首都アンカラ

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【235日目 8,772km】

 

 

2晩お世話になった

サヴァシさんの家を発って向かうのは

いよいよトルコの首都「アンカラ」。

 

 

 

クルッカレから1つ山を越え

60km足らずを走ると、

交通量も増え

都市の雰囲気が漂いはじめます。

 

 

実を言うとこの首都・アンカラ。

あまり見どころもなく面白い場所じゃないと、

トルコの人たちからも聞いていたので

立ち寄るべきか迷っていました。

 

しかし、

走行ルート上避けた方が遠回りになるし、

大国の首都の様子を少しでも覗き見るべく

訪れてみることに。

 

 

ということで到着しました「アンカラ」。

気がつけばトルコ入国から5週間以上が過ぎ

中国に次ぐ長期滞在国になってます。

 

繁華街の中心に建てられているのは

現在も国民からの絶大な支持を集める

初代アタテュルク大統領の像。

 

 

 

やはり首都だけあって

トルコでは見たことのないほどの

高層ビル、

そして人の数。

活気に溢れています。

 

 

 

 

 

中心部にある城壁にのぼると

360°広がるアンカラの都市が

見渡せます。

あまりの広さに

その端は見えないほどでした。

 

 

 

 

 

 

 

クルッカレで出会った

うどん職人兼・織物職人兼・高校教師の

サヴァシさんから

「アンカラに友達いるよ」

ということで紹介してもらい、

お世話になったのは“アイジャンさん”。

 

 

 

まだまだ駆け出しだそうですが、

ファッションブランドを立ち上げ

自ら製作した服を販売している

デザイナーさん。

家がそのまま工房になっています。

 

 

 

 

当然、服飾文化の造詣は深く

日本の“藍染め”にも挑戦している

アイジャンさん。

こうして海外で日本文化に出会うと

誇らしい気分になります。

 

 

 

 

 

 

 

お邪魔させてもらったのは

アイジャンさんと

彼女のお手伝いをする友達が

共同生活をする

シェアハウスのようなところ。

 

 

 

 

都会らしく

モダンで何ともハイカラな部屋。

これまで色々なお宅に

お世話になりましたが

一番おしゃれな部屋でした。

 

 

 

 

 

 

 

この日はモデルとなる友人を招いて

ネット販売用の広告写真の撮影会。

リビングがそのままスタジオになります。

 

 

 

こないだ田舎の村で

のんびり暮らす人に

お世話になったばかりだけど、

都会の若者はエネルギッシュで

面白いことやるなあと

ぼんやり眺めてしまいます。

 

 

 

自分たちで撮ること自体が

初の試みらしく、

あーでもないこーでもないと

撮影はかなり長い時間に

およびました。

 

 

 

 

 

 

 

そして夜はなんと“巻き寿司”をつくることに!

こないだのうどんといい、

嬉しいことに日本食が続きます。

 

 

旅に出て実感しているのが、

我らが国民食“スシ”は

本当に世界中で愛されているということ。

 

この時だって、

「スシをつくろう!」と決まると

彼女たち歓喜に沸いていました。

 

「日本から来たんだよ」と伝えると、

“イチロー”よりも“ケイスケ・ホンダ”よりも

とにかく“スシ”なんです。

 

 

 

酢飯のつくり方や具材の味付けを

監修させていただきました。

レストランや居酒屋で

バイトしてて本当に良かった。

料理すること自体が

良いコミュニケーションになります。

 

 

 

海苔や乾燥シイタケも

流通しているトルコ。

これまであまり良い醤油に

出会えていなかったのですが、

トルコ産の醤油はかなり日本のものに

近くて美味しかったです。

 

 

 

アンカラの日本食レストランでは

たった6切れで

¥1,000近くもするそう。

手作りならば安くて旨い

スシが食べれちゃいます。

やっぱり日本食が美味しい。

 

 

 

 

 

 

ほんの1カ月前にやってきたばかりの国で、

ありがたいことに

人から人へと出会いをつないでもらっています。

 

 

険しい山と厳しい寒さの道中にあふれている

温かい出会いの数々のおかげで、

トルコは忘れられない国になりそうな予感。