水を運ぶ少年も

長く続く上り坂に苦戦してるよう。

このあたり山中なので

平坦な道は無く

常に上るか、下っているか。

 

 

 

 

15時過ぎ頃、

この日の目的地ハンデニに到着。

出発したコログウェからは

60kmほど。

 

 

 

 

 

 

 

 

村には安宿が多くあり

適当に決めたところにフラッと

入ってみることに。

寝床の心配しなくていいのは

本当に楽です。

 

 

 

 

大きなベッドで蚊帳も付いて

¥500。

とにかく安いので

複数の宿の値段を聞いて回ることすら

していません。

 

 

 

 

ただ、

シャワーやトイレの蛇口をひねっても

水は出ず。

貯水槽からバケツでくみ上げた

冷たい水でこの日の汗を

洗い流しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コログウェ出発2日目。

村を離れると激しいアップダウン。

大きなトラックが往来する主要道ではないので

傾斜はお構いなしで急なんです。

 

 

 

そして出発から5kmほどで

オフロード(未舗装路)突入。

事前に把握はしてたけど

いざガタガタ道を走ると

気が滅入る…。

 

 

 

 

オフロードを走り始めて

わずかのところで小さな集落を発見。

声を掛けられたので

ちょっとだけ覗いてみることに。

 

 

 

 

 

イスを勧められ、出てきたのは

アンダージ(タンザニア版ドーナツ)。

村を通過するたび

そこらじゅうで揚げているのが

目に留まります。

 

 

 

 

ゆっくり休ませてくれない

幼い子供たち。

一定の距離以上近づいては来ないけど

こちらに物凄く興味を持ってくれてるのは

伝わります。

 

 

 

 

再び走り出し

いよいよ道は山の中へ。

スムーズには走れないけど

車の数が少ないので

相当気持ちが楽です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに昼頃には別の村を発見。

食事を求めて立ち寄ることに。

 

 

 

しかし、ここでも出てきたのは

アンダージ。

ショウガたっぷりのチャイ(紅茶)

と一緒に頂きます。

 

 

 

 

 

このあたりかなりミツバチが多く、

ぼーっとしてると

甘いチャイのカップはハチだらけに。

自分で寄ってきといて

自分でおぼれていくんです。

ハチは賢いと思ってたのに…。

 

 

 

またもや集まってくる村の子供たち。

写真は少し怖いけど

カメラにも興味はあるみたい。

慣れると少しずつ色んな表情を

見せてくれる彼ら。

 

 

 

 

この日もあいかわらずのアップダウン。

交換したばかりのブレーキも

あっという間に

すれ減っていきそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日も60kmほどをはしって

比較的大きな村「ニゲロ」に到着。

 

 

 

見つけた宿はなんと¥250。

先日泊まったケニアの¥300という

最安値記録をあっという間に

更新してしまいました。

これがどこまでも続きますように。

 

 

 

 

村の中心では

サッカーに夢中の青年たち。

グラウンドが斜面だろうと

平気でプレーしています。

 

 

 

 

 

服脱いでやってる人たちもいるんですが

驚くべきはその筋肉。

やっぱりアフリカ系の肉体美は

ほかの人種とは異なるものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに村を歩いて食事探し。

路上で売っていたのは

キャッサバといわれる芋。

地理の授業で習ったけど

実際に目にするのは初めて。

 

 

 

 

トマトとタマネギの酢漬けを挟んで

いただきました。

サツマイモと山芋の間のような

食感でしょうか。

 

 

 

 

 

芋だけでは足りず

加えて牛肉を食すことに。

ヤギばかり食べてると

やっぱり牛の美味しさが分かります。

お腹にガツンとくる

抜群の食べ応え。

 

 

 

こんな感じで小さな村を転々としつつ

タンザニアの山間を進んでます。

動物たちまであと少し…。