寿司 in アルバニア

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【285日目 10,781km】

 

 

世界遺産の町「ベラト」の後は、

さっそく次の国へと向かうべく

真っすぐ北上していきます。

 

 

相変わらずの良い天気。

相変わらずの平坦な道。

 

交通量も決して多くなく、

朝からのんびりした気分で走っていきます。

 

 

 

広大な盆地の途中、

こうしてときに町が現れます。

高層ビルはなく雑多な感じがしないのが

アルバニアの町。

 

 

 

 

 

あまり声をかけてこない

アルバニアの人々。

鎖国していたことも影響して

外国人に対してシャイなのだろうか。

楽な反面、ちょっと寂しい。

 

 

 

 

お昼に食べたのは

キョフテ(ハンバーグ)とサラダ。

サラダの味付けが

オリーブオイルとバルサミコ酢である

あたりにヨーロッパを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日は100kmを走って

“ドゥラス”に到着。

トルコのイスタンブール以来1ヵ月振りの海です。

 

ブーツの形をしたイタリアとバルカン半島に挟まれ、

地中海の一画を成している“アドリア海”。

この街も夏場は多くのリゾート客で賑わうそう。

 

 

 

夕食にて、「ビーフステーキ」

と書かれたメニューが

¥500だったので頼んでみると

出てきたのは思いっきり豚肉。

食べられれば何でもいいけど…、

嘘つき。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日も変わらぬ景色の中を

漕ぎ進んでいきます。

幹線道路の路肩が狭いのが難点。

 

 

 

 

道は平坦でしたが、

敵は“風”。

数時間にわたって向かい風の中

ゆっくりゆっくり走りました。

 

 

 

 

 

この日の距離は110km。

山がないので楽かと思いきや

風のせいで走り終わるころには

脚がクタクタです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たどり着いた街は「シュコドラ」。

古き良きアルバニアが残っているといわれる

歴史ある街です。

 

街の真ん中に位置する大通りを歩くと

これまでのアルバニアの街にはない

活気を感じることができました。

 

 

 

発展しすぎておらず

路地に入り込めば落ち着いた

雰囲気も味わえます。

アルバニア北部に位置する

この街から、隣のモンテネグロは

もうすぐそこ。

 

 

 

シュコドラの誇る遺跡が

街の南西の外れに位置する

「ロザファ城」。

周囲の城壁が今もその形を

残しています。

 

 

 

 

紀元前の昔、

古代ギリシャ人によって

建てられたこの城。

シュコドラの観光名所であるらしく

多くの人が訪れていました。

 

 

 

 

お城から見下ろす

シュコドラの街。

左側には

モンテネグロとの国境をまたぐ

大きなシュコドラ湖が見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滞在先のゲストハウス。

Warm Showerの利用者があまり多くないのが

この国で残念だったところ。

やっぱり地元の人と交流できたほうが楽しいです。

 

 

 

アルバニアでは3軒目のゲストハウス。

毎度ドミトリー(複数人の相部屋)

に泊まるのですが、

いずれも一人っきりの貸切状態。

誰もこんな時期に

この国を旅行しないということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

街の中心から通りを少し南西に下ると

「Sushi Te Shoki」という

お寿司屋さんがあります。

 

実はここ、

シュコドラの街で1番楽しみにしていたところ。

 

 

 

足を踏み入れると

机やイス、装飾など

和風に整えられた店内。

旅をする日本人にとって

落ち着きの空間です。

 

 

 

 

店主は「横山翔来さん」。

日本から遠く離れたアルバニアの地で

1人お店を切り盛りされています。

ご自身も旅人として

世界を巡っていた最中、縁あって

シュコドラで開業することになったそう。

 

 

 

外国人の経営する和食レストランに

行ったこともありますが、

やはり日本の方が調理するのを見ると

落ち着きが感じられます。

滑らかかつスピーディーな手つき。

 

 

 

 

こちら「海老天ロール」。

付け合わせのから揚げと味噌汁も美味!

海外でお寿司といえば

“握り”よりも“巻き”だそうです。

地元の人も来店して

美味しそうに食べてました。

 

 

 

 

 

 

お店を開くに至った経緯、今後の展望など

旅の話を交えつつ色々お話させていただきました。

 

現地の人との交流ももちろんですが

海外での日本の方との出会いは本当に刺激的。

人生是、旅の如し。

それぞれの生き方で我が道を行く旅人たち。

 

↓横山さんのブログもぜひご覧ください!

http://albania-kaigyou.blog.jp/

 

 

 

 

 

 

昼に寿司を食べておきながら

夜は、この1週間で3枚目のピザ。

文化的にも閉鎖的だった

アルバニアにおいて

アドリア海対岸のイタリアからは

割と文化が入ってきたそうです。

 

 

 

通りを歩けばピザ屋さんだらけ。

1人には十分のこのサイズで

たった¥350!

そして味も申し分なし。

 

 

 

 

 

本場イタリアに到着する前に

食べ飽きてしまうのでないか、

という深刻な問題が懸念されております。

 

しばらくピザ自粛しよ。