西アフリカ編完走!
【456日目 19,053km】
世界遺産の街サン・ルイから向かうのは
セネガルの首都・ダカール。
アフリカ大陸前半戦、
西アフリカ編のゴールとなる場所です。
サン・ルイの玄関口でもある大きな橋。
曇り空の下、ゆっくりと走り始めました。
サバンナ地帯の特徴は
乾いた砂の大地に
2~3mの背の低い樹木が
立ち並んでいること。
大型動物に会えるのは
まだ先なようですが。
路肩が狭いのが気になるけど、
交通量もそんなに多くないし
さほど運転マナーが悪くないようなので
割と落ち着いて走れます。
路面もキレイ。
サン・ルイを離れたセネガル北部。
何故か異様に
朽ち果てた家畜の亡骸が多いです。
ここまで走ってきて
牛の死骸なんてほとんど
見ることなかったのに…。
この日の宿泊予定は70kmほど走った
“ローガ”の町。
お昼過ぎには到着です。
のんびり進む。
予定していたホテルが高く
なんとか地域で一番安いであろう宿を見つけ出しました。
そうはいっても
こんなごく普通の部屋が
¥2,000。
アフリカは思ったほど
節約できそうにないです。
サン・ルイ出発2日目は、
出発してものの5分で後輪がパンク。
走り初めのパンクはホントに勘弁してほしいのに…。
道ばたで迅速に修理をおこないます。
気を取り直して再出発。
この日は100km超を走る予定ですが
道は平坦なうえに
コンクリートがとても滑らかなので
すごく走りやすい。
ヤギの亡骸をついばむワシ。
大型猛禽類が
さらっと登場してくるあたり
アフリカにやって来たなと
感じてしまう。
草を食む牛たち。
かなり痩せてるのが気になります。
肥えてないから美味しそうじゃないけど
この牛達も
食べられるんだろうか?
昼過ぎに「メウエ」という町に到着。
熱心な客引きに寄せられ
ガーナ人夫妻が営む
レストランで休憩することに。
牛肉が入ったこちらの米料理が
かなりの絶品。
魚や米をふんだんに使う
西アフリカの料理。
日本人の口に合うのは
間違いありません。
午後からも快調に走りつづけます。
怪しい空模様。
後から知ったことですが、
この日頃からセネガルは
3か月ほどの
短い雨季に突入したそう。
するとやはり
突然のスコールに降られ
道路脇の東屋で雨宿り。
短時間で一気に降るのが
この地域の雨季の特徴だそうです。
15分ほどで雨は上がり走行再開。
赤土が印象的なこのあたり。
道ばたには
アフリカの象徴でもある
バオバブの木が堂々と
生えていました。
130kmほどを走ったこの日は
「ティエス」の街に到着。
セネガルでもかなり大きな街だそうですが
高いビルなどはなく、
あまり人で溢れかえってもいないようです。
街の外れの宿へ。
敷地内でテントを張って
¥600で泊まらせてもらう
話だったのですが、
夜中に雨が降りそうなので
倉庫で寝させてもらうことに。
サン・ルイ出発3日目、
目的地のダカールまでは70km。
西アフリカ走行最終日ということで
最後まで安全運転!
夕べ激しい雨が降ったこともあってか
空の抜けるような青が気持ち良い。
ただ首都に向かっているので
着実に車の量は増えています。
ダカール中心部まで20kmの郊外に突入。
待っていたのは
先の見えない渋滞と
水はけが悪く汚水にまみれた道路。
どこの国であれ
首都を走るのは気持ちのいいものではないです。
さらに進むと
行き場のない雨水が溢れ
湖と化していました。
ため息をつきながらも
う回路を探しつつ
少しずつ進む。
それでもめげずに進み続け、
ついにセネガルの首都「ダカール」に到着しました!
ちなみに後ろに見えるのは、
2010年に北朝鮮に企業によって建てられた
「アフリカ・ルネサンスの像」。
当時の大統領が考案し、
像自体の存在意義があるのかと物議を醸しまくったそうです。
ジブラルタル海峡を渡ってやって来たアフリカ大陸。
モロッコから大西洋沿岸を南下してきましたが、
大陸の西側を走るのはここダカールで終了。
今度は東側へと飛行機で移動するわけですが、
その前にダカールでのんびり一休みしていきたいと思います!