のんびりバルセロナ

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【362日目 14,113km】

 

 

ユーラシア大陸の終盤となる国・スペインに到着。

先を急がず

まずはバルセロナの街を楽しむことにします。

 

 

 

街の中心に位置しており

バルセロナの象徴ともいえるのは

あまりにも有名な「サグラダ・ファミリア」。

 

これまで各国の偉大な建築物を見てきましたが、

その中でも

間近ではじめて見た時の衝撃はトップレベルです。

とにかくデカい、そして美しい。

 

 

 

建築家アントニオ・ガウディ

の設計に基づき、

1882年に着工された

未完成の教会。

完成予定はガウディ没後100年の

2026年になるそう。

 

 

 

実は数年前、当初申請していた

工事作業の期限を超過してるのが発覚し

違法建築となってしまったそう。

カトリック教会がバルセロナ市に

およそ47億円の解決金を払うことで

落ち着いたらしいです。

 

 

 

それでも毎日ものすごい数の

観光客が訪れており

支払いの目途はたっているそう。

なんせ入場料は¥4,000なので

ものすごいお金が動いてます。

僕は外から眺めるだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて向かったのは街の高台にある「グエル公園」。

こちらもサグラダ・ファミリアと同じく

ガウディの作品です。

 

地元の実業家「グエルさん」とガウディが

芸術と自然が溶け込んだ住宅地をつくろうと張り切ったものの、

発想がぶっ飛びすぎてて誰も住もうとせず

市の所有になってしまったというこの公園。

 

 

 

見晴らしは抜群で、

バルセロナの街を見下ろし

向こうには海の見える最高の場所。

ガウディは純粋無垢な感性を持った人

だったんだろうなというのが

感じられる場所です。

 

 

 

この公園の人気スポットが

階段の真ん中に居座るトカゲ。

まあ、ただのトカゲなんですけど

みんな写真撮っていたので

撮ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはガウディのライバルである

建築家ドメネクが設計した「サンパウ病院」。

 

芸術には人を癒す効果があるとし

施設には多くの装飾が施されている様。

現在、病院機能は隣接する新病棟に移され

ここは文化遺産として保護されています。

 

 

 

という具合に

世界遺産に登録されている代表的な場所を訪れてみましたが

イタリア・ローマと同じで入場料が高く、

長い行列に並ばなければならないものばかりなので

簡単に眺めただけで終わってしまいました。

 

 

 

バルセロナの魅力は街の雰囲気そのもの

だったのではないかと思います。

 

もちろんもの凄い数の人がいるのですが

大都市なのになぜかせかせかした感じがなく、

ゆったりとした印象でした。

これがラテンの国なのか。

夕方にふらふら散歩してる時が一番楽しかった気がする。

 

 

 

商業地区を離れて旧市街に行くと

のんびりおしゃべりしたり

友達とお酒を飲んだりと

みんな楽しそう。

古い建物がいっぱいあって

すごく落ち着く雰囲気です。

 

 

 

スリなどの軽犯罪が多いため

「バルセロナに行くときは気を付けろ」

と散々注意を受けており

少し緊張してたのですが、

実際来てみると

なかなか居心地のいい場所。

 

 

 

バルセロナといえば

世界最強の「FCバルセロナ」。

街角には

スタジアム外では唯一の

オフィシャルショップがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧市街のなかに突如現れた

赤ちょうちんと見覚えのあるキャラクター。

お店の名前は、

「MUTENROSHI RAMEN (武天老師ラーメン)」

 

 

 

店内は和風のものや

ドラゴンボールグッズで

溢れていました。

 

 

 

 

 

 

頼んだのは味噌ラーメン。

日本のラーメン屋さんと

同じレベルとまではいきませんが、

かなり寄せてきてます。

これは美味しかった、

ごちそうさまです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナ滞在中にお世話になっていたのは

現地在住のイタリア人“マルコさん”のお宅。

 

 

 

彼に出会ったのは旅の途中、

ウズベキスタンのサマルカンドでのこと。

偶然同じ宿に泊まっており、

「バルセロナに着いたら家においでね」と

お誘いいただき、別れたのはもう8ヵ月前の話。

中央アジアから遠く離れたスペインでの再会です。

 

 

 

大都市の安宿は盗難トラブルが多く

あまり泊まりたくないので

ものすごく助かります。

荷物も散らかし放題

させてもらいました。

人様の部屋を散らかすな。

 

 

 

日本文化が大好きで来日経験もある

マルコさんの本棚には

漫画がびっしり。

日本語読めないけど

持ってるだけで嬉しいそうです。

日本が愛されるのはこちらも嬉しい。

 

 

 

 

居間で寝かせてもらってたのですが

毎朝、東側の窓から差し込む朝日で

目を覚ますのが本当に気持ち良かった。

というか最近テント泊ばかりなので

屋根の下で寝られるだけで幸せ。

旅の疲れが飛んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

マルコさん宅滞在中は

友達と一緒に

地元のスペイン料理を食べに行ったり、

 

 

 

 

 

 

街で一番と評判の

イタリア料理を食べに行ったりと、

とにかく食べてました。

どれも本当に美味しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナで果たすべき重要ミッションは

自転車のメインテナンス。

スペインを走り終えた後に待っている

この旅の次なるステップへと備えます。

 

 

 

タイヤを交換するつもりでお店に行くと

1年近く走ったのに

タイヤにはほとんどダメージがなく、

むしろペダルやチェーン回りの部品を

交換する必要がありました。

餅は餅屋ですな。

 

 

 

その他予備のパーツも併せて購入。

この先向かっていくのは

自転車ショップなどない僻地です。

期待と不安が高まってきている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナに住むマルコさんに

代理で受け取ってもらっていたのは

日本からの大切な贈り物。

 

 

旅を支援してくださっている

ダイアテック株式会社様 から

GIRO社製ヘルメット「Syntax MIPS AF white silver」

をご提供頂きました。

なんと2019年の最新モデル!!

 

 

 

 

 

イタリア入国の際の

木への衝突事故により、以前のものは

内側の緩衝材が破損しちゃいました。

ヘルメットとして機能しないので

一足先に帰国してもらいます。

また帰ったら会いましょう。

 

 

 

改めて新しいヘルメットで安全を確保しつつ

旅を進めてまいります!

 

 

 

 

 

 

 

結局、バルセロナには5日間も

居座り続けてしまいました。

マルコさん本当にありがとうございます。

 

人生で初めてやって来たヨーロッパで

こうして人との縁をつむぐことができており、

改めて旅の素晴らしさを感じているところでございます。

 

 

自転車もリフレッシュしたし

ヘルメットも手に入ったし準備万端。

ユーラシア大陸最後の国・スペインを走り始めます!